書道塾を開いています。主人が塾長で、あたしが助手です。
主人は、書道界では重鎮に属する人物で、実は48歳の私より15歳も年上なんですよ。
最近はその年齢のせいもあって、主人の体の自由も利きにくくなっており、糖尿病やら心臓病やらで薬漬けの毎日でございます。
そんなわけで、ここ数年、塾は師範代の私が切り盛りしております。
塾生といっても、年々入塾される生徒さんが減ってきております。
私たちには子供がありませんので、子供たちが家にいることをとても幸せに思うんですよ。
学生さんは、高校生ぐらいでお辞めになるのがほとんどで、やはり受験勉強のほうが大事ですからね、しょうがないことなんですけどね。
師範代として、私、辞めていく思春期の男の子には必ずしてあげることがあるんです。
それは「筆おろし」です。
恥ずかしいんですけど、お話しますね。
このあいだ、直樹君が春に高三になるので、もう辞めたいと言ってきました。
私は、
「そうね、そろそろお勉強にも力を入れないとね。お習字はもう十分、上手になったから、先生からご褒美をしてあげたいんだけど。こんどの日曜日の三時ぐらい空いてるかな?記念作品を作りましょう」
そう言って、彼の表情を窺いました。
「え?三時ですか。いいですよ。来ます」
こうして、筆をおろしてあげる子には、いつも日曜日の午後、誰もいない教室に来てもらうことにしています。
主人は、土日には書家の集まりなどで、地方に出かけることが多いんです。
直樹君は、目の大きい、十七歳にしては、まだまだ幼さを残した、ちょっと華奢な男の子です。
メガネをしていて秀才タイプに見えます。
実際、よくお勉強はできるそうで、地元の国立大学の理学部を目指したいと言ってました。
日曜日の午後、約束の時間に彼はやってきました。
「ごめんください」そう言って玄関の引き戸を明けました。
「いらっしゃい。さあ、上がって」
「先生。こんにちはぁ」
お茶とカステラを出して、少しお話をして、何気なく条幅の用意をします。
「何を書こうかしらね」彼に一応聞いてみますけど。
「そうですね、佳氣満高堂なんかどうでしょう?」と直樹君。
「いいね。先月、練習したものね」
塾で用意した太筆と墨汁を使って、書いてもらいます。
若い青年の真剣な眼差しと、作品をながめながら、私は平静を装って口を開きます。
「ねえ、なおき君は、彼女いるの?」
えっ?という表情で私を見ました。そしてすかさず、
「い、いませんよ」
「だったら、先生が筆おろしをしてあげようか」
「は?筆ですか?更(さら)の筆をいただけるとか・・・」
完全に、勘違いをしています。
「違うってば。きみにオンナを教えてあげようかって言ってるの」
まだ、要領を得ない表情だった。
「あのね、男の子が童貞を捨てることを筆おろしって言うのよ」
「・・・」
「いい思い出になればと思ってね。もう最後だから、先生がしてあげる」
和服の私は、彼の前で帯を解き始めました。
「せ、先生がぼくの最初の女性になってくれるんですか?」
やっと、彼は理解した様子でした。
「私はみんなにそうしてあげてるの。もちろん男の子にだけよ」
帯止めを口に咥えて答えます。
「信じられないけど、ぼく、うれしいです。したいです」
やっぱり男の子ね。 正直なもんです。
「こっち来て」
用意した別の部屋にはお布団が敷かれてます。
「あなたも脱いで、そこに横になってね」
坪庭が見えるその部屋は、ちょっと暗かったけれど、そのほうがいい雰囲気なのね。
お香を焚いてあって、白檀の香りでお部屋は満たされています。
「いい?出して」
「え、あ、はい」
直樹君は、もぞもぞとズボンを脱ぎ、トランクス姿になりました。
「ほら、ちゃんと見せなさい」
私は、トランクスも脱がせました。
ぴょんとバネの効いた男の子が飛び出しました。
細いけど硬そうです。
それに長い・・・
まだ完全には剥けていませんでしたが、私が軽く皮を触るとつるりと顔を出しました。
洗ってないから、若い匂いがします。
恥垢はそんなに溜まっていず、よく剥いてお手入れしている様子がうかがえます。
透明感のある赤い先端は、今にも爆発しそうに張っています。
「立派よ。なおき君。先生、驚いちゃった。もうこんなに大人なんだ」
「は、はずかしいっす」
「じゃ、ちょっと気持ちいいことしようね」
私は文机に手を伸ばし、筆を取りました。
そして、端渓の海に穂先を浸し、たっぷりと水を吸わせ、その尖った先端を彼のもっとも敏感な鈴口に当てます。
「おおっ。冷たい」
「うふっ。どう?」
「くすぐったいです。先生」
ピクピクする若い竿に筆先を沿わせて、含んだ水を塗りつけるようにそっと撫でます。
「あうっ」
腰がひとりでに、浮き上がります。
たいていの男性は同じような反応を見せます。
「おもしろい。ひくひくしてる」
筆先は彼の敏感な部分を縦横にいたぶり、カリをすくいます。
「あひっ。もうだめかも」
「出ちゃう?じゃあ、こうしてあげる」
そう言って、ぱくっと口に含んでやりました。
「うあ。先生・・・」
血液が充満して熱くなっています。月並みですが火傷しそうなくらい。
とんがりを頬の内側に当てて、頬が膨らむのを楽しみます。
吸うと、カリが広がるのも頼もしいものです。
今度は舌で裏筋を舐め上げます。
スモモのような柔らかな先端を吸って、ぶどうを食べるように舌を使いました。
ぬちょ。べちょ。
「せんせ・・・そんな・・・」
たっぷり唾液で濡れた無垢な雄の器官が湯気を上げて立ち上がっています。
実は私も、じゅくじゅくに濡れてしまっていました。
襦袢の中は、もとよりなにも付けておりません。
もう、限界に近いらしいので、このままではかわいそうになり、私は急いで直樹君を跨ぎ、その熱く硬い柱を自らの火口に導きました。
大きな目を見張って、直樹君、緊張の一瞬です。
「先生・・」
「いい?入れるよ」
じゅわっと、押し開かれる肉の筒・・・
見た目より中で感じるほうが太い・・・
「あ、あっ」
直樹君は教えてもいないのに、腰を上手に使って私を突き上げます。
やっぱり長いのか深いところに届きます。
騎乗位なので、届きやすいのですけれども。
「あ~ん、いい。なおき君。そう。そうよ」
「先生、あったかい」
私は着物をはだけて、垂れたお乳を外に出し、彼の手をつかんで揉むようにと持ってきました。
「そうよ。お乳も可愛がってやって」
黒味を帯びた乳首をもてあそばせます。
「柔らかいです。先生のおっぱい」
「うふん。いいわぁ」
前にかがんで彼の赤い顔に私は顔を近づけて口を吸ってあげました。
お乳が、彼の薄い胸板に押し付けられて左右に流れる始末。やっぱり歳ね・・・
舌を入れて、唾液を飲み合うような激しいキス。
もう、彼の口の周りがベタベタになっています。
「先生、ぼく、もう」
「いいわよ。逝って。出して。先生の中に」
「いいんですか?」
「もう、この歳で妊娠はないわ。思いっきりちょうだい。なおき君の最初のアレを」
「はい、逝きます。出します。うおおおお、うあ~っ」
鬼のような形相で激しく腰を打ち付けてきて、最後に、私は彼の腰で持ち上げられたの。
「ああん」
「せ・せんせ・・」
そうしておびただしい青い液体を、直樹君は私の胎内にぶちまけたんです。
「ああ、くれるのね。なおき君・・・」
しばらく、二人は抱き合って重なっていました。
直樹君の分身は初めての大仕事を終えて力なくしぼみ、私からこぼれ落ち、二人の体液で混じった熱い流れが泡を含んで敷き布団に染みを作っていきます。
書道教室はこれだから止められない。
私が卒業させてあげた男の子はもう何十人もいるのですから。
でも彼らとの約束は、二度と、私の前に現れないこと。
それは、今のところ、みんな守ってくれています。