先週の土曜日、会社の同僚に誘われて合コンに参加した。
相手の女の子たちは某建設会社の受付嬢とのこと。
期待に胸を膨らませ、居酒屋へ。
待つこと数分、4人組の女性達が入ってきた。
「こっちですよ~!」
今回の合コンをセッティングした同僚が手を振る。
俺はさりげなく彼女たち1人1人を物色し始めた。
と、そこに、どう見ても毎日顔を合わせている女が1人。
姉だ・・・。
(でも待てよ?姉は歯科助手で建設会社の受付嬢なんかじゃないぞ!)
その後、男から自己紹介をした。
当然、姉も俺に気付いていたが、場の雰囲気を壊さないよう黙っていた。
しかし、やる気満々で参加した合コンに、まさか姉が来るとは思わず、いつものように弾けられない俺。
ところが、いつの間にか男女交互の席順に変わった時には、端から見ると俺と姉とがツーショット状態に・・・。
他のみんなには聞こえないように・・・。
「ゆう姉、なんでいるんだよ!お前、歯科助手だろ?」
「あんたこそ!なんでいるの?」
などと言い合っていたから、あっという間に2時間が経ち、2次会でカラオケボックスへ行くことに。
俺はやる気も失せて、1人でピンサロへ行こうと思ったのだが、ほとんど強引に連れて行かれた。
カラオケボックスではお約束のように王様ゲームが始まった。
最悪なことに、俺と姉がまさか姉弟だとは知らない仲間達が、いい感じだと勘違いをしたみたいで、いらぬ気を回して有り得ない展開になり始めたが、今さら「姉弟です!」とも言えず、流れに逆らえずにいた。
結局、俺と姉はみんなの前で何度もキスをした。
時にはディープキスも・・・。
お互い酒のせいもあり、理性が飛びそうになりそうになりながらもなんとかその場を乗り切った。
その後、トイレに行くふりをして姉の携帯を鳴らし、一見お持ち帰り風な感じで一緒に帰ることにした。
週末の繁華街はなかなかタクシーが捕まらず、しばらく歩きながら姉と話をしていた。
「まさかキスすることになるとは思わなかったよ・・・」
「ホント!なんであんたと!」
「それはお互い様!」
「でもさ、あんた意外に上手かったよ、キス」
「マジで?もう1回してみる?」
「うん、しよ!」
俺は冗談で言ったつもりだったが姉は本気だったようだ。
繁華街から外れた薄暗い路地に入ると、俺は姉を抱き寄せてキスをした。
まるで愛しい恋人にするようなディープキスを。
激しく舌を絡めていると、姉の口から時々甘い声が漏れる。
姉はキスで感じているようだった。
その声を何度となく聞いているうちに俺の理性はどこかに飛んでいた。
俺は姉の胸に手を這わせたが、姉は抵抗しない。
それどころか服の上から乳首の辺りを触れるだけで感じている。
「ゆう姉・・・ホテル行こうか・・・」
姉は俺の言葉に少し驚いたようだが、下を向きながら小さく頷いた。
繁華街を抜けた先のラブホへ。
姉は俺の腕にしっかりと腕を絡めて歩いた。