高3の冬。
私の家の地域は田舎で誰も使わなくなった小さな工場や廃れた空き家などが点々としている、不気味なくらい静かな場所だった。
私は進学先が推薦で決まっていたこともあり、時間に余裕があったのでアルバイトをしていた。
ある日バイトを終えて帰る途中、道沿いにある空き家から甲高い女の人の声が聞こえてきた。
いつもは静かなとこで何も聞こえないから、(なんだろう?)と立ち止まると数回声が聞こえてきたので、びっくりしながらも建物を覗いてみた。
私が近づくと同時に声も近くなる。
だけどどこにいるか外からじゃ分からなかったので戸を開けてそーっと入ると、向かいの一室に女性同士で抱き合っているのが見えた。
ギリギリまで近づいて見たところ、一人は上半身裸の状態、もう一人は薄着ではあったけどちゃんと服を着ていた。
上半身裸の子はスカートの柄が私の高校と同じだった。
目を疑って、(誰だろう?)と思ったら、学年で人気の可愛い子。
友達が多くて男子からの人気もあるのに、なぜか彼氏ができない、できてもすぐに別れるって感じの子だったので、ここでその理由が判明。
(彼女、レズだったんだ)
ただもう一人は、スタイルが良くて長い黒髪の美女だけど、私服だし顔も見たことがなかった。
とりあえず私は二人のエッチをある程度見たあと、気づかれないようにさっさと帰った。
それから半月が経ったある日、私はバイトのヘルプとしていつもとは違う店舗に向かった。
一通りシフトインしてる方々にあいさつをしていたら、清潔感のある黒髪と凛々しい顔立ちの女性がいた。
きれいな人だなと思いつつ、あいさつをしに行ったとき、その顔にピンと来た。
あの日、空き家で人気の女の子と一緒にレズってた人だ。
実際、目の前にすると、あのときの悪戯っぽい顔とは違って、クールで美しい大人っぽい顔だった。
とりあえず仕事は仕事なので特に気にしないようにして仕事をしていたけど、やたら彼女の視線を感じる。
ヘルプだし気にされてるのかなーと気にはしなかった。
店は閉店時間になり店内は薄暗くなる。
クローズ作業中に彼女が声を掛けてきた。
「普段はどこの店舗で働いてるの?」
「◯◯店です」
「そうなんだ。今日、このあとどっか食べに行かない?嫌だったらいいんだけど、お腹空いちゃって」
確かにもう夜遅いし迷ったんだけど、本当に凛とした美しい人だったのと、機嫌を損ねられても困ると思ってOKしてしまった。
連れて行かれたのはイタリアンテイストなお店。
やっぱり美人な人はこういう大人っぽいお店を知ってるんだなと思っていると・・・。
「私の家、すぐ近くなんだけど、このあと寄ってってよ。疲れてるなら仮眠とかしてもいいし」
ヘルプ先から家まで遠いし、明日はバイトないし、家にいてもすることないし、こんな美人な人の家にお邪魔できることも滅多にないからと思って言葉に甘えることにした。
家に入ると柑橘系の香りがして、すごいお洒落な気分になった。
女の人は冷蔵庫からキンキンに冷えた缶ビールを取り出して一人で飲んでた。
適当に話しながらテレビを観ていると、夜中の1時くらいだったかな、話しも尽きてきた頃、「お風呂入りたい?」と聞かれた。
確かに汗もかいていたし、このまま寝るのはちょっと嫌だったので、「じゃあシャワーだけ浴びてもいいですか?」と言うと、「一緒に入ろっか~」と言ってきて・・・。
酔ってる感じだったし、断っても長引きそうだしと思って一緒に入った。
誰かとお風呂に一緒に入るなんて、中学のときの自然体験活動の宿ぶりだなーなんて思いながらシャワーを浴びて、湯船にも浸からせてもらう。
彼女がシャワーを浴びている。
湯船から彼女の体が見える。
背筋はピンと伸びてるし、濡れた黒髪も見惚れてしまうほどきれい。
腕も細くてお腹もくびれてる。
脚も長くて、太ももがいい感じの太さ。
胸は私と同じくらいの大きさでDカップくらいだけど、全然垂れてなくてツンと上を向いたおっぱい。
乳首もピンクでちょっと可愛い。
見惚れていると、「女の子の体、興味あるんだね」と言われて、ハッと思い出した。
彼女が学年人気の女の子としてたことを完全に忘れていた。
しかも今、2人とも裸でお風呂の中。
「ち、違いますよ!!」
そう否定したけど、慌ててしまって信憑性がまったくアピール出来てない。
「ほらー、顔が赤くなってきたよー?」
「お風呂だから、そりゃ赤くなりますよ!」
私が返しても、何を言ってもお構いなし。
だんだん彼女の顔があの日のあのときの悪戯っぽい顔になっていくのが分かって、心臓がバクバクしてきた。
彼女もシャワーを浴び終えて湯船に入ってきた。
もう展開は分かっていた。
私を少しずつ湯船の端に追いやり、彼女がゆっくりと顔を近づけてきた。
「女の人とは初めて?」
聞かれて、頷くしかなかった。
唇が触れ合う。
お風呂だからかすごく熱い。
すぐに舌を入れてきた。
正直、男性とのキスより柔らかくて、いやらしい気持ちになっていく。
湯船にお互いの唾液が垂れていく。
私の肩を押さえて耳を舐めたり鎖骨を舐めたりしてきた。
「さやか(私)の体、好きかも」
そんなことを言われても、どうすることもできない。
(人気の女子とキスした舌で今、私はキスされているんだ)
そう考えると、とても興奮して舌の動きが速くなってしまう。
キスしながら胸を揉まれる。
乳首を摘む指が細いのですっごく気持ちいい。
お互い熱くなりすぎて湯船を出たけど、すぐに床に押し倒されてキスが続いた。
胸を揉む手は次第にクリトリスに伸びていく。
指が細いのでクリトリスを横から摘まれる。
ほんとにいやらしい顔をしてくる。
「これ、されたことなんかないでしょ?」
お風呂の中なので異常にヌルヌルしているのがわかる。
なんの抵抗もなく、穴の中に指が1本入る。
すぐに2本目が入った。
穴を器用に弄られながらクリに吸い付いてきた。
ほんとにおかしくなるくらい気持ち良かった。
「やっぱこれ?みんなおんなじ顔するんだよね」
いたずらっぽい顔がほんとに可愛くてエロくて耐えきれない。
「そろそろ限界でしょー、イッちゃっいなよ、見ててあげるから。ほら」
この言葉に甘えて私は体をうねらせながら激しく声を出してイッてしまった。
ゆっくり唇にキスをされたのを最後に記憶がなく、気づいたら朝ベッドで彼女と添い寝をしていた。
彼女はあの後、どうしたんだろう。
意識がない私をベッドに持ってった後、ベッドでさらに犯されてたのか。
色々考えたけど分からなかった。
結局、昼頃に彼女が起き出したので、「帰ります」と伝えて私は家を出た。
彼女は「またね」と、可愛い顔で言ってきた。