私がはじめてソープに行った頃はまだ「トルコ風呂」と呼ばれている時代で、半分以上がノンスキンでノンスキンの時は中出しが当たり前だったように思います。
ちょうど付き合っていた彼女に振られて、心も体も寂しいのを埋めるために通ったように思います。たいてい、終わった後虚しい思いを噛みしめていましたが(例え中出しでも)、まれに心から楽しませてくれる子も居たように思います。その中でも忘れられない嬢がいます。
まだ若かった私は結構早漏でした。
しかし、50半ばの今でも週に3日は女性が欲しくなるほど性欲が強いタイプですので、当時は2、3度射精しても硬度を失うことは稀でした。
調子のいい時は抜かずの5発くらいはできたものです。
もちろん、一回一回は早いわけですが…
ある時、容姿も好みで話も合う嬢に当たり(と言っても20代半ばの私より年上の30前後の嬢だったと思います)、うきうきして、全裸になって洗い場で体を洗ってもらってフェラからバックの形で挿入。
締まりの良い肉壷にたまらず射精。
でも気分良く腰を振り続け数分で2度目の射精。
構わず続け、最後は少し長持ちして3度目の射精で取りあえず一度満足して抜いて、一緒に浴槽に。
そこで潜望鏡の技を仕掛けられて簡単に再勃起。
その勃起した男茎をねっとりしゃぶりながら嬢が
「強いのねえ。さっき3度いったのにもうこんなになって」
と言われて驚愕。
だって振られた彼女ともいつも生で中出しでしたが、そんなこと言われたことはありません。
でも今考えれば、ベテランの嬢が生で入れたお客の射精がわからないはずはありません。
まして若い分、量も拍動も大きいわけですから。
しかし、当時の私はそういうことすら想像出来ないほど若かったのです。
驚いている私を可笑しそうに見てた彼女は
「じゃあ、上がろうか。いいこと教えてあげるからベッドに行こう」
というと私の体をバスタオルで丁寧に拭きベッドへ誘います。
「仰向けに横になって」
と言われ言われた通りにすると全身に舌を這わされると簡単にギンギンになります。
それを念入りにフェラしてくれますが、イキそうになると絶妙にタイミングをずらされ、無限の気持ち良さが続きます。
声にならない声をあげて目を瞑って呻いていると、騎乗位でいつのまにか挿入。
「どう?こうしたら、ほらいっちゃいそうでしょ?」
彼女が腰を上下に振り軽く肉壷を締めながら囁きます。
「うん…」
私が余裕無さげに頷くと
「でも、これなら大丈夫でしょ」
と腰の動きを変えます。そうすると射精感が少し遠のきます。
「こういうようにあなたが動いてみて」
そう言われて同じように腰を動かすと、少し眉を寄せて
「そう、そう、それでいいの。これなら大丈夫でしょ」
という問いかけに私が頷くと
「でも、女はこれで十分気持ちいいの」
その日は腰の動かし方を色々と教わり、最後に彼女の自慢の技で秒殺されました。
その後、彼女に通うといっても若い時分でそうお金も無いので月に2回程度ですが、通う度にセックスのレッスンをしてくれました。
女性の入り口に近いポイント(今で言うGスポット)や奥のポイント(ポルチオ)はうまくこなせるまでにかなりかかりましたが、根気良く指導してくれたものです。
思えばなぜ私に教えてくれる気になったのか不思議でしたし、聞いても笑って答えてくれなかったように思います。
レッスンの終わりには、
「今日はこれで終わり。後はプロのテクを楽しんでね」
とソープのテクで満足するまでイカせてくれました。
もちろん生嵌め中出しです。
当時ではそれが主流でしたから。
ある日は、
「今日はまだお客さんに付いてないから、クンニの勉強しよっか?」
とほとんど女性の喜ぶあらゆる舐め方の指導でした。
「詰まらないかもしれないけど、覚えておいて損はないから。舐められるのが心底嫌いな女なんていないから」
その言葉は何故か今でも良く覚えてますし、初めてその嬢が私の拙いクンニでイってもくれて凄く感動しました。
そういう感じで2年近くが過ぎたと思いますが、ある時、彼女が騎乗位でガンガン腰を振り、ギュウギュウと締めあげてくるのに応戦していると
「長く持つようになったし、うまくなったねぇ。私の方がイカされちゃいそうだよ…今日で免許皆伝かな」
と言うと
「モ、ダメ、イッちゃう」
と激しく痙攣し私の上にうつ伏せでかぶさって来ました。
私にとって挿入して初めて女性をイカせた瞬間です(演技だったのかもしれませんが、本当であったと信じたい思いです)。
振られた彼女は、多分中でイったことは無かったはずです。
その後からは、私が店に行くと
「今日はソープに来たの?私に会いに来たの?」
と尋ねて、ソープと答えると即尺、潜望鏡、マットプレイ、ベッドとフルコースで楽しませてくれて、会いに来たと答えると、恋人のようにDキスしながら脱がせあい、風呂でイチャイチャした後、ベッドで怒濤のセックスを楽しませてくれました。
もちろん、その違いがわかると、いつも「会いに来た」と答えていたように思います。
一度も外で会おうとか、連絡先を教えて欲しいとか私も向こうも言ったことはありませんでしたが、会うのにウキウキして会っている間は心から楽しませてくれる嬢であったと思います。
そのうち私にも彼女ができ、結婚する過程でしだいに足が遠のいていって、店に行くことも無くなりましたが、ある日ふと思い出して店に電話すると数カ月前に退店したとのことでした。
今でも時々どうしてるのかなと思い出す忘れられない女性の1人です。