下から突き上げるように腰を動かしました

高2の6月頃、私がいつも降りる駅のプラットホームで待っている子がいました。
同じ学校の制服・・・よく見ると当時私が入っていた陸上部の後輩でした。
「なんだあいつ、次の駅で降りるヤツがなんでここに」
と思っていると、私に向かって歩いてきました。「先輩、読んでください」渡されたのは、いかにも「高1の女の子が書いた手紙」という感じのする花柄の封筒でした。
それまで女の子からプレゼントを貰うとか、手紙を貰うとかいうのは一度もなかったので、この時けっこう嬉しかったのです。家に帰るとさっそく封筒を開けました。なんと、ラブレター!! 手紙の最後に「敬子より」と書いてありました。

「そっか、あいつの名前敬子だったんだ」
敬子はマネージャーでいつもピストルを撃ったりタイムを取ったりしてくれていました。
顔もスタイルも、まあ普通といったところ。背は少し低かった。手紙の中の「先輩好きです」の一言がいつまでも頭の中に響いていました。

 次の日、練習が終わる頃に他の連中の目を盗んでそっと声をかけました。
「一緒の電車に乗ろうか?」
「えっ、ほんとうですか?じゃあ駅で待ってます」
私たちは同じ電車に乗り、私が降りる一つ手前の駅で降りて一駅分歩いて帰りました。

趣味のこと、嫌いな科目のこと・・・ありきたりの会話でしたが、何となく新鮮でした。
次の日曜日近くの公園で会う約束をして別れました。

 約束の日、朝から待ち遠しくて待ち合わせの時間よりかなり早く家を出ました。しかし、いってみると敬子はもう来ていました。
夏の太陽を思わせるヒマワリの柄のワンピース。
「敬子ってこんなにかわいかったんだ」
そう思うと罪な私の股間は急にズキズキと疼き始めました。

いくらなんでも初めてのデートでエッチはできません。
というかそんな勇気がなかったのです。とはいっても誰もいない公園の奥の方のベンチに腰掛けて話しているうちに肩を抱き寄せました。

敬子の反応が気になりましたが、彼女も私に身を任せるように体をもたれかからせてきました。話が途切れたのをきっかけに敬子の頭をこちらに向けさせ唇を近づけました。
する敬子は目を瞑っています。
そっとキスをすると彼女の唇は小刻みに震えました。
私のおチンコはどうしようもないほど勃起しています。でも、ここまでです。こんな初々しい敬子にこれ以上できませんでした。

「ちょっと待って」
そう言うと私は近くの公衆便所に駆け込み思いっきりしごきました。これが敬子との初デートのかなりかっこ悪い結末です。

 敬子と結ばれたのはだいぶ後になってからです。
敬子とは学校の帰りに「お話し」をするだけでしたが、秋も深まって11月の初め、たまたま私の両親が法事で田舎に帰って3日ほど私1人で留守番をしていた土曜日。
敬子に「明日ウチに遊びにおいでよ」
と声をかけると
「え~っ、ほんとうにいいんですかぁ。行きます!」
嬉しそうにOKしてくれました。

翌日のお昼ごろ駅まで迎えに行くとそこにはいつもとちょっと違う敬子がいました。
ベージュ色のブレザーに白いブラウス。ブレザーと同じ色の膝丈のスカート。

何か胸が躍るような気がしました。手をつないで家まで帰ります。彼女を部屋に通すと
「今日は先輩だけですか?」
「うん、みんな親戚の家で俺ひとり留守番」
「じゃあ先輩のお昼ご飯作ります」
「いいよ」

といったのですが敬子はけっこう強引に台所で冷蔵庫からいろいろ出すと、チャーハンを作ってくれました。けっこういけました。
ご飯を食べてから部屋の壁際に二人並んで座り、音楽を聞きながら「お話し」です。

実はこの日の私はもう敬子とヤル気満々でねジーンズの後ろのポケットに先輩から貰ったコンドームを入れていたのです。

ちょっと話が途切れたタイミングでキスをします。
この頃になるとキスはごく自然でした。しかし、今日はキスで終われません。
キスをしながら敬子の胸に手をやると敬子は何の抵抗もなく愛撫を受けていました。
そのうち敬子の口臭が甘く感じられるようになってきました。私はそっとスカートに手を入れました。

「いやっ!!」
敬子は体をひねるようにして抵抗しました。
「だめ?」
「だめです先輩。そういうの何か怖いんです」
「じゃあ触るだけ。それならいいだろ?」

敬子は返事をしませんでした。
しかし私はまたスカートの中に手を入れました。今度は抵抗しませんでした。
敬子がされるままになっているのに気をよくした私は、太股の内側をさするようにしながら少しずつあの部分に近づけました。

今度拒否されたらもうできなくなると思った私は、慎重に少しずつ少しずつ目的の場所に指の先を伸ばしていきました。
ちょうどへその下あたりに指が来たとき、敬子はピクッと体を震わせました。
そしてそのまま茂みの部分、さらにその下の方に指を伸ばします。



もちろん、その間中キスをしながら首筋や耳の下あたりを撫で続けました。
これがけっこう効果的だったようです。敬子は全く抵抗しなくなりました。
あの部分に指が触れた時、敬子はすでに濡れていました。
ショーツを通してヌルッとした感触が指に伝わってきたのです。

「もう大丈夫」私は確信してスカートをまくると太股から濡れた部分にかけてさするように愛撫しました。
「ハァ、ハァ」「ウン、ウンッ」
ため息のような切ない息遣いと押し殺すような声が漏れてきました。そして私の手をはさむように太股をよじりだしたのです。

「敬子、いい?」
目を瞑って黙っています。私はもう一度
「敬子、いい?俺、敬子としたい」
敬子はゆっくりと頷いてくれました。

私は敬子の両膝を立て、ショーツを足首まで一気に下ろしました。
両足から抜き取ると、私もジーンズとパンツを脱ぎ、すばやくコンドームをつけました。
敬子のあの部分は濡れているというより溢れているという感じでした。

「敬子、するよ。痛かったら言って」
そう言いながらおチンコを敬子の溢れんばかりに濡れた部分にあてがいました。
そしてゆっくりと腰を押し付けると、割とすんなりと入っていきます。

しかし、半分くらい入ったところで顔をしかめながら「ンッ、ンッ」と少し痛そうな声を出しました。
「痛い?」
「ちょっとだけ。でも大丈夫です」
敬子は私を気遣って我慢してくれているようでした。
やめようかと一瞬思いましたがここまで来ればどうしても欲望には勝てません。
私は思い切って敬子の股に押し付けるように残り半分を突っ込みました。
ずぶずぶっとおチンコは敬子の中に完全に入りました。敬子の顔が元に戻り、何か安心したような安らかな表情になりました。

この初
々しい表情がたまらなくなり、
「敬子、敬子かわいいよ」
そう言いながら腰を前後させました。私も初めてだったので挿入後5分もしないうちに限界がきました。目を瞑ったままの敬子に
「敬子もう出そう。イクよ。」
敬子の中でドビュッと勢いよく射精しました。

終わってから後始末するティッシュに初めての赤い痕跡がありました。
敬子はまくれていたスカートを膝まで下ろすと「向こう向いててください」と言って私に見られないようにショーツをはきなおしました。
あらためて抱き寄せると
「私、先輩が初めてでよかった」
そう言ってくれました。
 
敬子とは何度かエッチしました。テスト中の学校でやった時はさすがに緊張しました。
テスト中の午後はほとんど誰もいません。誰もいない特別教室棟のいちばん上の端のトイレで立ったまましました。

制服のまま抱き合って、キスをしながらスカートに手を入れました。
寒い時期なので敬子は黒いタイツをはいていました。制服のスカートに手を入れてタイツの感触を味わうと今までに感じたことのない興奮を覚えました。敬子もこの日はすごく感じたようでした。
タイツの中に手を忍ばせ、ショーツのクロッチから指を入れるともうどうしようもないほど濡れていました。

「しよう」
「うん!!」
私はズボンのポケットから定期入れを出すといつも用意していたコンドームを出しました。
ズボンとパンツを下ろしていきり立ったペニスに素早く被せます。
敬子に後ろを向かせ、タイツとショーツを膝まで下ろすと後ろから背の低い敬子のお尻をを少し持ち上げるようにして挿入しました。
ヌルッという感じで滑らかに入っていきました。その瞬間敬子は「アッ」と声を上げました。

「痛かった?」
「ううん、先輩が当たってる」
「気持ち悪い?」
「いい~、すごくいいです」
初めての敬子の反応に私は嬉しくなって下から突き上げるように腰を動かしました。

これまで敬子と何回かエッチしましたが敬子はなかなかイッてくれませんでした。
しかし、この時は私が「敬子イクよ!!」と言って射精したすぐ後に声を押し殺すように「クゥ~ッッ」という声を出したかと思うと後ろから両胸を揉んでいる私の腕に強くしがみつくように両腕に力を入れてきました。

「イッた?」
「何かくすぐったいのがすごく強いみたいな感じがして頭の中が真っ白になっちゃった」
「敬子、ついにイッたんだ」
「先輩のエッチ!!」
学校でする会話ではありません。

 敬子とのエッチは会えば必ということはありませんでした。
着ているものを全部脱がず、脱ぐべきものだけ脱いでお互いに濃厚な前戯をしたこともありません。
言うなら「高校生らしいエッチ」をしていたように思います。

落ちこぼれの私と違って、下の学年では理数のエースだった敬子は私との付き合いが原因で成績が下がってきたので担任や親からもだいぶ説教を食らったらしいです。
そんなこんなで春休みに敬子の方から別れを切り出されてそれで終わってしまいました。

別れを告げた日、敬子は涙ぐんでいましたが
「先輩と会えてよかった。」
この一言で私は救われたような気がしました。