だめ、スイッチが入らないの。 「だめ、スイッチ入らない」
汗だくの顔をこっちに向ける弥恵。
眉毛が下がって申し訳無さそうなその表情もかわいい。
残念そうにクーラーのリモコンを棚に置くと、また僕の横にちょこんと座った。
「今からでも、ひろくんの家でやる?」
「え、でも……うーん」
言いながらも夏休みの友をカバンに詰め込む弥恵。たしかに僕の部屋には今年取り付けたばかりの新品のクーラーがある。でも僕の部屋ではだめなんだ。全然だめなんだよ。
「ひろくんの家、むり?」
「でも、あの、その……」
正直に言えばいいのだろうけど、まだ付き合いだしたばかりの僕にはとても恥ずかしくて言えない。
もじもじしていると、その様子を察したのか弥恵がニヤっと笑って顔を近づけてきた。
「あ、もしかして……?」
「はい、その、うん」
「ひろくんの家、親いるの?」
「うん……」
もうだめだ、弥恵には何でもお見通しなんだから、隠し事なんてできやしない。
「当ててみようか?」
「え……」
「”親がいるからエッチが出来ない。だから僕の部屋に行くのは嫌だ”当たり?」
「……」
弥恵はそういうと、黙ってうつむいている僕の鼻をぺろっと舐めた。わ!顔が近いよ。
体温が高くなる。これは夏のせい?クーラーが壊れているから?
「あ」
そのまま弥恵は僕にキスをしてきた。軽く唇の感触を楽しむようにちゅっちゅと触れ合ったあと、
首筋から、耳、そしてその内側と僕の敏感な箇所を次々に当てていく。
「当たりです」
「素直でよろしい」
僕の股間に手を当てた弥恵は、すでにカチカチに勃起したペニスの感触をズボン越しに確認すると
満足そうに微笑んだ。弥恵ってまつげ長いな。それにとても肌がきれいだ。
間近でこうして見ると改めて思う。ほんとこいつかわいいよ。
こいつが僕の彼女だなんて……。
弥恵との出会いは数ヶ月前にさかのぼる。
今年は卒業の年ということもあって、4月から友達連中のほとんどは塾に通いだしていた。
そんな中、僕は塾には行かず、かといってクラブ活動などに専念することもなく、プラプラと暇をもてあましていた。そんなとき声をかけてきたのが、転校生の弥恵だった。
「ひろくん、いっしょに帰らない?」
弥恵は初めて会ったときから積極的だった。付き合おうと言い出したのも彼女からだった。
弥恵は黒目がちで目がクリリと大きく、パッチリとした二重。眉毛ははっきり濃い目タイプだ。
黒髪は肩までストレートに伸ばしており、日によってツインテールにしたり、ポニーテールにしたり。
性格は明るくて人懐っこい子だった。転校初日にみんなと仲良くなっていたもんな。
そんなわけで、気がつけば目で追っている自分がいた。
そりゃそうだよ、可愛い上に性格もいいんだから。自分とはかけ離れた存在、それが弥恵だった。
弥恵は大人になったら美人になるんだろうな、と思わせる雰囲気が漂っていたが、学年の中でも一番のチビで、胸も全くない。ぺったんこ胸だった。(水泳の時間、水着姿を見たらそうだったんだ)
そのギャップがまた良かったんだ。
クラスの友達は「芸能人だと誰々がいい」とか何とか言って、テレビで出ているアイドルのグラビアなどを読んでいたが、僕は違った。
僕に言わせれば、そんな手の届かないような大人アイドルの女性よりも、同じクラスで机を並べて一緒に勉強をしている、クラスメートの女子(弥恵)の方が、よほどリアルで生々しくて、性的に強い興味を引かれる存在だったのだ。
そんなわけだから、弥恵から告白されたときは恥ずかしい反面とても嬉しかったし、生まれて初めて恋人ができたという喜びで一杯だった。夢見心地とはこのことだろう。
告白されたあの日、僕はどうやって家まで帰ったか、よく覚えていない。
「弥恵、弥恵、弥恵……。」
弥恵の顔を思い浮かべてニヤニヤしたり、他のクラスメートの男子と比べて優越感に浸ってみたり。(僕は彼女が出来たぞー!えっへっへ!しかも弥恵だ!あの弥恵だぞ!)
でもまさか僕が”そこから先に進んでしまう”なんて思ってもなかった。
まさかこの歳でこんなことをしてしまうなんて……。
学校で習っていたから知ってはいたけど。
それはオトナの男と女がすることだと思っていた。
それを体験するのはまだまだずっと先のことだと思っていた。
「なに?かんがえごと?」
額に汗をかきながら顔をかしげる弥恵を見て、ふと我に返った。
こいつも僕と同じで汗っかきだからふたり洋服がもうビチョビチョだ。
「アレ、しようか」
「うんうん!」
というなり弥恵は飛び上がり、勢いよくホットパンツとその下の少女パンツを脱いだ。
フローリングの上に無造作に脱ぎ捨てられたホットパンツ。
その中に今脱いだばかりのパンツ生地がチラリと見えてて、とってもエッチだ。
プリンとしたお尻を丸出しにしながら、上に着ていたTシャツも脱ぎ捨ててしまう弥恵。
あっという間に彼女は生まれたままの姿になってしまった。
弥恵の幼乳首はプックリふくらみ、桜色に色づいていた。
胸はふくらみこそはないが、ウェストはキュッとくびれており、女の子らしい健康的な体が目の前に現れた。こいつ学年で一番のチビのくせに、エロイんだよな。
それにエロに対して明るく積極的だから、色んな事を覚えたがる。色んな事をしたがるんだ。
「相変わらず脱ぎっぷりいいね」
「ひろくんもはやく!はやく!」
ぺたんこの胸にツルツルの割れ目がまぶしい。
サラサラに黒髪をふわっふわなびかせて僕に抱きつく。わ、シャンプーの香りがいい匂い。
弥恵にせかされ、僕も続いてシャツを脱ぎ、続いてズボンに手をかけた。
「ひろくん、いつも思うけど上から脱ぐよね。いつもパンツが最後(笑)」
「え?え?」
こいつホントよく見てるよな。しみじみ思う。
僕から言わせれば弥恵はいつも下から脱ぐし、その事について僕も思っていた。
(僕もよく見てるから同じか)
「弥恵こそ、恥ずかしくない?」
「ひろくんだからだいじょうぶ!だいじょうぶ!」
というと、僕の体に飛び込んできた。そして僕の胸に顔をうずめながら言った。
「でも、ホントはちょっと恥ずかしいかも」
といいながら、顔を赤らめる弥恵。それを見た僕はたまらなくなって弥恵の唇に自分の唇を重ねる。
ちゅっちゅっちゅっちゅとその粘膜の音だけが、夏の部屋に響き渡る。
暑いのによくやるよねーと思われるかもしれないけど、正直言ってこの頃の僕らはサルの状態で、僕も弥恵もどちらも常に性欲満タンだった。
特に弥恵は自分から声をかけてきただけあって積極的だし、僕は僕で年頃の思春期男子だしってことで、付き合って1ヶ月もしないうちに週に3,4回はお互いの体を求め合う高度な関係となっていた。
「今日は私が先にしてあげるね」
弥恵はいうなり先が濡れて冷たくなったブリーフに顔を近づけた。いつも思うがこの瞬間は恥ずかしい。
「へへー興奮しているようですね。いいこといいこと」
うれしそうにブリーフをめくると、僕のペニスがピョコンと顔を出す。
その先はカウパーが先走りすでにヌルヌルになっている。
射精への期待ではち切れそうに勃起している。今にも爆発しそうだ。
「舐めちゃうね?」
「洗ってないよ?」
「気にしないけど?ひろくんは気にするひと?」
「いえ、うれしいけど」
「ならいーじゃん」
パクっと加えてモグモグする。特別テクニックがあるわけじゃないんだけど、
僕のを舐めてくれてるって、改めて思うことが興奮する。だからフェラチオって好き。
こうして舐めているところを見ているだけでも、ヤバイ……。あれ?
いつもと違う動きだ。
弥恵の舌がクルンクルンと口の中で動き回る。パンパンに膨らんだ亀頭の一番敏感な当たりを舌で包み込むように舐めあげる。
指は休まず、袋や裏スジのあたりをさわさわ、キュッキュと快楽のツボというツボを押していくかのように動き回る。ヤバイ、これヤバイよ!
次第に舌も新たな動きを見せる。先ほどの口内ローリングのほかに、尿道の敏感穴、
カリ首の溝(汚れが溜まりやすい場所)などをほじくるように、いやらしく動き回る。
それらの動きがすべてミックスされ、動きが徐々に早くなる。
性への好奇心が人より高い彼女は、ティーン雑誌などで覚えたその知識をフル動員させて、
同級生の彼氏を気持ちよくさせようとしていた。
これは、あ……。あぅ……。
「ひろふん、くちのなか、だひていいよ。わたし飲むから」
「えっ!?えっ!?」
その返事をするまもなく、そのまま僕は声を上げて果ててしまった。
びゅっびゅうびゅびゅーーーー。
2弾3弾と続けて射精が行われ、数秒に渡って少女の口内を汚し続けた。
ごく!ごく!そのまま喉をならしながら、僕の体内から吐き出した液体を飲んでいく弥恵。
「あ……あ……」
「ひろくんの精子、いっぱい出た」
弥恵はおいしそうに舌をぺろりと出すと、体を回転させてマンコをこちらに向けてきた。
放心状態になった僕の目の前にピンク色のあられもない少女のそれがさらけ出される。
弥恵恒例の「舐めて欲しい」のサインだ。
まだ毛は生えていない、むきたてのゆでタマゴのようなプリプリオマンコ。
そこはサックリと深く割れて、その奥からはすでにトロトロの液体が、あふれ出していた。
僕は目の前に出された少女の生マンコに夢中でむしゃぶりついた。
僕の口の周りを少女の体液が汚していくが構わない。
もっともっと、僕の顔に、体に、全身にかけて欲しい。弥恵の体液のすべてをかけて欲しい。
もっともっとめちゃくちゃになりたい……!
気がつくと僕らはシックスナインの格好になり、お互いの性器を舐めあっていた。
舐めても舐めても舐めたりないくらいだ。お互いの無毛の性器がヌルヌルの体液を次々に分泌している。
汗と混じり、さきほどの僕の精液臭と混じり、部屋中がエッチなニオイで充満していたけど、
僕らの性欲は止まらなかった。今、親が帰ってきたら大変!だけど、止まらないんだ……!僕らは……!
「入れたい」
「わたしも」
そういうと、僕は弥恵の上に乗り、ヌルヌルになった男女の性器をこすり合わせた。
ツルンとすべってなかなか入らない。くそっくそ。入れっ!入れっ!
「ここよ」
弥恵はやさしく手を沿え、穴に僕のペニスを導いてくれた。
ぐっと押し込むと亀頭が皮肉を分けて少女の体内に進入する。
そのまま腰を進めると、そのままヌルンと奥まで滑り込むように、
僕のペニスは幼膣に吸い込まれていった。
お互いに声を出し、震える。二人の汗は止まらない。
あまりの気持ちよさにすぐに射精しそうになったが、なんとか寸での所でこらえることができた。
僕らは見つめあい、お互いの幼い体を確かめるようにさわりあいながら、愛の言葉をかけあった。
彼氏、彼女になってから、いや、体の関係になってからいつも最初はこうしてお互いの存在を確かめ合うのが僕ら流だ。
好き、愛してる、などの言葉。
お互いの下の名前。
体を褒める言葉。
これだけ多くの会話をしてセックスをする同年代のカップルもそうはいないだろう。
(そもそも同年代でセックスをしている事自体珍しいのかもしれないが)
ゆっくりと、こころとこころを重ね合わせていくと、ペニスから快感が広がっていく。
尻から背中、そして全身に快感が広がっていく。動かしたい!動かしたい!
体がピリピリしびれるように、快感に包まれると、それは弥恵も同じようで、せつない表情で、僕の下で腰をクイクイと動かす。これもいつもの事だ。
するとペニスがこれ以上の快感を期待して、ますます猛り狂いだし、硬さが増してくる。
「もうだめ。動くぞ!」
「はい。お願いします」
そう言うとあとはもう言葉はいらなかった。夢中で腰を動かした。
ひたすら腰をふった。僕のペニスが幼いマンコに出たり入ったりする。
お互いの体液が絡み合い、僕のペニスの棒周りにシェービングクリームみたいに泡が立つ。
「これ、……好きィ」
弥恵の足を高く上げてその上に体重をかけて乗っかるのは、弥恵のお気に入りだ。
僕の動きが一段と早くなる。
僕もあまりの気持ちよさに全身がペニスになったような感覚に襲われる。
その未成熟な性器に、体のすべてを押し込むよう腰にぐっと力を込める。
お互いの体液が火花のように飛び散り、頭の中が真っ白になった。
「今日も中で……。そのまま、いいよ?いっぱい出して」
「うん」
“生理もないから中に出しても安心”とは、初体験のとき弥恵がいった言葉だ。
その言葉にずっと甘えたまま、数ヶ月がたったけど、未だに僕らは生で行為をしていた。
そして今日も、その瞬間がやってきた。
「弥恵ッ!弥恵!もうだめ!だめ!」
「ひろくん!ひろくん!」
どびゅっ!びゅうびゅびゅーーーーっ!!
睾丸で作られた沢山の元気のいい精液が、まだ生理もない子宮めがけて発射される。
次から次へとめどなく。少女の小さな幼膣はすぐにパンパンになる。
溢れた精液がシーツを汚した。
(あぁ、僕はやったんだ。今日も弥恵ちゃんとやっちゃったんだ……)
体の力がふわっと抜けて、そのまま倒れこんでしまった。
お互いの体を密着させて、弥恵に顔を近づけて、またキス、キス、キス。
でもお互いの性器はつながったままだ。
次なる快感をもとめて、ふたりとも期待で体がカッカしている。クールダウンはまだ早い。
若い僕はそのまままたムクムクと弥恵の中で大きくなっていく。
「今日は記録出るかな?」
「6発は無理だろ」
「えーと、口で一回、下で一回。だからあと4回!」
「無理だって」
「がんばろー!!」
というと、弥恵はにっこり笑って、性器が繋がったまま僕の上に乗る。
弥恵の腰が前後にクイクイと動き出した。
カチッ
「あ、何の音?クーラー?」
「わかんない……わかんないィ……」
性器をこすりあいながら弥恵が顔を赤らめる。二人の体はますます火照る。
それは僕らの快楽のスイッチが入った音だった。
今日は記録を更新しそうだ。
そんな予感がした。