国際線の手荷物検査を受けたら、色っぽい女性警備員がサービスで手コキしてくれた

米国同時多発テロから15日後の話です。
こんな大事件があっても毎年取ることになっている遅めの夏期休暇を
消化するのに俺は何のためらいもない。
そりゃ、亡くなった大勢の人たちには少し後ろめたい気もしたが・・・。
九月の末に、一週間、毎年恒例のバンコク一人旅。
年一回の贅沢。これを辞めるわけにはいかん。

目的は、タイマッサージ、タイ料理、そしてセックス。
日中はバンコク市内至る所にある古式マッサージ店にて、マッサージ三昧。
とにかく安い(日本の十分の一くらい)。気持ちいい。
あそこも元気になる。

この日のために旅行の二週間前から禁欲を課している。
一週間みっちりセックス三昧の生活を送るため、そしてセックスの喜びは禁欲が長いとその分大きいから。

そんなことを年に一週間だけやるのが、俺の息抜きだ。

さて、テロから15日後、俺は関空国際ターミナルにてチェックインを済ませ、セキュリティチェックを受けようとしていた。
長い。人の列が、とんでもなく長い。
毎年のことだが今年はとんでもなく一人にかける時間が長くなっている。
あんな事件があったんだから当然のことか。

ようやく俺の番が来た。
あらかじめ小銭入れ・携帯・その他金属系の物はケースに入れ、いったん預ける。
なんも引っかかるもんはないな・・・。
と考えつつ、金属探知機を通った。

「ビーッ!」
あらら、やっぱり。
何が引っかかったのか。
女警備員に誘導され、靴を脱いで台の上に載る。

「失礼します。」
無表情に一礼すると、女警備員は携帯型探知機でくまなく俺の全身をなぞっていく。

警察官のようなキリッとした紺の制服と薄めの化粧、黒髪を後ろできっちり束ね制帽を被った女警備員のさまは、やはり制服の魔法だろうか、普通の女を美しく見せる。

この女警備員、顔は沖縄系の顔というか眉が濃くて情熱的な顔、制服の胸ボタンがはちきれそうな所を見ると相当の巨乳ちゃんか。パイズリしてもらいてえな・・・。
俺はそんな不謹慎なことを考えながら彼女の検査を受けていた。

「ぴーっ!」
鳴った。
なんでやねん。

「ポケットの中身を確認させてもらってよろしいですか?」
そう言うと、丹念にボディチェックを始めた。
まず、上着の胸ポケット、そしてジーンズの後ろ、最後に前ポケット。
なんもない。
当然だ。
事前にポケットの中身はすべて出している。

「ベルトをはずしてもらってよろしいですか?」
仕方なくはずした。
再度探知機を這わせる。

「ピーッ!」
しつこい音め。
女警備員は探知機を這わせる速度を落とし、どこで音が鳴るかを確認しようとしている。
片足ずつ、腰、背中、腹、胸、肩・・・。
どうやら臍から下、股間部分で音が大きくなるようだ。

「失礼します。」
言うなりジーンズの前ホックの部分を持ち、ぐいっと下げる。
おいおい、陰毛が見えるで。
そんなこともおかまいなく、股間部分に探知機をかざした。

「ピーッ!」
ひときわ大きな音が鳴った。
あれま。

「失礼します。」
色っぽい女警備員はそういいつつジーンズの前ホックをはずしジッパーを降ろした。
(何すんねん、このアマは。)
言っておくが、ここは手荷物検査場。
当然、衆人環視にさらされている。ところが・・・。



実は俺、このときノーパンだったのだ。
夕べホテルの部屋で、寝る前、シャワーを浴びるついでに下着・靴下を洗い、エアコンをガンガンに効かせた室内に干しておいたのだが、ちゃんと乾いていなかった。
湿った下着をつけるのは嫌だし、着替えの新しいのを下ろすのももったいなかった。
すなわち、その時の俺はノーパンだった。

しかも色っぽい女警備員にやたらと丹念なボディチェックを受けたせいで、しかもこの日までの二週間に渡る禁欲生活が影響して、ペニスがいつもよりはるかに敏感な状態にあった。

俺は勃起していた。
そんな時に女警備員はジッパーを降ろしたのだ。
結果は明白だ。
勃起して臍側に反り上がったペニスは、俺の前にひざまずいている女警備員の眼前に躍り出ることとなった。

女警備員は一瞬ビクッと身体を震わせたものの、すぐに事態を収拾しにかかった。
つまりペニスをつかむと無理やり下向きに押さえつけてジッパーをあげようとしたのだ。
だが、男性なら分かっていただけると思うが、最大限の勃起ペニスを下向きにするのはかなり無理がある。
痛い。

「イタッ!」
俺は呻いた。
「す、すいません・・・。」
女警備員は必死でペニスをしまおうと格闘している。
最初、根元の方を掴んでいた指はだんだん上の方へ移動する。
そうしなければ硬く反ったモノが下向きにならない。
女の指は亀頭部分にかかった。
左手の人差し指と親指で亀頭をつまんで、押し下げる。

尿道口からは、そんな指の動きに呼応したのか透明なカウパーがあふれ出している。
いったい、ここはどこなんだ?
みんな見てるっちゅうねん。
俺も、女警備員も、恥ずかしさで紅潮している。

指で押すが、カウパーで滑ってうまくいかない。
女は何回もその動きを繰り返した。

「あの、自分でやりますから・・・」
俺は、たまらずに言った。

「いえ、私が悪いので・・・」
女警備員は責任を感じてるのか、もはや冷静な判断はできないようだ。

指でつまんでは滑って失敗することを何回か繰り返し、ついに女は左手の指五本のすべてでペニスを握った。
右手でジーンズの前を大きく開き、左手で握ったペニスを慎重に押し下げ、しまおうとした。

多量のカウパーでローションを塗ったような状態にあるペニスは、そんな慎重な動きにも意味をなさなかった。

にゅるん。
女の柔らかな指を一本一本すり抜け、ペニスは重力に逆らった。

「うわっ!」
たまらず俺は呻いた。
とんでもない快感だ。
やばいっ。

腰椎に電気が走る。
亀頭から根元、さらには睾丸、そして腰部にとろけそうな心地よさを感じた。

「ああぁ。」
呻きながら腰を震わせた。
女警備員は俺の異変を感じ取ったのか、とっさに亀頭を右手で覆う。

びゅるっ。

とろけるような気持ちよさを感じながら、俺は射精した。

(ああっ、気持ちいいー・・・)
周りの視線も気にならない。
俺はすべての鎖を解き放って、己の快楽をむさぼった。

最初の一弾は女の右手におさまった。
第二弾は指の間をすり抜け、濃い眉から睫毛を直撃した。

三弾目は最も勢いがあった。
眉間から鼻・そして唇にかけ、ほぼ一直線に白い筋を描いた。
四弾目以降は女の指に当たってどろどろと下に落ち、紺の制服を汚していった。

・・・・・。
何秒くらい経ったのだろう。
女警備員は焦点の定まらない目で俺を見上げると、
「やっと、ちいさなった」
と、消え入るような声でつぶやく。

女警備員はのろのろとしぼんだペニスをしまい、ジッパーを上げた。
「次の方、どうぞ」