男の人って、一度は痴漢したくなる瞬間があるらしいですね。
でも、もし発覚したら逮捕されて人生が終わるので我慢しているのでしょう。
私はこれまで同じ女性として、痴漢されて嬉しいとか、気持ちいいなんて人はいるはずがないと思ってました。
私自身も今までに何回か痴漢に遭いましたが、手を払ったり睨んだり、痴漢にはうんざりしていました。
でも今回は違ったんです。
私は40歳の人妻OLで、その日もいつもの満員電車に乗りました。
そしたら誰かが私のお尻を撫でてきました。
すぐに手で払いのけましたが、何度払ってもしつこく触ってくるんです。
あえて周りに『この人痴漢です』ってわかるように、オーバーアクションで手を払いのけました。
すると、やめるどころか、余計に強引に触ってきます。
(何この男?!)
そう思ったのですが、その男が大胆な行動に出る理由はすぐにわかりました。
周りから何本もの手が伸びてきて私の腕を掴み、私は拘束されたようになったんです。
お尻を撫でられ、胸を揉まれ、私は体中を弄られ始めました。
まさかと思いましたがそのまさかで、今私の周りにいる男たちは全員痴漢。
そうです、私は集団痴漢されているんです。
予想外の出来事に頭はパニックです。
40代のおばさんになって集団痴漢されるなんて・・・。
(え?え?)
びっくりしているうちにシャツのボタンを外され、スカートは捲りあげられ、半裸状態にされました。
(ここは電車の中よ!なんで?)
今思えばバカなことですが、その時の私は、この異常なシチュエーションのことで頭がいっぱいでした。
そして、その時の極度の緊張状態が、逆に神経を研ぎ澄ましました。
何本もの痴漢たちの指先の動きまで感知するまでに。
そのことが裏目に出て、痴漢の手がスカートの中に入ってきて、私の敏感なところに軽く触れられた途端、今までに感じたことがないくらいの痺れるような快感が襲ってきたんです。
(う・・・嘘・・・やばい!)
驚きと同時に、このままだとまずいことになるのが察知できました。
必死に手を振りほどいて逃げようと試みましたが、がっちり掴まれていて男の力に敵いません。
胸を揉まれると、嫌々ながらも心地よい感覚が容赦なく私の力を奪っていきます。
そして指先が一番敏感な部分を攻めはじめました。
強制的に襲ってくる性的な快感。
(なんで?なんでこんなので感じるの?)
続けられると濡れてくるのがわかりました。
また違う指が後ろから楽しんでいます。
さらに違う男が私の下着に手をかけ、膝まで下げられてしまいました。
すぐに私が濡れていることがバレて、その痴漢は大胆にも指まで入れてきました。
満員電車の中で知らない男の指の侵入を許しているんです。
なのに私の体は拒絶するどころか、痴漢に指が動かしやすいように、さらに愛液を分泌させているんです。
私はたまらず涙が溢れ出てきました。
痴漢は指をリズミカルに動かし始めました。
すると、絶望とも言える熱い感覚があそこから這い上がってきました。
(こんなやつらに体を弄ばれるなんて・・・)
悔しい気持ちでいっぱいになりながらも、熟女な私の肉体は私自身を裏切ります。
(いや!いや!いや!)
そう頭の中で叫びながら太ももを震わせ、私は我慢できずにイッてしまいました。
私が絶頂に達したことに気づいた痴漢たちは手を引っ込めて、駅に着くと同時にまるで何もなかったかのように人混みの中に消えていきました。
幸いにも、服を破かれたり、精液をかけられたりとかはありませんでした。
悪夢だったと思いたかったのですが、あそこがびっしょりと濡れている感覚と、体に残る絶頂の余韻が現実だったことを訴えてきます。
集団痴漢されてから数日後のこと。
うちは月に2、3度、夫婦の営みがあるのですが、夫とセックスしても全く感じないんです。
「体調悪いの?」と心配してくれる夫。
「うん、ちょっとね」
本当のことが言えるはずもなく、自己嫌悪の私・・・。
あの集団痴漢以来、私の体は変わってしまったようなんです。
夫とのノーマルなセックスでは感じない体に・・・。
どこかでまた集団痴漢されることを望んでいる私を嫌いになりそうです。