レズビアンな恩師に異性との悦びを知って欲しくて

S先生は私が大学生だった頃の教師でした。
独身の女性で、女性の地位向上に人並みならぬ努力をした方です。
私はそんな先生に共鳴し、大学を卒業してからも一人で住んでおられる先生のお宅をよく訪ねては、夜遅くまで語り合い、感動に心を震わせるのでした。

今、先生は大学を定年退職され、著作などの執筆に勤しんでおられます。
私は会社勤めをしながら、今も先生との交際を続けていました。

ある夜、先生との会話に熱中したあまり、気がついたら零時近くになっていました。
もちろんこんな時刻に電車はありません。
すると先生が、「泊まっていきなさい」と言ってくださいました。
私は彼に車で迎えに来てもらおうとしていたのですが、せっかくのご親切を無下に断るのも失礼なので、初めてのことでしたが今夜は宿泊させていただくことにしました。

私にあてがわれたのは二階の一室で、そこは和室でしたので寝床を敷いて横になりました。
まだ先生との熱を帯びた会話が頭を駆け巡り、興奮のあまりなかなか寝付けないでいました。
3時ぐらいだったでしょうか、ドアが開き、先生が室内に入ってこられました。

「まだ起きてるの?」

「なんだか気持ちが高ぶっていて・・・」

豆球ひとつの明かりでしたが、闇に慣れた私の目には、ネグリジェの中に浮かびあがる先生の体がぼんやりと見てとれました。

先生はふいに私の寝床に入ってこられました。
これまで私は、先生が独身を続けていられる理由が、同性愛のせいだという事を噂で聞いていました。
私も先生が好きでした。
でも、先生が私の体に手を伸ばしてきた時は、さすがに息を呑みました。

そのことがあって以来、先生のお宅を訪ねる度に先生は私を求められるようになりました。
私はこれまで同性とそのような関係になったことはありませんでしたが、ご年配の先生の巧みなテクニックに次第に溺れていくようになりました。

そんな中で先生がふと漏らした、「異性との愛に一度は燃えてみたかった」という言葉が深く胸に染み入ってきて、いつまでも頭から離れませんでした。

私は心から尊敬する先生に、男性から愛される歓びを知ってもらおうと思いました。
それで私の彼にそのことを話し、一度だけでいいから、私の望みを叶えてもらえないかと懇願しました。
さすがに彼は戸惑いました。
が、私の真剣さに根負けした形で、「一度だよ」と念を押して、今日、私と一緒に先生の家にやってきたのでした。



私は正直に彼を連れてきた理由を先生に話ました。
先鋭な進歩思想の持ち主の先生は、躊躇うことなく私の申し出を受け入れてくださいました。

その1時間後、私たちは先生の広い寝室にいました。
分厚い絨毯に豪華そうなカーテン、アンティックな家具類に囲まれた中、先生はベッドで彼を待ち受けました。
私はそばに椅子を置き、これから起きる出来事を、しっかりと目に焼きつけるつもりでいました。

彼は着ている物を脱いで、トランクス姿になり、先生の横にあがりました。
先生は痩せてはいても、胸などは高く盛り上がり、また腰なども豊かに張り出しています。
今まで未婚を続けてきて、そして同性との愛によって、そのような張りと、ある種の色気を保ち続けているのでしょう。

彼が先生に口づけを交わしました。
先生は異性とのキスに、どこかぎこちなく応じました。
彼は抱きながら先生の太腿を撫で擦りました。
私は先生が、異性から受ける愛撫にどのように反応されるかを見たかったので、彼の愛撫が次第に激しさを増すのに目を大きく見開きました。

先生の表情がようやく変わり始めたのは、彼がいつまで経っても乗ってこない先生を見て、思い切って彼女の股の間に顔をつけ、すでに下着を脱がしてある秘所に舌を這わせだした時からでした。
先生は胸を反らし、荒い息をつきだしました。
時おり膝がピクリと震えました。
彼はなおも強く舌を這わせました。
そして指先を先生の中に指し入れ、最初はゆっくりと出し入れしだした手を、だんだん速く出し入れするうち、先生の口から上擦るような声があがり始めました。

頃合いと見て彼が、先生の上体を起こすと、両足を広げて自分の膝の上に乗せました。
そして太腿を腰の両側に抱えて、自分の太く硬直した肉を先生の下腹部に突き立て、体重を乗せながら奥深くまで突き入っていきました。

それからの30分あまりの間、先生は髪を振り乱し、背を反り返らせて喘ぎ続けておられました。
何度も下腹部が小刻みに震え、その身が伸び上がっては彼に身をもたれさせるところから先生が絶頂に達して落ちられるのがわかりました。

こうしてS先生に男性から性愛の歓びを知ってもらえたことで私は心から嬉しく思いました。
ただ、彼と先生との激しすぎる交わりに、穏やかならないものを感じないわけにはいきませんでしたが。