プロレス技をかけようとしたら妹の胸に手が触れて

その日、両親は外泊し、家の中には俺と妹の真由美の2人だけだった。
夕食も終わり、自室のベッドに横になりながら俺は雑誌を読んでくつろいでいた。

「お兄ちゃん、お風呂沸いたよ」

ドアが開き妹の声がする。

「・・・おぅ」

気の無い返事をしてページを捲る。
少し間をおいて再び・・・。

「お兄ちゃん、お風呂沸いたよ」

なおも気のない返事をする俺。
そして、しばしの沈黙・・・。

どかーっ!

「グェッ」

真由美のヤツがいきなり全体重をかけて馬乗りになってきた。

「お兄ちゃんっ、オ・フ・ローーーーーーッ!」

ヤンチャな笑顔を浮かべながら妹が言った。
まったく、いくつになってもやることは小学生の時と変わっていない。
仲の良い兄妹だとよく言われる。
たしかに、他の同世代の女の子に比べると素直なほうだと思う。
単に子供なだけかも知れないが・・・。
小さい頃からよく俺にまとわりついてくる妹を鬱陶しいと思いながらも、可愛いと思わない理由がなかった。

「ウリャ」

真由美を跳ねのけると今度は俺がプロレス技をかけてやろうと思って背中側からしがみついた。
伸ばした手が偶然に真由美の胸に触れた。
久しぶりにじゃれ合って触れた妹の体はずいぶんと女らしくなっていた。
お風呂上がりの洗い髪から良い香りがしてくる。

「あーーっ、触ったぁーーーーっ、エッチーーっ、ヘンターイ!」

無邪気に笑う妹とは裏腹に、邪な気持ちで手に力を込める。

「ちょっと・・・ヤダッ・・・」

いつもと違う俺の態度に真由美は不安そうな表情をした。
本当はずいぶん前から心も身体も真由美のことを妹以上に意識していた。
そんな俺が2人っきりの部屋で、自分のベッドの上で、真由美のことを抱き締めていてまともでいられるはずがなかった。

「真由美は・・・俺のことが嫌いか?」

耳元で囁きながら真由美の内ももに置いた手を上に滑らせる。

「やめてッ」

俺を押しのけて逃げようとする真由美のミニスカートの端を掴むと力まかせに引き下ろした。
みるみるうちに真由美の瞳に涙が溢れてくる。
しかし、剥き出しになった太ももとピンクのおとなしめな下着を見た時、俺の衝動は歯止めを失ってしまった。
無理やりパンティーを剥ぎ取ってから自分のジーンズを下着ごと下ろすと俺は真由美の上に覆い被さった。

「お兄ちゃんやめて、お願いだからやめて・・・」

次に自分が何をされるかを察した真由美は両脚をバタつかせて必死に抵抗した。

「兄ちゃんの言うことが聞けないのかっ」

なかなか挿入できないイラつきに、思わず声を荒げた。
『信じられない』という表情で俺の顔を見ると、真由美の動きが一瞬、弱まった。
それから体重をかけて上半身の動きを封じる。
再び自分のモノの先端で真由の膣口を探ると、深くめり込む部分に当たった。

(ここだ!)と思った俺は、そのまま自分のモノを手で支えて強引にねじ込んでやった。

「痛い・・・」

小さな悲鳴をあげて全身をこわばらせる真由美。
俺はオスの野良犬のように腰を動かして妹を犯した。

大変なことをしたはずなのに何も感じなかった。
小さく身体を丸めて震えて泣いている妹の姿を見ても胸は痛まなかった。



(もっと真由美と一つになりたい)

そんな想いだけが強かった。
全ての服を脱ぎさって真由美に近づくと、俺の気配を感じてビクリと身体を震わせた。

「なぁっ、真由美・・・いいだろ、もっと犯らせろよ」

自分が何を口走っているのか理解できなかった。
やっと自分の物にした女の身体を貪ることで頭がいっぱいだった。

俺は細い足首を掴んで引きずり寄せると、乱れた残りの衣服を剥ぎ取って仰向けに寝かせた。
そして、抵抗する力を失い、虚ろな瞳で天井を見つめる真由美に再び覆い被さった。
ねっとりとした長いキスの後、首筋に舌を這わせてから胸元に何度もキスをする。
爪が食い込むくらいに強く胸を揉みしだいてから顔を埋め、窒息しそうになるくらいにむしゃぶりついた。
それから自分のモノを真由美の体内に挿入すると、今度は大きくゆっくりと腰を動かした。
身体を密着させてから顔中を舐め回してからディープキスをする。
俺は上と下から同時に胎内の感触を味わうと腰の動きをまたケダモノのように激しくしていった。
痛みに耐えながら嵐のような時間が過ぎ去るのを待っている真由美に熱い息を吐きかけながら自分の欲望を何度もぶつけ続けた。

そして・・・。

「クッ・・・イクッ・・・真由美っ」

快感に声を上擦らせながら、妹の熱い膣内に一滴残らず精液を吐き出した。
心地の良い時間が過ぎていく。
身体を重ねている真由美の温もりが伝わってくる。
俺は名残惜しそうに身体を離すと腰を引いて自分のモノを膣内から抜き出した。
全身から温かい感触が消えて行くと真由美がどこかに行ってしまいそうで怖かった。

(ずっと真由美のことを抱いていたい)

身体が満足しても心が真由美の身体を欲しがった。
人形のように動かなくなった真由美を起こして座らせると、俺はうなだれた自分のモノを妹の顔に擦りつけた。

「真由美、舐めてくれよっ・・・兄ちゃんの大きくしてくれよ」

「いやっ・・・汚い・・・」

嫌がる顔を押さえつけて無理やり咥えさせるとモノはすぐに大きくなった。
涙を流して辛そうな表情をする真由美の頭を抱え、膣内にするのと同じように腰を動かし続けた。
そして、もう出ないと思っていた精液を口の中に吐き出した。

「ウェッ・・・」

苦しそうな声をあげて顔を背けると俺のモノを口から離して身をよじる。
俺は逃がさないように髪の毛を掴み、自分でしごいて、尿道に残っていた精液を涙に濡れた顔に塗りたくった。
ようやく解放された真由美は口の中の物を残らず吐き出すと、小さな子供のように声をあげて泣き出してしまった。
それから後のことはよく覚えていない。
ただ、足を引きずりながら部屋を出て行った妹の後ろ姿だけは今でも目に焼き付いている。

翌日、様子がおかしいのに気づいた母親が色々と聞いてきたが、妹は前の晩の出来事を誰にも話さなかった。
そして、俺のことを「お兄ちゃん」と呼ぶことは二度となかった。

それからすぐに俺は家を出てアパートから大学に通うようになった。
もう何年も実家には帰っていない。
最近の話だが真由美に彼氏が出来たらしい。
悪い奴じゃなければ良いのだが。