急に私の中におちんちんを入れてきました…

23歳のときのことです。長期の新人研修が東京で開催され私はそれに参加しました。
研修は、全国から同業者が集い、仕事の内容や問題点について皆で話し合い、検討し、学んでいくというもの。経験も浅く、人見知りもする私は、皆に着いていくだけで精一杯でした・・・それでも数日が過ぎ、何度か皆で一緒にお酒も飲み、ようやく少しリラックスし始めたころ、同じチームだった勇介さんという人に誘われて彼の部屋で飲むことになりました。
最初はお互い少しぎこちなかったのですが、強めのお酒(勇介さんの街の地酒でした)を飲みながら仕事のこと、職場のこと、将来の夢の話、好きな芸能人の話、そんなたわいの無い話をしているうちに、緊張もほぐれてきました。

…そんな風に和気あいあいと話していたにもかかわらず、私の頭の中は、いやらしいことでいっぱいだったんです。

私がオナニーを覚えたのは、10歳と早く、それ以来ほぼ毎日のようにしていたのですが、10代後半からろくな恋愛に恵まれず、エッチする機会もありませんでした。
お酒の力にも後押しされたのかもしれないけれど、だからそのときの私は、たぶん思春期の男性なみにしてみたくてたまらなかったのです。

勇介さんは、シャイな感じで優しくてユーモアがある男性で、この人としてみたい! と強く強く思いました。
だから、二人して深酔いした午前二時ころ。
私は勇介さんに、「もう眠くてたまらないから少しベッドで横にならせてください」と言いました。

勇介さんはいいよ、と言い、俺も寝る、と言って私の隣で横になりました。
しばらくはお互いじっとしていたのですが、そのうち勇介さんは私の髪を撫で始めました。
私が甘えた声で「何するのー?」と尋ねたら、勇介さんは「男と女がベッドの中ですることは一つやろ」といい、キスをしてきました。

まぶた、頬、耳、首筋、また唇、今度は深いキス。
そうして丁寧にキスをされているうちに、気づいたら声を我慢できなくなっていました。
「やあん」と小さく喘ぐ私を見て、今度はTシャツの上からノーブラの胸を愛撫し始める勇介さん。

優しく揉まれ、乳首をこりこりされると、「んっ」と強めの声が出てしまいました。
それでもあくまで優しく、丁寧に愛撫を続けられているうちに、お酒で弛緩した脳と身体のせいか、全身が性感帯みたいな感じがして、恥ずかしいくらいビショビショに濡れてしまいました。



おっぱいを中心に優しく愛撫していた勇介さんがようやく私の下着を脱がせたとき、私は糸を引くくらい濡れていました。
「すごい濡れとうね」という勇介さんに、見栄を張ってしまい「半年振りくらいだから…」と答える私。
(半年どころか23年振りのくせに)

そして、勇介さんはようやく性器に触れてくれました。
それは、つっ、と指を割れ目に沿って撫で上げただけの刺激でしたが、それだけですごく気持ちよくて、私は思わず「ぁあんっ!!」と大きな声を出してしまいました。

それまであくまで優しく、囁くようにお喋りしながらの愛撫だったのに、私のその声を聞いて、勇介さんの動きが止まりました。
そして、急に、私の中におちんちんを入れてきました。

突然の強い刺激に、「んんっ!」と呻く私。
よく濡れていたせいか、ほとんど痛みも感じず、勇介さんのおちんちんの圧迫感と中で擦れる感じが気持ちよくて、壁が薄い作りの寄宿舎だったから、それまで結構声を我慢していたのに押さえきれず「んっ、んっ」と喘いでしまいました。
それどころか、自分から腰も動かしてしまいました。
初めてなのに。

だけど、研修のせいで久し振りのセックスだった勇介さんは、あっさりと果ててしまいました。
「ごめんね、いつもはこんなに早くないんだけど…」と謝る彼。
その様子が可愛くて、「いいよ、すっごく気持ちよかった」と言い、勇介さんを抱きしめました。

そのあと、ベッドの中で少しまったりした後に、また深いキスをして、そうっと自室に戻りました。
途中寄ったお手洗いで用を足したとき、まだ中に勇介さんのおちんちんの感覚が残っていて、不思議なような恥ずかしいような気持ちになったのを覚えています。

研修を終えてそれぞれの街に戻り、しばらくはメールのやり取りをしていましたが、いつしかそれも途絶えました。
もう彼とも二度と会うことはないでしょう。
だけど私は、一生この夜のことを忘れないだろうなあ、と思います。

たくさん優しく、気持ちよくしてくれた勇介さんが初めての人でよかったなあ、とも思います。
これが私の初体験の話です。