妻も私も40代、ごく普通の生活を送っている。
妻は今でこそ一般企業の会社員であるが、8年ほど前までは某県立中学の社会科教師だった。
某大学教育学部を卒業後、教員採用試験に合格し、いくばくかの研修後、この中学に赴任した。
比較的おとなしめの学校ではあったようだが、数ヶ月で教師としての自信を失いかけ、それを上司である教頭に救済された事から信頼関係が築かれ、それが男女の関係に発展するという、良くあるパターンで妻は教頭の『女』になった。
妻は真面目な性格ではあるが、セックスの経験がなくはなかったようで、この教頭で二人目の男だったそうだ。
しかし実際セックスしてみると“女の扱い”は、教頭のほうが格段に良く、同世代の元カレなどの幼稚なセックスとは訳が違い、妻の身体は、教頭なしには居られなくなったようだ。
そんな妻の性質などを感じ取った教頭は、妻にM気質があるのを見抜いたようで、普通のセックスからSMプレイを交えたセックスへと昇り詰めるのに時間は掛からなかったようだ。
妻の記憶によれば、初めて教頭とSMらしき事をしたのは、妻が24~5歳の頃という。
ムチで軽く叩かれながら、様々な教頭の性的要求を受け入れるのが始まりだったようだ。
「先生の硬いチンポ入れてください!」と言わされたり、挿入された教頭のペニスが子宮を突くごとに、「チンポいい!」と叫ばされたりなどなど。
その頃の妻の写真からは、そんなことなど微塵も感じ取れないほどの清純さに満ち溢れた表情の妻がいるばかりで、このギャップに今更ながらに驚きと興奮を感じ得ない。
私が妻に出会ったのもこの頃だ。
当時、私は教材等を決められたコースの学校に届ける仕事についており、妻のいる学校の窓口となっていた教頭とは当然ながら面識もあった。
正直、業者に今で言う上から目線の発言が多い男だったので、嫌いなやつではあったが、“それなりの対価”があれば、かなりの便宜を加えてもくれたので、うちの会社としてはありがたい存在でもあったようだ。
そんな中で、妻は手が空くと品運びなどもよく手伝ってくれて、私は妻に好意を感じ始めていた。
安アパートに帰るや妻をネタに私がオナニーに興じていた頃、妻は教頭とセックスはおろかSMを行っていたというのだから驚かずにはいれなかった。
私自身も教頭と妻が別れるまで二人の関係に一切気づかず、妻の口から真実を聞くまで信じられなかった。
しかし、余程上手く交際していたのか、学校関係者の口からもこの事は聞かされることもなかった。
この業界で、教師のゴシップ話など、掃いて捨てるくらい聞いてきた私がである。
そればかりか、当の教頭のご機嫌伺いついでに、「◯◯先生っていいですよね」などと、妻に好意があるようにあからさまに教頭に話した事もあったので、背筋に冷たいものが走ったのを覚えている。
妻も教頭とのプレイ中に、私が妻のマンコを狙っているぞと何度となく聞いたことがあるそうで、それが刷り込まれたせいもあり、私に興味が出てきたそうでもある。
そういった意味では、私と妻が結婚できた一因は、教頭のおかげでもあろうか。
教頭も私という男が現れてから妻に対するプレイ内容も過激になったようだ。
ノーパンでパンティストッキングだけ穿かせて授業させたり、人気のない図書室などで妻のスカートを捲り、ノーパン授業のいいつけを実践しているか確認したりもしたそうだ。
特に私が学校回りしてくる火曜と金曜は、あえて私の手伝い等をさせて、その様子を覗き見ていたらしいので、教頭はかなりの変態でもあったようだ。
そんなことを知らない私は、その頃妻をデートに誘った。
(丁重に断られたが・・・)
それを妻から聞き知った教頭が興奮した面持ちで、SMプレイ可能のホテルで妻の着衣を剥ぎ取り、手にしたロウソクで妻の陰毛を焼き、熱さと恐怖で半泣きの妻は、そのチリチリになった陰毛を、「浮気しないように辱めてやる!」と剃毛されたそうである。
(この話は、最近になって酒を飲んで前後不覚手前の妻の口から直接聞いたのだが、興奮した私は、そのまま妻とセックスしてしまった)
今思い返すに、確かにその頃から妻の態度がよそよそしく感じられた。
私はそれが単純にデートに誘った事によるものだと思っていたが、剃毛された事による羞恥もあったのかと、悔しさと興奮の入り混じった複雑な思いに駆られる。
それはともかく、妻が過去の不倫相手である教頭から剃毛されていた事を知ってからは、私の頭の中は『剃毛』一色になったしまった。
ある日のセックス中、私はこの募る思いを妻に打ち明け、「剃毛させて欲しい」と頼んでみた。
当然だが、強行に断られてしまった。
なんでも剃毛されて行った泊まりがけの研修中、皆の目を盗むように入浴せねばならず、えらく苦労した事から剃毛アレルギーになったようだ。
後にも先にも教頭から施された剃毛は、この一度だけのようではあるみたいだが、叩けば埃の出そうな妻の性所業。
毎週末、酒を飲み込ませ、過去の話を聞き出すというのも悪くはない。