母と晩酌しているうちに欲情してハメてしまったが・・

酒を飲んでいたのもある。ひどく寒い晩だったこともある。
妙に気分が良くて二人とも上機嫌だった。毎晩決まって繰り返していた晩酌。風呂から上がると、コタツに入ってテレビを観ながら母と一緒に酒を飲むのが楽しみだった。
そんなに強いほうじゃないが、母も嗜む程度には飲める。
その日は仕事が遅くなり、家に帰るとすぐに熱燗をつけてくれた。
ひどく寒い日で、風呂に入る前に気付け代わりにと母が気を利かせてくれた。
ちょっとのつもりが、ついつい杯を空けてほどよく酔いが回った。

寒い、寒いと繰り返していた母は、面白がるように俺の隣りに陣取って楽しそうに笑っていた。

肩を寄せ合い、なにがおかしいのか笑いが止まらなくて、母はクスクス笑っているばかり。俺も、おかしくて一緒にクスクス笑っていた。

不意に互いの顔が近づいて笑いが途切れた。
偶然、近づいただけだが時間が止まったように二人は見つめ合ったまま動けなかった。

母の瞳を見つめているうちに吸い込まれるように唇を重ねてしまったのは、ずっとこの母が好きだったから。綺麗で優しくて子供の頃から好きだった。

唇を離すと、母は怒りもせずに、恥ずかしさを隠すように照れ笑い。頬がほんのりと赤くなっていたのは、酒のせいばかりではなかったはずだ。

照れてうつむく仕草が可愛らしく、追いかけるようにもう一度唇を奪いにいっていた。わずかに顔を背けられたが、唇が重なってしまうとは母それ以上逃げなかった。

顔を上向かせて長いキスをした。自然と背中を抱いて引き寄せ、もう片方の手は胸元に伸びていた。ふっくらとした乳房に触れても、母は口づけを受けているだけだった。

うかがうように乳房を触っていた。
胸元から手を入れ、ブラの隙間から乳首を摘むと、母の口から切ない吐息が漏れた。
その声を聞いてしまったら、やめることができなかった。

抱き合いながら倒れ込み、貪るように唇を奪い続けた。

手は遠慮なく母の身体をまさぐり、下着の中まで伸びていた。
硬い陰毛に触れ、その奥にある肉襞の合わせ目が濡れているとわかって嬉しかった。
急くように服を脱がせ、乱暴に下着も脱がせにかかっていた。

高血圧がひどかった父は、いつも9時には就寝していた。
俺が仕事から帰ったのは10時頃。それから2時間ほど飲んでいたから、時間は深夜に近かった。2階には親父が寝ている。それがかえって燃え上がらせたのかもしれない。

母はずっと唇を噛みしめ、声の出せない苦しさに顔を歪めながら喘いでいた。



蛍光灯の煌々と照らす明るい光の下で、こたつに潜り込んだまま母の身体を貪った。あんなに興奮したのは、あの時が初めてだった。

自分もズボンを脱いでしまい下半身を剥き出しにすると、いきり立ったものを母の秘裂に押し当てた。

一瞬、母の手が俺の胸を押し返し、驚いた表情で俺を見つめていた。

「本気なの?」と訊かれたところで、嘘です、なんて答えるはずがない。
言うべき言葉も見つからなくて、俺は誤魔化すように母の身体に乗っていった。

なにも聞きたくなかったから、唇を重ねて口を塞いだ。自分で握り位置を確かめたが、その時には覚悟を決めたのか、母は唇を奪われながら必死に俺にしがみついてるだけだった。

ぐっ、と押し込んでいったときの達成感。
根本まで押し込み、熱く濡れた肉壺の中にすべてが埋没したとき、俺はどうしようもない幸福感を覚えてならなかった。

乱暴に動くつもりはなかった。じっくりと味わいたかったから、ゆっくりとゆっくりと動いた。

膝を押し開いて、背筋を立てながら、繋がっている部分を上からとっくりと眺めていると、気付いた母が「恥ずかしいよ」と泣きそうな声で訴えた。

その仕草が無性に可愛らしくて、益々俺を意地悪にさせた。
四つん這いに這わせて後ろから責め、驚くほど綺麗な色をしていたアナルを虐めたりもした。

声の出せない母は、手だけで羞恥の意志を示したが、それは虚しく宙を搔くばかりだった。

最後は、母の足を肩に担いで、折れるほど身体を曲げさせた上に体重をかけていった。
母は、湧き上がる声を抑えることに一生懸命で、どうにもできないと訴えるかのように、終始顔を激しく左右に振るだけだった。

最後の最後に理性が働き、母の腹の上に出した。

終わると、ものすごい罪悪感に襲われたが、同時に無性の喜びにも満たされていた。

身体を重ねたまましばらく息が整うのを待ち、すっかり呼吸が落ち着いてくると、母は俺の背中をさすりながら、「これからどうするのよ。普通の親子じゃいられなくなったじゃない」と言った。

これの答えは簡単だった。あれほど寒かったはずなのに、二人とも流れるほどに汗を搔いていた。

「風呂に入ろうか?」と誘うと、母はすぐに「うん」と答えた。
裸のまま風呂に向かい、二人で一緒に入った。
汗を流しているうちにまた欲しくなり、求めていくと母は躊躇わずに与えてくれた。

それがついこの間のことだ。
その夜から晩酌をするときは、必ず母は俺の隣りに座るようになった。
しばらくは母だけでいい。母がいて酒があれば、他にはなにもいらない。