小6のとき、クラスに新体操をやっていて、ものすごく脚が綺麗な女の子がいた。
身長もかなり高く、顔は普通であったが、クラスの中でも飛び抜けて大人の雰囲気を持っていた。
ある日のこと、放課後に床のワックスがけをやらねばならないときがあり、彼女と2人でやることになった。
確か、宿題を忘れた罰とかそんな理由だったような気がする。
2人でひたすら机を運び、床を拭いてワックスがけして・・・とやっていた。
俺はズボンであったが、彼女はスカート姿。
床の雑巾がけのときにブルマーが完全に丸見え、綺麗な脚も露わになっていた。
ブルマーだったから彼女も警戒がまったくなかったのかもしれないが、俺はその姿を見てかなり興奮していた。
1時間少しでワックスがけも終わり。
ワックスが乾くのを待っていたときのこと。
俺は彼女と新体操の話をしていた。
「新体操ってどこでやってんの?」とか「他にやっている奴はいるの?」とか。
で、話の流れでふと、「脚が綺麗だよね」ということを彼女に話しかけた。
「え・・・そんなことないよ」
彼女は否定するけど、事実は事実。
「いや、すらっとしてるし、ほら俺なんか毛が生えてるし」
「毛は私も生えてくるけど、剃ってるだけだよ」
ふと彼女の脚に目を落とし、そして彼女の顔を見ると少し恥ずかしげな感じだった。
「触っていい?」
俺は唐突に聞いた。
彼女は見るからに狼狽している。
「え・・・少しだけなら」
聞くや否や、俺は椅子に座ってる彼女の前に跪くような感じになって彼女のスカートを捲りあげた。
彼女はとっさにスカートを元に戻そうとする。
先ほどまで明らかに見せまくっていたのに不思議なものだ。
そしてもう一度彼女のスカートを捲り上げる。
すらっとした脚、そしてその先には学校指定のブルマー。
いつも体育などで見慣れてるはずのブルマーであったが、隠されているものが露わになると興奮するのはなぜだろう。
俺の股間は勃起していた。
膝の方から沿うように俺は彼女の太ももを撫でた。
つるつるしていて何か気持ちいい。
上の部分も確かに気持ちよかったが、いわゆる内股の部分を触るほうがもっと気持ちよかった。
俺は彼女の内股をひたすら触り続けた。
視線は下に落としながら、彼女の顔を見ることができなくて。
ふと触った手が、彼女の股間のブルマーの部分に触れる。
俺は何事もなかったかのように振る舞う。
今思えば、女の股間に手を触れたのはあれが初めてだったのかもしれない。
とにかく10分ぐらい触り続けただろうか。
俺たちはまた机と椅子を元に戻して掃除を終えた。
それから放課後などに、たまに触らせてもらっていた。
触っているとき、2人には会話はない。
ただ俺が下を向きながら触る、時々ブルマーに手が触れるが何もないフリをしていた。
まるで「わざとじゃないっすよ、今のは」とアピールしてるかのように。
彼女も特に俺に話し掛けてこようとしない。
彼女の呼吸だけが静かな教室で聞こえていた。
ある日のこと、またいつものように彼女に触らせてもらおうと尋ねたとき、彼女が初めて拒否をした。
今までしつこかったからかなとか考えて少し沈んでいると、彼女がフォローしてくれた。
「ううん、違うの。今日ブルマー穿いてないの」
その日は体育もなくズボンだったから、彼女はブルマーを穿いてきていなかったらしい。
でも、そんなの関係ねえ。
俺は、「別にいいじゃない」とか「お願いだよー」とか彼女に懇願した。
彼女はしぶしぶ了承してくれた。
この日は、教室でなくて体育倉庫に放課後に行った。
ズボンを脱いだ状態で見つかるとかなり不自然だろうと考えたから。
奥まったところで2人はしゃべる。
ここまで来たものの、なかなか勇気が出ない俺はずっと機会を窺っていた。
でも、いい機会が来ない。
このまま時がすぎても何も得るものはないので俺は彼女に訴えた。
「じゃあズボン脱いで、そこの平均台に腰掛けてくれる?」
彼女は黙ってズボンを脱いだ。
彼女の穿いていたのは白のパンティーだった。
完全に無地なもの。
彼女は足をぴったりと閉じていたが、俺が触りだすにしたがって脚を開いた。
顔を近づけるとパンティーが少し透けていて、その下に黒々とした毛があるのが手に取るようにわかった。
俺も若干は生えていたが、彼女ほどでない。
俺は興奮した。
そしていつもより多く彼女の股間に手を触れた。
もう、わざととバレても別にいい。
少し経ってくると、彼女のパンティーの股間の部分が少し濡れて、ぽつんと点が浮かんできた。
今から思うと彼女が興奮して濡れてきたのだろうけど、そのときは別になんとも思わなかった。
(おしっこかな?)とか思っただけのこと。
触り続けていくと気になって気になって仕方がなかった。
(このパンティーの奥はどうなっているのか?)ということが。
毛は透けて見えるが、実際どのくらい生えているかわからないし、そしてその下にある股間の部分もどうなっているのかを知りたかった。
俺はおもむろに彼女のパンティーを下げようと手をかけた。
彼女は抵抗しようとするが、俺の手のほうが早かった。
するり。
彼女のパンティーが半分ぐらい下りた。
黒々とした毛が目の前に現れた。
ここで初めて彼女が口を開く。
「もう、何するのよっ!」
「毛が生えてるんやね」
俺は逆に彼女に問いかけてみた。
彼女は非常に恥ずかしそうに声を出した。
「毛ぐらい・・・生えてるわよ」
脚のつるつるさと黒々とした毛のアンバランスに俺はよりいっそう興奮した。
そしてここまで来たら、もう後戻りはできない。
俺は彼女に聞いてみた。
「パンツ・・・脱いでくれない?」
「いやっ、絶対にイヤっ!!」
彼女はそう言うとズボンを穿いて逃げ出すように体育倉庫から出ていった。
しまった、調子に乗りすぎた。
俺は後悔した。
翌日、俺は彼女に謝ろうとしたが、彼女は意図的に俺を避けているようだった。
無理もない。
彼女の脚が綺麗だから触りたかっただけ。
彼女からすれば自慢の脚が褒められるのは気がいいものだ。
それなのに俺はエスカレートしてパンツを脱ぐように言ってしまった。
失望されても仕方ない。
でもすごく気になっていた。
思考が、彼女のことで回る回る。
その日、学校が終わると同時に俺は走った。
彼女の家に先回りするために。
どうしても、どうしても謝りたかった。
辿り着いた彼女の家の前で何分、いや、何時間待っただろう。
彼女の姿がついに見えた。
彼女は俺を見つけるとなんとも言えない顔になったが、俺は話しかけた。
どうしても言いたいことがある。
俺達2人は場所を変え、彼女の家の近くの神社へと向かった。
無言のまま。
静けさが余計に時間の経過を早くさせるように。
神社に着くや否や、俺は口を開く。
「ごめん、昨日は調子に乗りすぎた」
「ほんまやで~」とか軽いノリで返してくれたなら楽だったのに、彼女は無言のまま。
またいっそう時間が流れる気がした。
ふと彼女の頬を涙が伝う。
俺は慌てた。
誰かをからかって泣かせたことは多々あったが、涙の重みが違う。
今もそうだが、俺は真剣な場になるとかなり狼狽えてしまう。
その時もそうだった。
「え、いや、あの・・・」
言葉にならない。
「あの、お前の脚が本当に好きやからっ」
ようやく頭に浮かんだ言葉。
なんとか、なんとか泣きやんでもらいたくて。
でも嘘のない本心の言葉だった。
俺は繰り返す。
「あの、本当に好きやから」
彼女が俺を見る。
俺は真っすぐに彼女の目を見据えて。
ふと彼女が言う。
「私も、M君が好き・・・」
曲解!?!?
「脚、触っていいよ」
混乱する俺に彼女は言う。
そしてスカートを捲り上げるとブルマーからすらりと脚が覗く。
正直、彼女の脚に興味はあった、女の体に興味はあった。
ただ、彼女が好きかどうかとなると・・・。
これは今の思考。
当時の俺は迷いなく彼女の脚に飛びついた。
内股はもちろん、ふくらはぎもすべて触った。
滑らかな感触。
しばらくして彼女はか弱く、搾り出すように言った。
「パンツ、脱がしていいよ」
空には夕焼けが広がっていた。
戸惑った。
昨日の今日であり、少し躊躇しながら触っていた俺にふと降りかかった言葉。
具体的には股間に一切、手を触れてなかった。
もう彼女に嫌われたくない、この至福の瞬間をなくしたくなかった・・・。
晴天の霹靂。
ただ、それでも躊躇する。
目の前のブルマーを下ろすことができない。
覚悟を決めた彼女はただ止まったまま。
決断するしかなかったはず。
秋の最中。
夕暮れを過ぎて少し肌寒くなった頃。
それでも汗が流れるかのように緊張が続く。
「パンツだけでブルマーは下ろしたらいけないのかな?」
我ながらつまらないことを聞く。
ただ、一言でも発しなければ空気に押し潰されてしまう。
沈黙の重圧に耐え切れなくなってしまう。
それは彼女も同じ思いだった。
搾り出すように言う。
「早く・・・」
俺は目の前の布を足首まで下ろす。
目は正面を見据えたまま、彼女は押し黙っている。
黒々とした毛が夕闇の中に現れる。
そしてその下の部分は、その黒々とした毛に隠されて・・・。
それでも、はっきりとは判らなかったけれども、じっくり見ていた。
滑らかな太ももの付け根の、闇の部分を。
俺は彼女の脚を触って、そして毛を指でなぞるように触った。
そして指は下へと滑り落ち、そして彼女のワレメの部分に当たるところへと落ちた。
「あ・・・」
彼女は小さく言った。
でも、それを言ったきり言葉が続かない。
続けようともしない。
あるがまま俺に任せ、スカートを持ったまま、ただ立っていた。
低学年の頃、水泳の授業は男女一緒に着替えていた。
恥じらいのない頃、幼き好奇心は自分とは違う『女の子』という存在の股間をじっくり見ていた。
その頃の女の子の股間は平たい腹の下の方に一本の亀裂が入っているのみだった。
その亀裂の長さは人それぞれ違えど、それでも大して大きな違いがあるわけでもなく。
小学4年ぐらいからか、プールの着替えが男女一緒でなくなって、そして女の股間を見ることもなくなった。
あれから2年。
目の前にあるものは『女の子』でなくて完全に『女』であった。
掻き分けた毛の奥にあったのは、何か肉がはみ出ている普通の大人の女のものだった。
かと言って、それからどうしたわけじゃない。
当時、正直セックスなんて知らないほど純だった。
子供が生まれてくるその前段階にある行為を、知ることもなかったし、知ろうともしていなかった。
ただ、彼女の股の部分を、そして毛の部分を撫でるのみ。
広げてマジマジと見たり、なんてこともなく。
それ以上でも、それ以下でもなくて。
何分か触り続けたあと、暗闇が少しずつ降りてくるのに気づいた。
そして、その日はそのまま帰った。
得も言われぬ興奮と、そしてもう一つ先の至福の瞬間を得て。
ただ、卒業までに至福のレベルが徐々に上がることになる。
彼女とともにした、小学生でありながらの艶かしいストーリー。
それから彼女の下半身を触るのは日課のようになっていった。
毎日、体育倉庫や神社、または学校の裏山で落ち合って。
パンツを脱がして触るのみ。
それ以上のことはなかったが、触っていると自分の股間が熱くなっていくのがわかった。
触られている間、彼女は何も言わないまま。
一通り触り終えると何も言わずに2人で帰る。
漠然とした罪悪感、そしてはっきりした幸福感とを抱えて。
いつしか、胸まで触るようになった。
彼女の胸は同級生の中でもかなり大きく、脚と同じく綺麗なものだった。
触ると明らかに乳首が硬直するのを感じ、もちろん俺も意地悪するふうに毎回やったものだった。
ある日、彼女といつも通り裏山に行ったときのこと。
彼女がおもむろに俺に言った。
「M君も脱いでくれないかな・・・」
思春期の淡い思い、彼女も異性の同級生の違った下半身が気になったのか、もしくはそれが自然なる流れだったのか。
ただ、チキンな俺はパンツを脱ぐことができなかった。
正直恥ずかしかった。
毛が生えていたことが同級生の中では数少ない存在であったため、なにか自分が異端児であったような思いもありながら。
躊躇う俺に彼女はあくまで冷静に、でも甘えるかのように言った。
「脱がないと、もう触らせてあげないよ」
迷いが生じる。
勇気と恥じらいが交錯する。
ただ、もう覚悟を決めなければいけないことはわかっている。
俺は少し肌寒い夕暮れの裏山で自分のパンツを下ろした。
股間のモノはすでに勃起している状態だった。
そう、彼女に触れるときはいつもこの状態で、彼女もそれに気づいていたのだろう。
「ねえ・・・触っていい?」
逆らいはしない。
2人はもう異質な空間に入り込んでいるかのようだった。
日常の中の、なにかしら非日常な空間の果てに。
女の子の方がませるのが早いと言うが、彼女もどこで知ったのだろう、俺のモノを掴むとゆっくりと上下し始めた。
俺は、何をしているか判らなかったものの、それが快感へといつしか進化する。
1分だとか、2分だとか、そういった短い時間だったと思う。
秋風が揺れ、夕暮れは増し、そして静けさが広がる。
俺は全身に衝撃が走り抜けたと同時に、彼女に向かって大量にぶちまけた。
顔に、服に、胸に。
脱力感。
でも、達成感。
彼女は立ち上がると自分の体に掛かった白い液体を拭き取って言った。
「もう帰ろうか?」
そして、いつになく優しい顔で笑った。
それから冬が来てもなお変わらずお互い触りあった。
白い息が舞い、そして消えるような日でも寒さを忘れるように脱がしあった。
冬の白が彼女の体の白を増して、よりいっそう綺麗に彩っているように見える。
そして体の白色に反比例した毛の黒さ、そしピンク色をしたその内部が、より卑猥に鮮やかに映える。
いつしか街に雪が舞い降りる。
さすがに裸になることは少なくなったものの、代わりに彼女を膝の上に乗せて話をする機会が多くなった。
学校のこと、新体操のこと、テレビのこと、とにかく話は尽きなかった。
ある日、彼女は俺に聞いた。
「私のこと好き?」
思えば2人は彼氏・彼女とかいう関係を意識したことがなかったかもしれない。
ただ漠然と、そうしなければいけないという義務的感覚で触りあっていただけのこと。
でも、奥底に潜む感情はいつしか素直になっていた。
「もちろん、好きやで」
雲間からばっと日が差したかのように、高感度カメラで見せる花の開花の瞬間のように、彼女の顔が笑顔に変わりゆく。
そして俺にしがみついた。
その時、初めて唇と唇が触れ合った。
不思議なことかもしれない、順番が逆かもしれない。
ただ、そうだとしてもそれに意味はない。
僕らは何度も何度も飽きるまでキスをし続けた。
いや、飽きることなんてなかった。
いつまでも同じ空間で同じ時間を共有していたかっただけのこと。
好きだということ。
答えはいつも単純でわかりやすい場所にあったはず。
それにようやく気づいていっただけのこと。
いつしか雪は解けた。
春の訪れには少し早い頃、2人の至福の瞬間は最高潮に達することになる。
卒業が迫った3月始め。
同級生のAが、「父の部屋でアダルトビデオを見つけた」と男子たちに報告した。
そしてお決まりの鑑賞会、男子6人がAの家へ行く。
俺は、そういうビデオがあるというのは一応知っていたが、当然見るのは初めてだった。
そして未知の『性』というものを知ることとなる。
息を殺して画面に見入る。
父の部屋にあったものは、いわゆる裏ビデオだった。
すべてくっきりと映る画面を見て、逆に彼女の体の美しさを感じた。
画面に映っているどす黒い物体は彼女にも自分にもないはずだと。
ただ、それだけじゃない。
嫌悪感の後からは好奇心、それらが交互にやってきて、(彼女としてみたい)と思った。
見終わった後、今さらながらにAが言う。
「あまり綺麗なものじゃないんだけどね・・・」
みんな言葉はない。
初めて見る大人の世界に一同衝撃を受けていた。
でも、ただ1人、俺だけは確信を得る。
彼女の手でなされる快楽を、画面の2人の行為に重ね合わせて経験したことのない世界に入り込む。
その夜、彼女がしてくれるように、初めて自分の手でやってみる。
快楽の度合いは彼女がしてくれた方が大きいように思える。
それはもちろん彼女がしてくれるから・・・。
止まらない、もう止まれない。