オレは子供の頃、よく女の子に間違えられた。
小4の時だった。
相変わらず他人に、「可愛いお嬢さんですね~」などと言われていたオレは、(ひょっとして、女の子の格好してもバレないんじゃないか?)と思い、試すことにした。
正月に向けて髪を伸ばし、お年玉で女の子の服を買うという計画だった。
思いついたのが9月。
元々女の子に間違えられるのが面白くて長めにカットしてた髪は、肩まで伸ばす事が出来た。
服は買って即トイレで着替えて、正月の街を歩いてみた。
ドキドキしっぱなしで、今まで経験のない興奮をしていた。
ミニスカートやストッキングの着け心地。
ノースリーブのセーターや、ブルゾンの裏地が腕の肌に触れる感じ。
全てが刺激的だった。
その足でゲーセン行って、対戦台でサイキックフォースをやってた時だ。
対戦相手だった大学生くらいの兄ちゃんを何度か負かしたのだが、何度めかの勝利の後、「お嬢さん強いね~、小学生?」と言われて内心歓喜。
「ウン」と頷くと、「他のゲームしようよ」と誘われた。
「もう、お金ないから・・・」と言うと、「いいよ、俺おごるから一緒に遊ぼうよ」と言われたのですんなりOKして、そいつと遊び始めた。
見た目は良くもなく悪くもなく、目立たないタイプの人だった。
オレがそれとなく「大学生?」と尋ねると、「ううん、社会人。働いてるよ」という答えが返ってきた。
その後はオレがかなり悪ノリし、プリで体密着させたり、彼がハイスコア出した時に抱きついたりして、自然とそいつを刺激しまくっていた。
別れ際、「今度の日曜日、また遊べない?また、会いたいな」と言われ、女の子として扱われるのに有頂天になっていたオレは「いいよ」とあっさりOKしてしまった。
ガキゆえに深く考えず。
約束の日は、もうすっかりデート。
手繋がれても、気持ち悪いと思わなかったし、ついに告白され、「いいよ。付き合っても」と言うと、いきなり抱き締められてキスされたが、イヤでもなければ気持ち悪くもなかった。
女の子扱いされるのが、ただ楽しくて仕方なかった。
困ったのはそこから。
(バレたら怒るだろな~)とそれだけが心配だった。
早く謝った方がよいと判断した俺は、次に会った時、自分が男の子である事を告げて謝った。
しかし、彼の反応は意外なものだった。
「いいよ、それでも。◯◯ちゃん可愛いし、スゴく綺麗だから」
結果、そいつの彼女を続行する事になった。
服は全てそいつのアパートに置いてあるし、そこで着替えてからデートなので周りに居る人間にバレる心配も無く、その関係を楽しめた。
一緒に居る時は下着まで全て女の子用を着けさせられていた。
春休みにカラダの関係にもなったが、ハダカにされてシーツが直に肌に触れる感覚に物凄く興奮した。
全身にキスされるのも、触られるのもそれなりに感じたし、乳首を吸われてる時が一番女の子の気分になれて楽しかった。
アナルも最初のうちは入れられると痛かったが、すぐに馴れた。
フェラは最初抵抗あったけれど、してみると相手の反応が面白くて病み付きになった。
髪をグシャシャにされたり、喘がれたりするのが楽しかった。
そんな関係を続けていると成長期のカラダも自分が“オンナ”であると勘違いしてしまうようで、肌なんてスベスベになってきて女の子そのものだったし、尻なんて丸みが強くなってきて、すっかりオンナの尻になってきていた。
さすがにムネだけは膨らんではこなかったが・・・。
6年生の夏、そいつに連れられて隣市のプールに遊びに行った時の事だ。
その時、尻が少し出てしまうような小さなビキニを着けて欲しいと言われ、股間の膨らみをテーピングで抑えるという苦労をして、その要求に応じていた。
プールから上がって1人でいると中学生の3人組にナンパされた。
話し込んでも全くバレない。
中学生相手だと話も合って楽しかった。
プール出て遊びに行こうと誘われて困っていると、大人げなく流水プールで遊んでた彼がやっとこ助けに来てくれた。
そいつらの前で、堂々と「カレシ!」って言って腕組んであげた。
中学生たちは驚いてたけど、彼は相当嬉しかったらしく、帰りを早めてラブホで休憩という事になってしまった。
どでかくて丸い濃紺の星柄シーツの上で、物凄く激しく可愛がられてしまった。
名前(女の子してる時のオレにそいつが付けた名前)を連呼して体中吸いつかれるわ咬まれるわ、痣だらけにされた。
その日は帰るのが遅くなり親に怒られたが、カラダ中についてる痣については、「知らないヤツとケンカした」で済んでしまった。
この時ばかりは、男って便利だと思った。
ポラロイドカメラを使ってヌード写真を撮られ、それをファイルして写真集を作られたりもした。
チンチンを股間に挟んで、女の子なりきりという間抜けな撮影会だったが、自分のヌードに興奮した。