部活で真面目に卓球を教えようと思ってたのに…

確か体育祭の終わった頃だったか。

弱小卓球部の新主将だった私は、

団体戦1勝と個人ベスト8を目標に練習に励んでいた、

そんな頃。同じく部員が3人しかいなかったので

団体戦すら出来ない女子の主将と二人で、

なんとかかんとか部員をまとめていた、

そんな中二の秋、だった。

その日は試験前だったためか、

練習に来たのは私とその女子、便宜上リカとしておく。

その二人だけだった。

正直、真面目に練習してるのは私ら二人と

後輩何人かだけと言うどうしようもない状態だったが、

それでも、試合で勝ちたくて、必死に練習していた。

ランニング、柔軟、筋トレといういつものウォームアップの後、

二人しかいなかったので打ち合いを始めた。

しばらくして、リカは言った。

なんか、フォームがしっくりこない、と。

しゃあないから、横からフォームをチェックしてみる。

専門的な話なので詳細は割愛するが、要は体の使い方があまり良くなかった。

私が手本を見せてみるも、うまくない。

リカは言った。

良くわかんない、と。

めんどくさくなって、ちょいとごめんよ、と言ってリカの腕を取って、こうだよ、とさせてみせた。

まぁ、こんなのは結構茶飯事だからお互いさしてどうもしなかったが、問題は足の運びと腰の動きだった・・・

癖がついてて、何度言っても直らないのだ。

それを、告げてみる。

ぜんぜんわかんないよ、と言う・・・

鏡見るしか、と私は言ったが、リカはちょっと示して見せてよと、言うのだ・・・

つまり、実際に触れて動きを教えろ、と・・・

流石に女子の腰とかを触った事など無い。

まして、私はリカがちょっと気になっていたのだ。

一緒に練習する数少ない同士だったし・・・

流石に、固まった。

リカはその私の様子に気付いたのか、慌てて変な意味じゃないよ、とフォローを入れるが・・・

気まずい雰囲気。

はぁ、と一息吐いて、んじゃ教えたるから、ちゃんとおぼえてくれよ、と言って、リカの腰に手をやった。

顔がどうにも、赤くなってしょうがない。

向こうは向こうでかなり赤かったが、練習なんだと変な事を考えないようにしていた・・・

が、その意に反して私の股間は脈を打ち始めた。

やめろ、おさまれ、などと思ってもどうにもならない。

腰の微妙な柔らかさ、そして汗に混じって感じる石鹸の匂い。

これはまずいと思い、少し離れ、教えたフォームのチェックをすると誤魔化す。

頭の中は、早く勃起が治まる事だけだった。

なにせ、試合用のTシャツ短パン姿・・・

バレバレだ。

だが、その私の思いは通じなかった。

こんな感じ?とリカが振り返って、・・・

固まった。

お互いがただ顔をゆでだこのようにしてうつむくだけだったその沈黙を破ったのはリカの方だった。

そんなに、なるの?と。

私とリカは、話の大半が練習とかの話で、世間話とかはした記憶が無い。

まして、こんな・・・

そっぽを向きながら、ま、まぁ・・・

と答えるのがやっとだった。

リカに見られてる。

その事が何よりも恥ずかしくて、今すぐにでも消えてしまいたかった。

どうしてそうなったの?と、極めて答えにくい事を聞いてきた・・・

搾り出すように、答えた。

腰とかに、触れたからだ、と。

やっぱりS(私の事)も、そんなふうになるんだね、と言う・・・

そんな、お願いだから見ないでくれ。

しかも、明らかに見られて更に膨張している。

異常な恥ずかしさが、そうさせていたのだろう。

リカはなおも、とんでもない事を聞いてきた・・・

それ、さ、・・・

やっぱりその、か、か、固いの?と・・・

私は、触ってみる?と、かすれる声で言った。

何を言っているんだ、自分・・・

言ってから訪れる後悔。

リカは私のその言葉をどう、受け取ったのだろうか。

うまくいえない、微妙な表情。

はた、と気付く。

他に誰もいないとはいえ、体育館のど真ん中。

わざと大声を上げて、ちょっと休憩する、と言って更衣室に逃げ込んだ・・・

終わった。

それまでの人生が走馬灯のごとく駆け巡った。

でも、もう終わりだ。

あんな事言ったら、変態みたいじゃないか!・・・

しかも。

この期に及んでも私の股間は自己主張をやめることを知らない。

激しい自己嫌悪。

頭の中で絶望と後悔の堂堂巡り。

だから、リカが更衣室に入ってきて、しかも鍵をかけた事なんて、気付かなかった。

それから少しの間の事は、正直よく覚えていない。

自分がわけもわからず謝ったり、リカが、男の子なんだから、仕方ないし普通なんでしょ?といって慰めをかけてくれたり。

そんなこんなしてる流れで、結局リカが私の勃起したものに触る、ことになってしまった。



しかし、私の考えが浅はかだったのか、それともリカが大胆だったのか。

リカは私の横に座ると、膨らみに手をかけてきた・・・

ズボンの中に。

握られて、変な声をあげてしまう。

しかも、仮性だったし、先っぽはぐしょぐしょだった。

勢いで皮をむかれ、背筋をとんでもない快楽が走った。

それにびっくりしたリカは慌てて手を離し、ごめん、痛かったの?と謝って来る。

暫くはその快楽にぼうっとしてしまってただ首を振るしか出来なかった。

少し平静を取り戻し、リカに説明した。

気持ちいいんだ、と。

それがリカの好奇心か何かに火をつけてしまった。

質問攻め。

覚えてるのは、オナニーとかするのか、と。

してみせてよ、と。

もう、二人とも何かおかしくなっていたんだと思う。

顔はもうこれ以上なく真っ赤っかだったし心臓も破裂しそうだったけど、何故か段々と頭が冷静になってきているような気もしてた。

その、オカズがないと、と私は言った。

普段はどんなのがオカズ?と聞いてくる・・・

勢いで、私は言ってしまった。

リカの、裸とか想像して、と・・・

えっっ・・・

と言って、俯く・・・

震えてる・・・

何かにとりつかれたかのように、叫んだ。

だって、好きなんだから!顔を上げて、リカはすっごく戸惑った表情をしていた。

口元が微かに動いてて、何かを言おうとしていたみたいだけど、何も言わなかった。

でも、目はじっと私の目を捕らえて離さない。

リカは一瞬目を閉じて、じゃあ、本物をオカズにしてみてよって、早口で言って、ばっとTシャツを脱いだ。

息を呑んだ。

白いブラジャー。

脳内で散々妄想してきた、その胸のふくらみ。

大きくなかったけど、そんなのどうでも良かった。

食い入るように見ていた。

見てるだけで、いってしまいそうだった。

そのくらい、もう股間ははちきれそうだった。

Sも脱いでよ、とリカは言うや否や、短パンも脱いだ。

白のパンツ・・・

しかも、その、うっすらと黒い影が・・・

自分も合わせるように、パンツごと脱いだ。

きゃあ、と驚いてリカは手で目を覆ったが、指の隙間からしっかりと見ているのがわかった。

おたがい、じっくりと互いを見ていたが、そのうちリカはブラジャーに手をかけた。

後ろ手に外す仕草は未だもって、忘れる事が出来ない。

異常なくらい色っぽかった。

ピンクの突起。

視線を感じ、手で隠す。

そして、私のこわばりを見て、下も、見るの?と聞いてくる。

ぶんぶんと音が出るくらい首を縦に振ってた。

俯きながら、パンツをおろすリカ。

やけに、時間がゆっくり流れてた気がする。

露になった、微かな毛を見たとき、今まで妹のとか見てたのとは全然違った印象だった。

下げ終え、初めは手で隠していたが意を決したようにばっと、その姿を晒した。

きれい、だった。

口に出る。

本当に、きれいで、見ているだけでくらくらした。

じっと見る私に、リカはオナニー、してみせてよっ、と言ってきた。

私はいつも横になってしていたので、いつもどおりに横になる。

鞄からティッシュを取り出して、手をかける。

それじゃ、見えないよ・・・

言って、リカは私の股間に顔を近づけて、しゃがんだ・・・

微かな毛とともに、リカの筋が、見えた・・・

ほんの少し、潤んでるように見えて、それがとてもいやらしく感じた。

これまでにないくらいにはちきれそうな自分のモノを、皮をむきながら、上下にしごきだした。

じっと見る私に、リカはオナニー、してみせてよっ、と言ってきた。

私はいつも横になってしていたので、いつもどおりに横になる。

鞄からティッシュを取り出して、手をかける。

それじゃ、見えないよ・・・

言って、リカは私の股間に顔を近づけて、しゃがんだ・・・

微かな毛とともに、リカの筋が、見えた・・・

ほんの少し、潤んでるように見えて、それがとてもいやらしく感じた。

これまでにないくらいにはちきれそうな自分のモノを、皮をむきながら、上下にしごきだした。

服を着て顔を洗って、表面上は何事もなかったかのように練習に戻る。

後輩の遅れて済みませ~ん!という元気な声が遠くで聞こえたからだ。

慌てて服を着たが、多分こんな事をしたなんてバレてはいないだろう。

帰り道、途中まで一緒に歩いていたが、リカは突然私の方を振り向くと、さっきの好きだって、本当?と聞いてくる。

まさかここで聞かれるとは思わなかった。

唐突な直球に戸惑って、私は微かに頷くのが精一杯だった。

と、リカは、じゃあ、いいよ、と頬にキスすると、今日の事は絶対秘密だからね!と手を振って走り去っていった。

私がリカときちんと付き合うのは高校に入ってからの事であった