私の写真に変なコラージュをするお兄さん

私は中1の女子。
今、私たちの間で、スマホの通信でセクシーな女の人の画像をやり取りするのが流行っている。
雑誌のグラビアとか写真集とかで、キレイなお姉さんのステキな水着姿やヌードを見つけたら、スマホで撮影して友達に見せるんだ。

『このお姉さんの、おっぱい触りたいー!』
『このショートカット、逆に女の子っぽい!』
『わぁ・・・このお尻、ツンツンしたい・・・』

こんなメッセージが次々にみんなからやってくる。
別に自分を撮ったわけでも、自分が撮ったわけでもないのに、なんか嬉しい。
それに友達が言うには、「キレイな女の子になるためには、キレイな女の人をいっぱい見なくてはならない」んだって。
だからいつも、みんなから良いメッセージがいっぱい届くような画像を探してる。
でも中学生だから、セクシー画像なんか、思うようには手に入らない・・・。

そんな私には強い味方がいる。
数学を教えてくれている『お兄さん』だ。
お兄さんはフリーのイラストレーターをしてて、イラストの参考にするための女の人の画像をいっぱい仕入れているから、それを分けてもらってるんだ。
さすがに業務用だけあって、お兄さんの選んでくれた女の人の画像はどれもス・テ・キ。

『キャアー!お姉さんの褐色の肌の光方が最高ーっ!』
『細すぎてちょっと怖い・・・このお姉さんの身体、抱き締めたら折れてしまいそう・・・』
『ええええー・・・これって無修正?キレイ過ぎてフツーに見ちゃってた!』

なんてふうに友達からの評価もメチャ良い。

こんな私が、お兄さんのモデルをしちゃうことがある。

「イラストの参考にする、モデルになって欲しい」

初めて言われたときははヤバいと思った。
でも、セクシーな画像をいっぱいもらってるから断りきれなかった。
とんでもない水着を着せられるの?
裸で外を歩かされるの?
まさか男の人と裸で抱き合うとか?
そんなモデルかと思ったら、そうじゃなかった。

お兄さんは一眼レフのデジカメで、私にどこかの私立の学校の制服を着せて図書館で撮影したり、乗客のあんまりいない地下鉄の中で撮影したり、公園の中を散歩しながら撮影したり・・・。



私はそれでも安心できなかった。
そっと陰に連れていかれて、ブラウスを捲っておっぱい見せたり、スカートを捲ってパンティーを見せたりするのを撮られるかもって思ってた。
でも、そんな撮影はなかった。
お兄さんは撮影中、いつも私に話し掛けていた。
私になぞなぞを出したりして、私が答える時にシャッターボタンを操作する。

出来あがった画像は、みんな見せてくれた。
写ってた私は、そこそこ可愛いかった。
でも私は、その画像を自分で持つことはしなかった。
もしそんな撮影会をしてることが親にバレたら、お兄さんと会えなくなると思ったから。

お兄さんに数学を教えてもらってたある時のこと。

ポンカラキンコンカーン!

お兄さんのスマホから信号音が聞こえた。
お兄さんはスマホを取り上げると、「え?そんなアホな・・・」と言ってパソコンの前に駆け寄って、何かを確認し始めた。

(イラストのお仕事でトラブルがあったのかな?)

そう思ってふと机の上を見ると、お兄さんが使ってるルーズリーフから、はみ出してるものがあった。
写真を挟む、ポケットアルバム。
私は何気なしに中を開いてみた。

(・・・!)

私がモデルになった写真だった。
どの写真も、みんな見覚えがある。
でも、この写真も、この写真も、この写真も・・・、どの写真に写る私も、タバコを手にするか咥えるかしてて、ほとんどの写真の私は口からタバコの煙を吹き出していた。

(これって、アイドルの画像にタバコをコラージュする『タバコラ』ってヤツ・・・?)

私は素早くアルバムを元通りの場所に置いて、お兄さんが戻ってくるのを待った。

夜ふけの私の部屋。
ベッドの上で、私はパジャマのズボンに手を突っ込んでワレメをそっと弄っていた。
あれから私、あのアルバムに写っていた『タバコラ姿』の私を思い出しながらオナニーすると、気持ち良さが増幅されるようになった。

(お兄さん、ずるいよ・・・まだ私の顔をヌードにコラージュしてくれた方が可愛いよ・・・。あの写真、私は全然服なんか脱いでないのに、タバコをコラージュしただけで、あんなにいやらしい女になっちゃうなんて・・・)

私は、ベッドの傍らにある鏡を覗き込みながら、タバコを手にした。
タバコを咥えて吸い込むと、唇から煙を鏡にめがけて吹きつけた。

(お兄さんが撮影してる時に、私がいきなりタバコを吸い始めたら、お兄さんは興奮してくれるかな?それとも、逆にドン引きしちゃうのかな・・・)

私はタバコを咥えながら、さっきより激しくワレメを弄り始めた。