東京の大学に合格した時、いきなり一人暮らしするのもアレなので、先に東京の大学に進学していた姉の家にしばらく居候することになった。
姉は3歳年上で、僕が大学に入学した時、ちょうど4年生になったところだった。
姉は◯◯市の2DKのアパートに住んでいて、僕が東京に出てくると、物置のようになっていた一部屋を僕に提供してくれた。
姉は美大に通っていて、正直なところまともな就職活動もしておらず、結構破天荒な暮らしをしていた。
男女を問わず、よくうちのアパートに大勢の友達が遊びに来て、夜中まで飲み会などが開かれ、そのまま全員雑魚寝して朝を迎える・・・なんてことがよくあった。
僕はそんな姉の友人たちに色んな意味で可愛がられて、まだ未成年だったが、酒宴に無理やり引き込まれたりもした。
ある日、また姉の友人たち数名が、うちのアパートで酒を飲みながら、あーだこーだと語りあっていた。
僕も仲間に引き込まれて、どんどんと酒を飲まされ、ついに僕は酔い潰れて、便所で便器に突っ伏しながら眠り込んでしまった。
それからどれぐらい時間が経ったのか、不意にすさまじい寒さで目が覚め、腕時計に目をやると夜中の2時を過ぎたところだった。
割れるように頭が痛く、無理な姿勢で寝ていたおかげで体がすぐには動かなかった。
(とにかく部屋に戻ろう)
そう思って立ち上がろうとしたとき、ドアの向こうの部屋から微かに、女の人の吐息らしき声が漏れ聞こえてきた。
耳を澄ますと、快楽を押し殺すような妖しい吐息が、リズミカルな肉のぶつかる音と共に規則的に響いてくる。
僕はトイレのドアを、音を立てないようにそっと開けた。
すると、姉の上にさっきまで一緒に飲んでいた友人の1人がのし掛かって、激しく腰を振っていた。
その友人は姉の脚を自分の肩の上に乗せ、より深く自分の性器を姉の奥に突き刺そうと強引に腰を押し付け、姉の身体を押し潰さんばかりに揺さぶり動かしていた。
そして左手で乱暴に姉のおっぱいを揉み込みながら、大きな口を開けて姉の唇を貪っていた。
いったい目の前で何が起きているのか、しばらく呆然として、僕は状況が理解できなかった。
姉とその友人はまるで機械のように規則的に腰を動かしながら、獣のようなセックスに没頭していた。
酒のせいもあり周りのことを一切気にせず、ひたすら行為に夢中になっていた。
と、不意に上の男が小さな声で、「イクッ・・・」と声を漏らすや否や、スルッと姉の性器から自分の性器を抜いて、姉の腹の上に射精した。
男の自分から見ても凄い量で、男がいかに姉とのセックスに興奮していたのかが分かった。
男はそのまま横にばったりと倒れ、快感の余韻に浸りながら目を閉じていた。
するとそれまでドアの陰で見えなかった別の友人がするすると現れ、おもむろにズボンを下ろし、腹に張り付かんばかりに怒張した性器を姉の中に躊躇なく突っ込んだ。
「この女、マジで気持ちいいわ・・・」
隣で寝ていた男が姉のことをまるで物扱いするかのように言い放った。
「・・・うん、すごい・・・」
もう1人の友人の男は、まるでデリカシーの無い自分の快感本位の腰の動かし方で、必死にセックスをしていた。
正直、その男は不細工で、普通の恋愛では決して姉と性行為させてもらえるようなレベルの男ではなかったが、この機に乗じて姉を好きなようにしていることが僕には悔しくてたまらなかった。
男はこの千載一遇の機会を楽しもうと、猛烈な勢いで姉の口に自分の舌をねじ込んだり、胸をひたすら揉みながら乳首を口いっぱいに頬張ったり、体中を舐め回しながら自分の腰を姉に打ち付け、ものの2~3分で果ててしまった。
姉の腹の上に2人分の男の精液が混じり合って広がっていた。
男は行為が終わった後、携帯電話で姉の身体の色んな部分を写真に撮りまくっていた。
姉はぐったりとして、そのまま倒れていた。
男たちは、しばらくすると服を着て、そそくさと家を出て行った。
誰もいなくなった後、僕は裸で大の字に横たわる姉を見下ろしていた。
今なら何をやっても覚えていないだろう。
仮に何かを覚えていたとしても、それはあいつらのやったことにしてしまえばいいのだ。
そう自分に言い聞かせ、僕はとりあえず姉の胸を揉んでみた。
初めて触る大人の女性の身体だった。
柔らかかった。
僕は姉の胸を揉んだ。
揉むことによって指の間から出て来る乳首を口に入れて、夢中で吸った。
たまらなくなってズボンから自分の痛いほど硬くなった性器を出した。
姉の胸を揉みながら擦ったら、後にも先にもこんな量の精子がこんな距離を飛んだのは見たことが無いというくらいの凄い射精をした。
未だにこれを超える快感はない。
そのくらいすごい快感を伴った射精だった。
射精すると、僕は冷静さを取り戻し、すぐに姉に服を着せて、布団を掛けてやった。
まるで何事も無かったかのように・・・。
翌朝、ぼさぼさの頭を掻きながらグッタリとした様子で起きてきた姉は、何も覚えていないらしく、僕に昨日何があったのか聞いてきた。
僕は、自分も酔い潰れて寝てしまったので知らない、と言った。
さすがに何か違和感を覚えているようだったが、2日酔いのせいもあって、それ以上は追及してこず、その後身だしなみを整えて、普段通りに学校に行った。
その後、何度か姉のアパートでは飲み会が開かれたが、何かを察知して警戒していたのか、姉は以前ほど泥酔することはなく、姉の性行為をその後見ることは無かった。
それから1年が過ぎ、姉が大学を卒業するタイミングで、僕は姉のアパートを出て一人暮らしをするようになった。
僕の頭の中にはあの時の記憶が今も強烈に焼き付いており、今でもたまに、その記憶を蘇らせながら自慰行為をしている。