うちのアパートの下の階には新婚さんが住んでいて、越してきた去年の秋は、よく覗かせてもらった。
裏の物干し場に面した部屋が寝室で、いつも明かりをつけたままセックスするのが、カーテンの隙間から見えた。
旦那はスポーツマンタイプ。奥さんは小柄で色白。若い頃の斎藤由貴似の美人。
色の違うふたつの体が絡み合う姿に、いつも興奮させてもらっていた。
とにかく、毎回のセックスが長い。一回戦だけなのに長い。
ベッドでの濃厚なキスから、旦那の徹底した愛撫。
小一時間かけて全身を舐める。
最後にこれまた濃厚なクンニ。奥さんは何度か絶頂に。
それから反対に奥さんの愛撫。
清楚な見た目と裏腹に、音が外まで響く濃厚なフェラ。
たいてい全身、尻まで舐める。そしてようやく挿入。
数回体位を変えて、後半は奥さんはイキッぱなしに。
でも、騎乗位だけは恥ずかしいといつも拒否してた。ついこの前、久しぶりに覗いたら、レースのカーテンだけでセックスしていた。ほとんど丸見え。
ちょうど旦那が脚先から付け根まで舐めてるところ。
奥さんはガクガクのけ反っていた。
フェラはいつもより長く、旦那は口内でフィニッシュ。
奥さんはためらわずに飲み込んで「いっぱい~」と可愛い声で言うのが聞こえた。
休憩もはさまず、すぐに挿入。正常位からバック。そのまま横になり、なんと騎乗位。ここまでで覗いてから二時間弱。
騎乗位で激しく突かれ、二人は同時にフィニッシュ。
当然中出し。倒れ込んだ奥さんをぎゅと抱き締めて何度もキス。
そのまま始めた三回戦も夜更けまで。奥さんは旦那の名前を呼びながら「こうちゃん、イクッ!イクッ!」と数え切れないくらい絶頂に達していた。
ふと見ると、奥のハンガーに迷彩服がかかっていた。
隣町には自衛隊の駐屯地がある。翌日の夕刊で、その駐屯地から300人が被災地へ災害派遣に向かったという記事を読んだ。