俺の高校では、毎年2年時の夏休みに、隣県の山中にあるセミナー会場で7泊8日の集中夏期講習が行なわれる。
普通の授業だけでなく、お年寄りの戦争体験談や20時間耐久山登り、そして生徒だけで作る夕食会など、どれも時代遅れと言えるような行事だ。
共同生活に慣れ出した合宿3日目、土曜日の夜。
仲間が女子の部屋に呼びに行くと、同じクラスの女4人がこっそりと俺たちの8人部屋に遊びに来た。
その中には、俺が毎晩のように妄想して大量の精子を出していた麻衣がいた。
女子全員がお風呂上がりで、学校で見慣れたジャージ姿でも濡れた髪のままタオルを首に巻いている姿は妙に興奮する。
特に麻衣はジャージのファスナーを胸元までしか閉じていなかったため、中に着ている白のTシャツの胸の膨らみがチラチラ見えてドキドキした。
麻衣の彼氏は、いつもあの胸を味わっているのか・・・?
それともまだ処女なのか・・・?
色々妄想してしまう。
明日が休みということで、1人の仲間が家から持ち込んだブランデーで水割りを作り、それをみんなで飲んだ。
学校の話や恋愛話で盛り上がり、気がつくと深夜2時になっていた。
アルコールのせいで男子数人と女子2人が部屋の隅で雑魚寝状態。
麻衣も顔を赤くしてて自分の部屋に帰りたそうだったが、なぜか残りの男たち全員が必死になって帰るのを引き止める。
その後も飲んでいると、もう1人の女子もかなり酔ってしまい、散々騒いでとうとう部屋の隅で寝てしまった。
麻衣も酔っていたが、女子が同じ部屋にいるせいであまり警戒心もなく、布団を窓側に敷くと先に寝ていた友達の横で寝ることになった。
部屋の電気が消され、数分後には誰かの軽いイビキが聞こえ出し、俺も寝そうになったとき・・・。
ガサッガサッ!という音と、「イヤッ!」という麻衣の悲鳴で目が覚めた。
暗くてよく判らなかったが、麻衣の寝ている布団の方でごそごそと黒い影が動いている。
俺も徐々に目が慣れてくると、男子数人が麻衣の上に乗っていたり、頭の方で麻衣の手や口を塞いでいたのが見えてきた。
麻衣のジャージはすでに肌蹴ていて、外灯の光で青白く光る麻衣の肌の上を誰かの影がもぞもぞと動いている。
Tシャツとブラはすでに首付近まで持ち上げられ、逃げようとバタバタ暴れている足からはジャージとパンツを脱がされていた。
俺は目の前の信じられない光景に心臓が飛び出そうになった。
小声で「ヒッ!!」と聞こえたと思ったら、誰かが麻衣の顔を押さえて無理やりキスをした。
「ウッ!」と小さな呻き声が漏れた。
やがて麻衣の下半身からビチャビチャと卑猥な音が聞こえてきて、同時に男の「フッ!フッ!」という荒い息がする。
よく見えなかったが麻衣のマンコに舌を入れているのがわかった。
(これってレイプじゃないのか?!)
そう思ったが俺にはどうすることもできず、情けないことに止めることもなく、ただ息を殺して見ていた。
・・・というより、正直言って最後まで見ていたいという気持ちだった。
麻衣が暴れて形の良い乳房が揺れると、俺の視線がそこに集中する。
麻衣の胸で上下に動く男の舌が見えた。
いつもオナニーで想像していた麻衣の乳房・・・。
目の前でやっている男に殺意を覚えたが、俺は何もできなかった。
「いいか・・・すぐ終わるから我慢しろよ・・・」
小声で麻衣の耳元で囁いたのは、クラスでは一番の悪のTだった。
麻衣は泣いているらしく、鼻をすすりながら頭を左右に振って髪が揺れている。
Tの身体が麻衣の脚の間に割り込むと、白い脚が大きく開脚した。
Tシャツとブラはすでに別の男に脱がされていた麻衣は、完全な全裸状態でTを受け入れてしまった。
「グゥウウ!!!!」
麻衣が大きな声を出した。
もしかしたら処女だったのかもしれない・・・。
別の男子に手を押さえられてキスされた状態でTのチンポを突っ込まれてしまった麻衣。
わずか1メートル先で、妄想で何度も犯してきた麻衣が現実に犯されている。
俺の頭はクチャグチャになっていた。
Tが突き上げる動きに合わせるように麻衣の身体が哀しく揺れていた。
(ああ・・・とうとうやられてしまった・・・)
1メートルくらい先で麻衣が同級生に犯されている状況に、悔しさと嫉妬で怒りまくりのはずなのに、俺のモノはパンツの中はギンギンに勃起して、それを自然と手で触っていた。
やがて2人の結合部からクチャクチャとリズミカルな音が聞こえてきた。
(あんなに嫌がっていたのに、麻衣は感じだした?)
Tも麻衣の身体の変化に気づいたのか、腰の動きを一旦止めたり、テンポに変化をつけて胸を吸ったり舐めたりして麻衣の反応を楽しんでいるようだった。
やがてTのピストンが速くなり、麻衣の脚を持って大きく突き刺した。
麻衣は射精の気配を察知したのか首を左右に振って、「イヤッ!妊娠するぅ~!!」と脚を蹴って抵抗するが、Tはそのまま「ウッ!」と声を上げ、2、3回腰を振って麻衣の上に倒れ込み、動かなくなった。
麻衣がTを押し退けると、横を向いてハァハァ息を整えながら、鼻を鳴らして泣き出した。
が、容赦なく別の男が麻衣に襲いかかった。
「ヒッ!もう・・・」
その悲鳴も男のキスですぐにかき消された。
男は待ち切れなかったかのように麻衣を襲い、抵抗しなくなった麻衣の両手を押さえながら狂ったように腰を振りだした。
ハァハァと興奮しきっている声が男から漏れる。
麻衣を襲っているのは、声からしてTの子分のYだ。
Yに首筋にキスをされると、「やっ!」と、かすかな悲鳴を出して大きく仰け反る麻衣。
そして自分の手で口を塞ぎ、頭を左右に振って耐えている。
やがてYも果て、麻衣の乳房を名残惜しそうに揉んでいた。
そして3人目・・・。
同じくTの子分のFだった。
麻衣は抵抗しないままFを受け入れる。
すぐ側で寝ているクラスの女に気づかれまいと、必死に手で口を押さえて声を出さないように耐えている麻衣の姿に興奮した。
きっとこいつらは事前に計画していたんだろう。
全員が麻衣の中に放出すると、Tはぐったりして動かない麻衣の首を絞めながらチンポを無理やり咥えさせた。
麻衣は抵抗していたが、結局咥えさせられた・・・。
そして飲まされた。
翌日・・・。
麻衣にとって一生忘れられない最悪な夜だったと思っていたが・・・。
まるで何事もなかったように女友達と談笑しながら料理を作る麻衣を見て、昨日の出来事は夢だったんじゃないかと思った。
でも本当に最悪なのは、助ける勇気を出せなかった俺だ。