人生初の乱交体験は3Pでした。
かなり昔の話になるが、私が20代半ばのことだった。
その頃、大学院に籍を置きながら家庭教師や深夜喫茶のバイトで生活費と学費を稼ぎ、時間だけはたっぷりあった。
付き合いの長い恋人はいたが、新鮮な気持ちは薄れていた。
友人はみんな社会人となり、私だけが将来の見通しもつかない宙ぶらりんな生活を送っていた。
そんなとき新宿の本屋で、ある交際雑誌を知った。
夫婦交換や3Pのパートナーを求めるコーナーに、息が詰まるほどの衝撃を感じた。
(普通の奥さんが裸を晒して、他の男とセックスしてるって!)
信じられな思いで回送を出すと、ようやく一通の返事が来た。
待ち合わせは西武新宿線の新宿駅。
それが長く続く交際人生の始まりだった。
S夫妻はすでに孫もいる五十代の中年ご夫婦だった。
ご主人は細くて小柄な大人しい感じの男性。
奥様は、山口果林という女優に似た、女っぽいというよりハキハキした女実業家という感じの人。
実際、数軒のレストランを経営する社長夫妻だった。
食事でもするのかと思ったら、そのまま夫妻と百人町のラブホテルに入った。
夫妻は夫婦交換の交際、いわゆるスワッピングから入り、今はほとんど単独男性を呼んでの3Pがメインだそうだ。
「好きなようにやっていいよ」
そうご主人は言って、ソファに座ってビールを飲み始めた。
奥様とシャワーを浴び、ベッドに横になったが、私はなかなか勃起しなかった。
ご主人は、「最初だから気を抜いて」と励ましてくれた。
奥様は、スケスケのキャミソールと黒のガーターストッキングという姿で体をくねらせる。
肉のたっぷり付いた腰や、垂れ気味の乳房がエロチックだ。
しかし、頭は興奮しても、ペニスには届かない。
「3P、初めてだからね」
奥様は私のペニスをしゃぶりながら、いつの間にかスキンをつけた指で私のアナルを刺激し始めた。
「結婚した長男がお嫁さんに飽きて、それでこうやると立つんですって」
奥様はペニスを横咥えしながら、長男夫婦のセックスライフを話した。
突然、痛いほど勃起した。
普通の家庭の主婦が、息子と同年齢の男のペニスをしゃぶっているのだと考えると、たまらない欲望がこみ上げてきた。
濡れそぼった奥様の股間にペニスを突っ込み、恥骨がぶつかって音が出るほど突き立てた。
大きな尻を両手で抱え、垂れた乳房についた大きな乳首を咥えると、奥様が「激しい、激しい、いいわ、いいわ」とうめく。
眉間に皺を寄せてよがる母親の顔が、さらに私を興奮させた。
最初の射精は腰が溶けるほどの快感だった。
太い腰の中に自分の精液が吸い込まれていくような感覚に酔いしれた。
そのまま2度、3度とセックスを重ねた。
だんだん余裕が出てきて、恋人と覚えた48手のいくつかを試し、中年の人妻の体を好きなように抱いた。
奥様も私も汗まみれで、駅弁をやっているときに、思わず抱えた手が汗で滑って落としかけたほどだ。
バックで突いているとき、いつの間にか来たのか、ご主人が間近で覗いているのに気づいた。
「そのままやって、そのまま」
ご主人はうめくように言っていた。
数回射精して精液が出なくなっても、成人した息子を持つ人妻がセックスをしたがっていて、自分がそれを抱いているのだという状況が、私を興奮させ続けた。
ふわふわした乳房、大きな腰、白く滑らかでたるんだ肌も素敵だった。
私たちは最後にご主人が加わるまで、ほとんど3時間セックスをし続けた。
奥様の中に精液を出すたびに、私は彼女の息子のことを考えて、また硬直した。
「もうだめ、壊れそうよ」と奥様が言い、私も疲れきって横になったのが4時間ほど経った頃だろうか。
「いやあ、君は強いねえ。女房もクタクタだよ」とご主人は喜んでくれた。
その後、3Pやデート型などでS夫妻とは十数年以上にも渡って交際を続けた。
奥様と他のご夫婦との交換もやったし、奥様が私のアパートに1週間ほど住み込んだこともあった。
信用されたのか、私を経営するレストランに招待してくれたこともある。
旅行先で知り合った知人ということで、シェフをしている長男や別の店のマネージャーをしている長女とも顔見知りになった。
その奥様も60代半ばを越えると、性欲も落ちて膣に痛みを感じるようになった。
それでも私は長男や長女に立派な母親として接している奥様の姿を想像すると、欲しくてたまらなくなる。
最後に奥様とセックスしたのは70歳近かっただろうか。
それでもたっぷりした奥様の体は、他の何かには代え難い魅力があった。