俺が一人暮らしの大学四年生の頃。
 内定が決まり、単位も申し分ない、割のいいバイトのおかげで金もあるし、友達もいる、一つ心残りだったのが、女の子と手すら繋いだことがないことだった…。
 で、ダラダラと実家で夏休みを過ごしていた夜9時ごろ、妹(高2)から電話がかかってきた。「あー…兄貴?今大丈夫かな?」いつもは幼少の頃から呼んでて、変えるに変えづらい感じの「お兄ちゃん」呼びだったんだが、4年家を空けると成長するってことか。
「大丈夫よー」と答えたが、返事が返ってこない。
 なんだか後ろでモゴモゴ話しているようだ。
「あ、お兄さんですかー?実は…私、麻衣ちゃん(妹)の友達なんですけどー…車を駅まで出して欲しいって麻衣ちゃんが言ってるんですよー」
 わたしじゃないしー!みたいな声が後ろから聴こえてくるが、まあいい。
 送り迎えくらいなら進んで引き受けてやろう。
駅に着いたとき、そこに居たのは四人のJK。
 軽く詳細書くと麻衣(妹):一番背が低く140cm台。
 バスト?ヒップ?何それ。
 シャツ出したりスカート短くしたりボタン開けたりしてるが、俺にとっては昔と変わらないちんちくりん。
 裕美:ブス。
 四人の中では。
 だけどノリいいし話しかけやすくはあるか。
悔しいが脚の絶妙な太さと黒ニーソからできる絶対領域が視線を誘う。
 愛子:裕美よりノリがいい。
 酔うとタメ語になる。
 グラドルの相澤仁美に似てる。
 膝上25愛子mレベルのミニスカとムッチリとした太もも、胸部からフンワリと焼き立ての食パンのように膨らんだ胸…体も相澤級?涼子:四人の中で一番可愛い。
 現在彼氏持ち。
 スレンダー系。
どうやら聴くところによると四人はカラオケオールする気だったらしい。
 じゃあなんで俺が必要なんだ?と聞くと、高校生はオールできないと店員に言われたからだと…なるほど、俺は保護者か。
 「あと…お酒も飲みたいんですけど…ダメですか?」イヤイヤイヤ。
 ダメだろそれは。
 しかし、妹を含めJK四人に頼みこまれるとどうにも断れなかった。
 ダメ童貞だな、俺。
お金は出しますと言うものの、そうはいかないと金も出してついでにお菓子まで買った。
 そんでもってカラオケの料金まで払うって言ってしまった。
 見栄っ張りなダメ童貞だな、俺。
 結局、次運転するのは朝になるだろうから、それまでには抜けるだろうと自分の分まで買ってしまった。
流されやすくて見栄っ張りなダメ童貞である。
 部屋に入ってみると、とても5人座れそうにない席。
 3人部屋の間違いじゃないか?これ。
 とりあえずドア機械俺□愛子□裕美妹涼子っていうカンジにぎゅうぎゅうに座った。とりあえずカラオケ一周したら
 愛子「それじゃーー愛子!アルコール処女を卒業しまーす。」
裕美「なにそれー。」一気に1/3くらい飲んでしまったようだ。
 今のJKってこんななのか…とタジタジしていると次に行われたのが裕美
 「あれやろうよ。ポキズリゲーム。」
 妹「ちょっとー!兄貴いるんだからやめてよ!」と言った束の間、裕美と愛子に全身くすぐりされてあっさり懐柔されてしまった。
妹「おにいちゃん変な事したらぶっ殺すよぉ!」を最後の台詞にして寝込んでしまった。
 こいつは恐ろしく酒が弱いらしい。
 涼子「ふふっ、ぶっ殺すだって。かわいい。」と言いながらあっさり自分の分も飲み終え妹の残りをクイッと飲み始める涼子。
 この子も油断ならんね。
ふと見たら、愛子も一本目を飲み切り二本目を開けていた。
 で、ポキズリゲームとは何ぞやと問うと、愛子がいきなり首にかかってたユルッユルのネクタイを取り第二ボタンまで外して、前腕で寄せて谷間を強調(これで伝わるかな?)した。
愛子「ここに1~3本順番にポッキー入れていって、入れられなくなったり落としたら負け~!!。どお?簡単でしょ?。」何と言うゲームだ。
 俺はボッキンボッキンだったが、酒で判断能力が鈍っていたんだろう。
 多分三人にバレバレだったと思う。
 まずは俺から。
おそるおそるポッキーを取り出し、谷間の一番奥っ側に挿入する。
 ずりゅりゅっと母性溢れる谷底に埋め込まれていったポッキーは、心なしか嬉しそうに見えた。
 いや多分俺が羨ましがってただけだけどね。
そんな俺を尻目に、裕美と涼子は気にもせずに3本ずつズブリと挿していく。
 石取りゲームの要領で俺はこれ以上入れられないような状態で出番が回ってきた。
 後一本入れられれば!グイグイッとポッキーを押しのけて一本挟もうとしたその時、もにゅっと、極上の感覚が掌を伝う。
 そう、触ってしまったのである。
 不可抗力だが…。
うわぁっ!と手を除けたことに愛子は驚いて、ポッキーは落ちてしまった。
 愛子「あ~あ。俺さん罰ゲ~ム!。はい、床に落ちたの以外全部食べてくださ~い。あ、もちろん手は使わずに。また触られそうだし。」そう言ってピラッとブラウスをたくし上げる。
俺は正常な判断能力を失っているのかもしれない。
 「いらっしゃ~い。」という言葉にもてなされて、顔をブラウスの中に侵入させた。
 このバストとヒップなので、当然スリムとは言い難いが、決してデブなどではないお腹である。
 そんなお腹に、愛子の体温で溶けたチョコレートが粘着している。
 舌を這わせて剥がし取り、胃に収める。
 今まで食べたどんなお菓子より美味しかった。
全てのポッキーを平らげたらヌッと愛子の指が差し出される、指先にはチョコレート。
 「おっぱいに付いたチョコレートも取ってくださぁ~い。はいあーん。」もうどうなってもいいや、と愛子の指をふやける程にしゃぶった。
 裕美「じゃあ俺さん罰ゲーム~。今までのコイバナ教えてください!」
 俺「今のが罰ゲームじゃないの?!てかコイバナなんて無いぞ!」
 裕美「じゃあ俺さんドーテーですか?。」
 俺「ああ…」
裕美「…まぁ私も経験ないですけど。」
 愛子「私はあるよ。」
 裕美「知ってるわ!。」そんなこんなで、妹は最初から寝てたし、涼子は「罰ゲーム」になる前に寝てたし(醜態晒さなくてよかった)、裕美も寝たしで、残りは俺と愛子。
 俺はこれ以上飲むと朝に運転できなくなるからと愛子に残りの酒一本も飲ませた。
愛子「ねむたい…横なりたい…気持ち悪い…」どうしたもんかと思ったが、ここで名案。
 車に運び込む。
 ここで寝とけと話し掛けるも反応がない。
 完全に眠ったのか。
 車を出ようとしたその瞬間、ある考えが脳裏をよぎる。
 車に運んだそのこと自体は、紛れもない善意によるもの。
 だが…この状況は…眠っている愛子に詰め寄る。
 異様に短いのでパンツを見ること自体はイージーであった。
 薄いパープル。
「罰ゲーム」のときに見たブラの色と同じである。
 そしてクロッチ部分が細長い楕円形に湿っている。
 間違いない、「罰ゲーム」のときだろう。
愛子も興奮していた、ということなのか。
 俺は行動に移す。
 寝ゲロすんなよー!と冗談めかしに胸をパシンと軽く叩く。
 眠りが浅かったら起きてこられる程度の強さで。
 起きてしまったときには冗談で済ますために。
 …起きない。
 俺は逡巡する。
小中高、まったく女性に縁がなかった。
 大学に行っても、それは変わらなかった。
 そしてこれからの社会人生活も、SEという職種で内定をもらった以上、女性が圧倒的に少ない。
 もう、これが最後だ。
 女性と、しかもJKとなど。
もう迷いはしない。
 丁寧にパンツを摘まみ、横にずらす。
 べっとりと付いた我慢汁で滑りもばっちりだ。
 さあ、行こう。
 ずにゅるっ自分のチンポコだけ、温かい感覚に包まれている。
 しっかりと、俺のチンポコと愛子のオおまんこが、ジグソーパズルのようにカッチリ繋がっている。
やった!成功だ!性交だ!おおおおれは童貞を卒業したんだ!!!そのあまりの高揚感に、一気に射精(で)そうになる。
 一瞬で抜いて手のひらに射精し、バレないよう車の停めてあるコンビニのトイレで流した。
 とりあえず冷静になれた。
 車に戻り、愛子の様子を観察する。
 顔。
 気づいてはいなさそうだ。
口の端から一筋の涎が伝い、シートに垂れている。
 こうして見ると可愛い、綺麗、美しいではなく、性欲を刺激する顔つきのような気がする。
 胸。
 男を狂わせる魔物のような存在。
 おっぱいの感触はこの先数年は忘れられそうにない。
 脚。
 物欲しげに愛液と我慢汁の合成液を垂らすその様は、発情期の牝のようだ。
 まあ、発情期だったのはさっきまでの俺だが…軽く拭い、パンツをそっと戻した。
 後悔が襲ってくる。
 早く起きてくれ。
 何も覚えてないと言ってくれ。
 そう願いながら待った。
やがて愛子が目を覚ます。
 愛子「あれぇ…?なんで車…?」
 俺「横になりたいって言ってたけど部屋は狭かったから移動したんだよ。寝ゲロでもされると困るから一緒に居させてもらったよ」
 愛子「へぇ~…ありがとうございまぁす」バレてない…か?どうやら酔いは覚めているらしい。
愛子「ふふ、お礼に何かしてあげますよ?」
 俺「え?」
 愛子「だって、コイバナないんですよね?。それに酒とかお菓子とかカラオケ代まで出してもらってるんですもん。」
 俺「じゃあ…手、握ってくれん?」愛子は驚いたような顔をしたが、あっさりと手を出してくれた。
 握手、指を絡めての恋人繋ぎ。
愛子「うっわぁ…///これはこれで恥ずかしいですね。でももっと過激なの言われるかと思ってたー。Hとか。」
 俺「…んなことしねーよ」それが、ただの偶然で出た言葉か、実は気づいていて俺を動揺させる言葉だったのか、問うことなどもできはしない。
 こうして長い夜は終わった。
 重くのしかかった童貞という枷を外した俺は、なんだか自身に溢れ、社会人生活を過ごしている。
 ちなみに、愛子とはあれ以降年に数回会うだけで、特に進展などはない。 

