キモヲタ童貞の初ソープ体験記

俺も今年で28歳。
女の『お』の字も知らないキモオタ童貞だが、無性に女の子に触れたくなった。
最寄りの場所は福原。
言わずと知れた関西の風俗街だ。
『80分、2万5000円』を目安にググったりなんかした。
で、巨乳好きだったから、とあるIカップの嬢を選んだ。

21時の予約で、いざ入店。
中は思っていたよりも綺麗で、受付の兄ちゃんの対応も良かった。
ここで一番恐れていたのは、巨乳にありがちなデブなこと。
写真やスリーサイズでは太めではなさそうに思えたが、実物はどうか分からない。
トイレに行ったりお茶を飲んだりして緊張を少しでも和らげる。
そして嬢の待つルームに通された。

嬢「こんばんは」

俺「こ、こんばんは」

(薄暗い・・・)

最初の印象がそれだった。
思っていたよりも暗い。
嬢よりも内装面に気を取られて、促されるまま注いでくれたりんごジュースを飲む。
酒が飲めない自分が恨めしかった。

ここでようやく落ち着いて嬢を見る。
顔は、まあ並。
だが恐れていたようなデブではない。
腹は多少ぽっちゃりしているが、極端ではない。
程よく肉があって、おっぱいは想像以上に大きかった。
童貞なことを隠していてもロクなことにならないのは目に見えているので、素直に話した。

嬢「え、私でいいの?」

俺「さんざん悩んで選んだから是非お願いします」

口下手コミュ障にプライドなんかない。
嬢に全てを任せることにした。

「ベッドかマット、どっちがいい?」

そう言われても分からないので説明を受ける。

ベッド:ある程度、客と嬢が自由に動く。
マット:嬢が色々ヌルヌルしてくれる。

童貞が動くとかハードモードすぎるので、即マット決定。



互いに全裸になってバスルームに行く。
改めて全裸の嬢を見る。
巨乳にありがちなデカ乳輪ではなくホッとする。
緊張で全身が敏感になっていたのか、嬢に触られるたびにくすぐったくて、快感を感じるどころではない。
でもヌルヌルローションは確かに気持ちよかった。

ゴムを付けられ、いざ挿入。
だが、嬢の中がキツかったのかゴムがキツかったのか、今ひとつ分からないまま俺も嬢もひたすらに腰を振った。
俺の定義として、中でイカなければ童貞を捨てたとは言えないから俺も必死だった。
それでも3~4分頑張って、めでたく膣内射精することが出来た。
初仕事を無事に終えた息子を褒めたい気持ちだった。

ローションを流してベッドへ向かったが、2回戦なんて出来る体力や精神的余裕はなかった。
だからひたすらおっぱいをモミモミしたりタプタプ揺らしたり、顔を埋めて遊ばせてもらった。
プロフに『パイズリも出来る』とあったのでお願いしたのだが、なかなか思うようにはいかないし、イケない。
ちょっと残念だが、手コキで妥協した。
だが、2回目にしては思ったより出たので自分でもびっくりした。

時間も近づいていたので、最後はトークで締めくくった。
いかんせん話題なんてアニメとゲームと、直近の夏コミ地獄のことくらいしかない。
たぶん嬢は半分も理解できていないだろう話題を振りまいてタイムアップ。
自分の引き出しのなさを恨んだ。

「また来てね♪」

営業スマイルで名刺を渡され、店から出た。
夢のような80分だったが、現実に起こったことだと分かってても、どこか現実味がない。
これが賢者タイムか・・・と勝手な解釈をして家へ帰り、夏コミで入手したエロ同人誌で3発目を出した。