女子たちが記録用紙で胸を隠しながら身体測定

身体検査に関しては私にも思い出がある。
それは今から約30年前のこと。
中2の夏、私は都会のマンモス校から田舎の学校に転校した。
そこは1学年1クラスしかない小さな学校だった。

時は流れて中3の春。
いつものように教室での朝礼が終わった。

担任「じゃあ前から言ってたように、今日の午前中は身体検査をやります。みんな服を脱いだら、まずは家庭科室に行って身長からね」

そう言うと担任の先生は教室を出て行った。
いきなり教室内で男女の大移動が始まり、自分が座る窓際の席の方に男子が、反対の廊下側に女子が集まった。

(なんだ?なんだ?)

なぜ男女がいきなり教室内で真っ二つに分かれたのか、前の席の奴に聞こうとした、まさにその時。
一斉に周りの男子が服を脱ぎ始めた。
そしてあっという間にパンツ1枚になると、次々と一目散に教室を出て行った。
私は唖然とした。

(えっ!?女子と一緒にやるの!?)

身体検査は前の中学では男女別でやっていた。
服装こそパンツ1枚だが、男女一緒にやったのは小学校までだった。

(無理だって・・・女の子いるじゃん・・・)

中3にもなって女の子の前でパンツ1枚になるのは、かなりの抵抗があった。

(やべぇ・・・みんなもう行っちゃったよ・・・)

かなりの焦りを覚えつつも、それでも服を脱ぐ決心がつかなかった。

(やべぇ・・・やべぇ・・・やべぇ・・・)

その時、ガラガラっと扉が開く音が聞こえた。
チラッとそちらに目をやってみると、パンツ1枚の格好で、続々と教室を出て行く大勢の女の子達の恥ずかしげな後ろ姿が見えた。

(おぉ・・・すげぇ・・・!家庭科室に行けば、女子のパンツの大群が見える!)

そう思うと、急にやる気が出てきた。
私は勢いよく服を脱ぎだした。

と、その時。
教室の後ろのドアがガラガラと開く音が聞こえた。

(げっ!誰か入ってきた!)

ピタッと手を止め、恐る恐る、ゆっくりとそちらの方を見た。
するとクラスメイトの女の子Yさんが、不安そうな目で私を見つめていた。
彼女は私とほぼ同じ時期にこの学校に転校してきて、部活仲間だったこともあり、割と親しい間柄だった。

私「なんか男女一緒にやるみたいだけど、知ってた?」

Y「知らない知らない。意味わかんないんだけど」

私「今、何してたの?」

Y「とりあえずトイレに逃げこんでみた。◯◯君こそ、1人教室で何してるの?」

私「だって無理だろー、女子の前でパンツ1枚は」

Y「無理だよね。でもどうせ向こうに行ったら一緒じゃん」

私「まあね・・・」

お互い、しばし無言。

私「やるっきゃないだろ」

Y「やるっきゃないね」

お互い視線を逸らし、黙々と服を脱ぎ始めた。
私は頑張ってパンツ1枚の格好になった。
改めてYさんの方を見た。
脱いだランニングシャツを手に持ち、体の前を隠しながら恥ずかしそうに私を見つめていた。

Y「先行ってて、すぐ行くから」

私「お、おう・・・」

私はダッシュで教室を後にした。
全速力で一気に家庭科室の前に走り着くと、扉の窓から、そっと教室内を覗いてみた。
すると中にいた担任の先生と目が合った。
無意識に後ずさりしている自分がいた。
教室の扉が開いた。

先生「遅い遅い、何してたの?」

私「あ、ちょっと、トイレに・・・」

先生「相棒は?」

私「え?」

身体検査は、同じ出席番号の男女が記録用紙を交換して、お互いを測定し合い、値を記入していくというやり方だった。
私はYさんと同じ出席番号だった。

私「Yさんもトイレに・・・」

先生「ふ~ん・・・、あ、来た来た。じゃあ前の子達についてってね」

振り向くと、Yさんが小走りでこちらに駆けてくるのが見えた。

(うぉ!)

Yさんのパン1姿に興奮している自分がいた。

私「用紙交換をするみたいだよ」

Y「誰と?」(←かなり息を切らしながら)

私「出席番号が同じ女子とだから、僕とYさんが交換するみたいだよ」

Y「あ、そうなんだ・・・」

彼女の記録用紙は、胸の前で両手でガッチリと押さえられていた。
Yさんの気持ちを察し、私の方からそっと用紙を差し出すと、彼女はまず私の用紙を受け取り、それを自分の記録用紙の上に重ねると、慎重に胸が露出しないよう気をつけながら、ゆっくりと私に用紙を手渡した。
彼女の用紙は、生温かくシワクチャの上、手汗でかなり湿っていた。

目の前で男女仲良く測定し合うクラスメイト達。
女の子達は、測定される時は用紙で胸を隠し、相手の測定値を記入する時は、記入時に用紙を置く机で上手いこと胸を隠していた。



パンツ1枚の女の子達。
動物やアニメのプリントが付いているなど、幼いデカパンツを穿いている子が意外と多かった。
それに比べてYさんのパンツは小さめの薄ピンクで、それは完全に『パンティー』と呼べるものだった。

身長、体重、座高と同じ教室で測り終え、隣の教室に移動した。
中には机が等間隔に5つ置いてあり、その脇で男女がお互いの胸囲を測りあっていた。
当然のごとく女の子の方が入り口に背を向けて立っていたのだが、場所によっては角度的に女の子の乳頭が見えてしまっているところもあった。
少し待っていると、ほぼ同時に4ヶ所が空いた。

私「どこにする?」

Y「真ん中!一番真ん中!」

彼女はかなり慌てふためいていた。

私「どっちから測る?」(←メジャーを手に持ち)

Y「あっ、私から先に(◯◯君のを)測らして。あっ、待って・・・、やっぱり・・・」

私「どうする?どっちみち・・・」

Y「隣には見られたくないから・・・。とりあえず私の背中にメジャー回して」

私「う、うん」

Y「回した?じゃあ手を上げるから、なるべく早く・・・」

私「う、うん」

Y「じゃあ、はい」

目の前に現れたYさんの想像以上のデカパイ。
私が測定値を読み上げるとすぐに彼女はまた素早く用紙で胸を隠した。

Y「じゃあ今度は私が測るから・・・。◯◯君、2枚の用紙で両方から隠して」

私「えっ?」

Y「だから・・・」

私「用紙で左右から胸を隠せばいいの?」

Y「う、うん」

私「じゃあ、その(Yさんが胸の前で押さえつけている)用紙を・・・」

Y「あ・・・」

私「こう?」

Y「う、うん」

Yさんの胸が周りから見えないように左右から用紙で胸を隠すと、ようやく彼女は私の胸囲を測り始めた。
周囲から閉ざされたYさんのデカパイ。
私からは丸見えのYさんのデカパイ。
彼女は緊張のせいか非常にアタフタしていた。
動く度に揺れたデカパイ。
ぷるるんっ、ぷるるんっと、目の前で小刻みに揺れたYさんのデカパイ。

(たまんねぇ・・・これはたまんねぇ・・・)

Y「ごめんね、ちょっと手が滑っちゃって・・・。ちゃんと隠しててね」

私「う、うん」

(この乳は俺だけのもんだぜ!)

ようやく胸囲を測り終え、隣の教室へ移動。
中には担任の先生が居て、長椅子が2つ並べて置いてあった。

先生「じゃあ椅子を挟んで、男女それぞれ出席番号順に向き合って並んでー。去年も一昨年もやったからわかるでしょー。早く早くー時間無いよー。じゃあ始めるよー。右足からー、はいっ!せーの!イチ、ニ、サン、シー、イチ、ニ、サン、シー・・・」

何が何だかわからないうちに測定は始まった。

(んっ?・・・これって踏み台昇降運動?)

先生「声出してー!みんなもっと大きく手を振ってー!はいっ!イチ、ニ、サン、シー、イチ、ニ、サン、シー・・・」

私は言われるがまま、大きな声を出しながら腕を振った。
そして、ふと正面を見た。
Yさんが今にも泣きそうになっていた。
涙目になりながら、しきりに左右を気にしていたYさんは、さりげなく胸を隠している周りの女の子達とは違い、あからさまに恥ずかしそうにガッチリと両手で胸を隠していた。

先生「もっと声出してー!女子ー、もっとちゃんと手を振るー!もう1回やらせるよー!はいっ!イチ、ニ、サン、シー!イチ、ニ、サン、シー!」

男子の掛け声はさらに大きくなった。
羞恥で声が出ない女の子達は、代わりに必死に手を振り始めた。
その様子を『信じられない』といった表情で左右を何回も見渡したYさんは、意を決したのか目をギュッとつむると、懸命に手を振り出した。

Yさんのデカパイが足踏みと同時にぷるんぷるん。
その右隣で、私が密かに好きだったSさんも、俯きながらBカップほどの生乳をぷるんぷるん。
さらにその隣では、黒縁眼鏡のがり勉のTさんが、予想外の巨乳を恥ずかしげにぷるんぷるん。
一方Yさんの左隣では、巨乳の持ち主として普段から目をつけていたMさんが、Yさんに負けず劣らずの巨乳を上下に激しくぷるんぷるん。
その隣では、お嬢様育ちの清楚なIさんが、顔を赤らめながら小ぶりな美乳をぷるんぷるん。

先生「はいっ!終わりー!」

この測定だけは自己申告制だった。
興奮ですっかり脈は乱れまくっており、やむなく私は偽造した数字を提出した。
この後、教室に帰ると、興奮冷めやらぬままに授業が始まった。

終わり。