耳掻きしてもらうのって、気持がいいですよね。
ぼくは小学*の頃、母によく耳掻きをしてもらいました。「お母さん、耳掻きして」と言うと、母は嬉しそうに耳カキ棒を取り出して座り、その膝をポンポンと叩いたものです。
ぼくはその膝の上に頭を乗せるとき、いつも堪らない期待感を覚えました。
正確に言えば膝というより太股に頭を乗せるわけですけど、母の太股は柔らかくてむっちりしていて、頭を乗せるだけでもう、うっとりとしてしまうんです。
それに母は、甘くていい匂いがします。
そんな母の膝の上でドキドキしながら待っていると、おもむろに耳たぶが引っ張られるわけですが、ぼくの母は最初、グイッ、と痛いくらいに耳たぶを引っ張るのです。
「痛た・・・」と声を上げると「あ、ごめんね」と力を緩めるのですが、なぜか毎回、グイッ、痛た、あ、ごめん、が繰り返されました。
だけど、痛いけど気持いいんです。痛いくらいに広がった耳の穴に母の視線が注ぎ込まれる・・・ただそれだけのことで快感でした。
耳かき棒がすーっと入ってくるときがまた快感でした。痛くしないでよ・・・という不安の中で、耳掻きの先が、カリカリ、カリカリ、と耳の中を掻き始めます。その心地良さに浸っていると、ときどきツーンと痛みが走ります。
こびりついている耳垢が、剥ぎ取られるときの痛みです。
これがまた堪らないんです。痛いけど気持いい。まさに痛気持いいというやつなんです。ぼくは毎回、母の膝にしがみついてもがいたものでした。
ぼくが中学一年のときです。
その頃のぼくは性欲に目覚めていて、毎日悶々としていました。同時に反抗期でもあり、いつもイライラしていて、親に何か言われてもろくに返事もしない、という毎日でした。
そんなある日のことです。
夕食を食べた後、ぼくはリビングで寝転び一人でテレビを見ていました。父は仕事でまだ帰宅しておらず、母はキッチンで食器を洗っていました。
ぼくは、そろそろ部屋に行って勉強でもしようかと思っていたのですが、
「克己、耳掻きしてあげるからいらっしゃい」
と、食器を洗い終えた母がリビングに入ってきて、ぼくの横に座ったのです。
「え・・・」
ぼくはとっさに何と答えたらいいかわかりませんでした。
というのも、ぼくは父だけでなく母にも口答えして、よく母と口喧嘩みたいなことをしていました。だから、
(きっとお母さんも、ぼくに対してイライラしているだろうな・・・)
そんなふうに思っていたのです。そんな訳で、
「テレビなんか見てないで勉強しなさい」
と言われるのならともかく、急に「耳掻きしてあげるわ」なんてニコニコ笑いながら言われたのでぼくは面食らってしまったのです。
でも、久しぶりに母の膝で耳掻きしてもらうのも悪くありません。ぼくは「うん」と答え、横たわって母の膝に頭を乗せたのです。
反抗期とはいえ、やっぱり母の膝はいいものでした。懐かしさが込み上げ、心がすー、と落ち着くのです。
母はやはり、痛いくらいに耳たぶを引っ張りました。
「い、痛い・・・」
「あっ、ごめんね」
母はぼくの耳の中を覗きこみ、耳掻き棒を差し込んできました。以前と同じように期待で胸がワクワクします。
カリッ、カリッ・・・
母が耳垢を取り始めました。気持いいけれど、ちょっと怖い。痛くしないでよ・・・と思っているそばから痛くなって、ぼくは思わず母の膝小僧を握ってしまいました。そしてハッ、としたのです。
母とはいえ、ぼくはいま女の太股に頭を乗せているのです。スカートの中に手を入れれば、母のあそこに触れることだってできる体勢になっているのです・・・。
カリッ、カリッ、と耳掻きが続いています。何だか以前にしてもらったときよりもっと気持よく感じられます。
「あっ、ちょっと痛い・・・あっ・・・」
「ごめんね、いま大きいのを取ってるの」
「あっ・・・」
大きいのがこそげ取られるまで、ぼくは母の膝小僧を握りしめ、痛痒い快感に身悶えしていました。やっと取れたときの安堵感には、堪らないものがあります。しかし、安堵に浸る間もなく、母は別の耳垢をカリカリし始めます。
「しばらく取ってなかったから、耳垢だらけよ」
「そ、そう・・・あっ、痛い」
「ちょっと我慢して」
「う、うん・・・」
母と会話をしながら、ぼくは困ったな、と思いました。
身悶えしているうちに肉棒がムズムズしてきたからです。最初からスカート越しの太股の感触や、握っている膝小僧の感触にもやもやしてはいたのですが、このとき、なぜか耳の中をカリカリと掻いてもらう快感が、下腹部にズンズン響いてきたのです。
そして、やばい、どうしよう、と思っているうちに、肉棒は完全に勃起してしまいました。
ズボンの前が大きくテントを張っています。
当然、母もすぐ気がついたはずです。この体勢で気づかないわけがないのですから。でも、母は何も言いませんでした。見て見ぬふりをしてくれているのです。
ぼくは、恥ずかしくて堪りませんでした。ところが、見て見ぬふりをする母に気づいたとき、ぼくは自分でも信じられないようなことをしてしまいました。
母の太股に指を這わせながら、少しだけですけどスカートの中に手を差し込んでしまったのです。
今になって思えば、よくもまあ、あんなことをしたと思います。でも、大丈夫なような気がして、つい入れてしまったのです。
入れてしまってから、あっ、怒られる! と慌てました。
ところが、です。母は拒むどころか、自分から膝を崩してくれたのです。それが、返ってぼくを驚かせました。
「興奮しちゃったの? 克己」
しかも母は、怒るどころか優しく声をかけてきたのです。
「えっ・・・うん、いや・・・」
ぼくはもう、しどろもどろでした。
さらに母は、耳掻き棒を耳から引き抜きながら、
「お母さんの太股・・・好き?」
そう聞いてきたのです。
「う、うん・・・」
ぼくはそう答えるしかありませんでした。すると母は、
「もっと触ってもいいのよ」
「・・・」
ぼくは驚きすぎて返事ができませんでした。でも、つぎの瞬間には、太股の奥に手を差し込んでいました。そして、パンティの上から母のあそこを夢中でまさぐったのです。
母は、そんなぼくの頭を優しく撫でまわしてくれました。
母がどうしてこんなことをさせてくれるのか不思議な気がしながらも、図に乗ったぼくは母のあそこをいじくりまわしました。パンティの上からですけど、柔らかくてふっくらしているのがよくわかります。それに、何だか湿った感じもあります。
そしてぼくは、心臓が破裂しそうなほどの興奮の中でパンティを掻き分けました。
最初に触れたのは陰毛です。ぼくは、頭では母にも陰毛があるってわかっていたのですが、こんなにびっしりと生えていたことが驚きでした。掻きむしるとジャリジャリと音がするのです。
さらにぼくは陰毛の奥へ指を差し込んでいき、母の割れ目を指で捕らえました。いや、あのときは感動に近いものを覚えました。まず二枚のひだの感触が堪らなく気色いいのです。柔らかくて、ぷにゅぷにゅして、もう最高の感触でした。
つぎに割れ目の中に指を這わせていったのですが、そこは指でなぞるとねっとりとしていました。
ぼくは何度も割れ目をなぞるうちにぬめっ、としたすぼまりを見つけ、そこに人差し指をあてがってみました。でも、指先がぬぷっ、とのめり込んだとき、はっとして引き抜いたのです。
母もいいと言ってくれたし、ぼくも相当に興奮していたわけですが、
(いくらなんでも、お母さんの穴に指を入れたらまずいんじゃないのか・・・)
そう思ったのです。まだそのくらいの理性は残っていました。すると、母がぼくの背中を抱き寄せながら、
「いいのよ、入れても・・・」
それを聞いてぼくは、やっぱり夢中で指を差し込みました。
(お母さんがいいと言うんだ。悪いことをしているわけじゃないんだ)
そう思いながら、自分が産まれてきた穴をぬぷぬぷと掻き分けていったのです。母の穴ってとても温かい、というのが最初に思ったことでした。温かくてねっとりした粘膜が指に絡みついてくるようです。
根本まで深々と人差し指をのめり込ませたとき、ぼくは何だか胸がジーンとしました。子供の頃に戻って、母に甘えているような幸福感を覚えたからです。
(このまま赤ちゃんになってもう一度母の体内に戻りたい・・・)
ぼくがそんなことを思い、うっとりしていると、
「克己、お母さんの中に戻りたい?」
ぼくの心を見抜いたかのように母が言ったのです。「うん」とぼくは答えました。でもそれは、赤ちゃんの頃に戻りたい、という意味だったのです。
すると母は「いいわ」と答え、ぼくを膝の上から下ろしました。当然指も抜けてしまいました。
ぼくはもっと入れていたかったのに残念・・・と思ったのですが、母は座ったまますばやくパンティを脱ぎさり、両足を大きくM字型に広げたのです。スカートはめくれ返り、母のあそこが丸見えです。
(えっ? えっ?)
ぼくがあっけに取られて見ていると、母はすごく真剣な顔で言いました。
「さあ、克己も早くスボンを下ろして」
「うん! うん!」
ぼくはやっと意味がわかり、夢中でズボンとパンツを下ろしました。足から引き抜くのももどかしく、膝までずり下げた状態で母にずり寄っていきました。
母は上半身を床に横たえ、両足を掲げるように開いています。ぼくはその足を抱くようにして肉棒を母の股間に近づけていきました。と、母の手が伸びてきて肉棒を掴みました。そして、肉棒の先端を自分の穴にあてがってくれたのです。
ぼくは一気に押し込みました。ぬめりっ・・・と広がった入り口がぼくのものを呑み込んでいきます。ぬぷぬぷ、ずぶずぶ、と、肉棒はあっ、という間に根本まで埋没してしまいました。
その気持ちのいいことといったら、指なんかとは較べものになりません。母の体内を、肉棒を通して全身で感じることが出来るのです。
母の穴はとにかく熱かった。絡みついてくる粘膜はとろけるように柔らかいのに、動かすとキューッ、と締めつけてくるのです。
ぼくは激しく腰を突き上げました。初めてでやり方なんてわかりませんから、とにかく突き上げればいいという感じでした。突いて突いて、とにかく乱暴に突きまくりました。
たぶん母は、痛かったのだろうと思います。なぜかというと、歯を食いしばっていたからです。
でも、歯を食いしばりながらも母は優しい目でぼくを見つめ、ときおりにこっ、と微笑んでくれるのです。そんな母の表情が何ともいえず刺激的で、ぼくはあっ、という間に昇り詰め、爆発してしまいました。
あのときの射精の快感は、今でも忘れられません。内臓までがドロドロに溶けて、母の中に注がれていくような気がしました。
パンティをはいてから、母は何事もなかったかのようにキッチンに戻っていきました。どうしてぼくにこんなことをしてくれたのか、説明もないままにです。そして、その後は今にいたるまで耳掻きをしてくれたことがありません。当然というか、母とセックスしたのはあの一回だけです。
(あのとき、母はいったい何を考えていたのだろう・・・)
その疑問が、ずっとぼくにつきまとっていました。
でも、最近になってようやくわかったような気がします。というのも、それ以来ぼくはイライラすることがなくなり、父にも母にもあまり反抗しなくなったのです。
母はきっと、思春期のはけ口のない欲求不満を、吸い取ってくれたのです。
母の身を挺しての「説得」にぼくは今でも感謝しています。