目の前で彼女が痴漢されているのに俺は何も出来なかった

20歳の時の痴漢話です。

東京で暮らしてた時期があり、休みの日に彼女と遊びに行った帰りなのですが。
埼京線に乗って新宿まで戻る最中に事件は起きた。
夕方近くに乗った電車はなかなかの満員状態で、彼女に少しでも楽させるようにドア付近のわずかのスペースに向かい合う形で立ってた。
密着が多くても、自分が抱え込む形で周りから遮断してたから問題なし。
夏場だったので、谷間が見えるピンクの膝上キャミソールに、中は黒の上下レース下着。
で、生足サンダル。
外見は姉ギャルだけど、雰囲気は清楚系。
正直、かなりモテてて自慢の彼女だった。

んで、そんないかにも痴漢してくださいって格好だったから、こっちも抱え込むように守ってたわけ。
まぁ俺がかなり強面だったから、リーマン程度じゃ何も出来ないだろうけど。
そんなわけだったんだけど、今までは反対側のドアが開いてたが、急に自分たちが立ってる側のドアが開く駅になったわけね。
人混みに押されて、仕方なく彼女と一旦下車。
再度一緒に乗り込んだけど、この時にあろうことか人混みに押されて彼女と離れてしまった。
彼女と人間4人分くらいの距離が空いてしまって、近づこうにも人混みに押されて向かえない。
俺から彼女を見ることは出来るけど、俺と同じくらいの身長のリーマンやオヤジに周りを囲まれてるみたいで、あんまりよくは見えなかった。
彼女の右後ろくらいから、なんとか頭と右肩くらいが見えた。
正直、不安でいっぱいになってたけど、1駅くらいなら大丈夫かと、次の駅になったらすぐに駆け寄るつもりで自分を落ち着かせてた。

電車が発信し始めて、俺はとにかく次の駅に着くまでの5、6分間、彼女から目を離さないつもりだった。
でも、すぐに異変に気付いた。
彼女がふいにピクッピクッって動いてる。

(痴漢されてる!)

瞬時にそう判断したが、その時同時に、ある違和感にも気付いた。
どこまで説明できるかわからないけど、頑張って書こうと思う。
ドアと座席の僅かなスペースにドアを正面に見る形で彼女は立ってるのね。
俺だけ離れてしまい、右後方から彼女を見てる感じ。
俺の位置からは、彼女の周りにいる人間が全て見えるんだけど、まず後ろに立ってる2人のおっさんは、彼女とは反対の車内側を向いて立ってて両手で吊り革を持っている。
後ろからは痴漢は無理だ。
残るは右側だけと思ったら、右側にはおばちゃんが立ってる。
ひどい混み具合だから、遠いやつが手を伸ばして触ってたとしたら、すぐに気付かれるだろう。

(じゃあ誰が触ってる?あの彼女の反応は痴漢じゃないのか?)

俺は騒ぎ立てることも、彼女の傍にイクことも出来ず、ひたすら様子を窺うしかなかった。
でも相変わらずの彼女は、俯き加減で身体を時たまピクッピクッとしたり、少し体をよじるような仕草をしてた。



訳が分からないまま次の駅になり、下車する駅ではなかったが、彼女の手を取り一旦電車を降りた。
彼女の姿を見て目を見開いた。
彼女は俺に掴まってやっと立ってるくらいのフラフラ状態で、大きく呼吸を乱していた。
すぐに近くのベンチに座らせて、周りに聞かれないように配慮しながら、「誰に痴漢されたんだ?」と聞いた。
無論、そいつを電車から引っ張り出して半殺しにした後に警察に突き出すためだ!
だが彼女は、ただ下を向いて、ただ乱れた呼吸を直すのに必死で答えてくれない。
そうこうしてるうちに電車は行ってしまった。
やるせない気持ちで彼女を強く抱き締めてると、ひとこと言われたのが「ごめんなさい」だった・・・。
それが、痴漢されて感じたことに対してなのかは分からないけど、もう彼女は泣いてはいなかった。

その後は、「トイレに行きたい」と言われたのでトイレに連れて行き、「帰りはタクシーがいい」と言われたので、タクシーで彼女のマンションまで戻った。
途中で何を聞いても、彼女は終始曖昧な相槌を打つだけで俯いたままだった。
俺は、大切な彼女を汚されてどこに怒りをぶつければいいのかわからず、気持ちを抑えつけるのに必死だった。

マンションに着いて、すぐに彼女をシャワーさせようと思ったら、「来ないでっ!」と泣きながら言われた。
俺も理性がブチ切れて、半ば彼女を責め立てるように、何があったのか言うように詰問してしまった。
以下、泣きながら彼女が話した内容を要約する。

まず、俺からは見えなかったが、彼女の真後ろに彼女と身長が同じくらいの30過ぎ男がいたこと。
痴漢されたのは2人組。
真後ろの男と、左に座ってた最端の座席の男。
2人はグルではなかったが、協力して痴漢されたみたいだ。

痴漢行為の内容だが、最初に手を出してきたのは後ろの男。
それも軽くお尻を撫で回すような可愛いものではなく、いきなり後ろから、彼女の大切な部分をパンツの上から触ってきたと言う。
彼女自身、それほど引っ込み思案な性格ではないと思っていたが、いきなりそんなことをされては何も出来なかった。
そして、彼女の反応などお構いなしに、男はすぐにパンツの中に手を入れ、強引に指を挿入してきた。
で、それを見ていた座席の男が胸を触ってきて、2人に愛撫されて感じた自分が悔しかったと。
彼女は、男の股間に手を持っていかれて、思わず相手にも快感を与えてしまったこともバカ正直に話してくれた。

彼女は泣きながら、電車の中で起こったすべてのことを話してくれた。
最も俺にショックを与えたのは、シャワーのときに「来ないで!」と俺を拒否った彼女の理由だった。
なんと後ろから痴漢していた男は、電車が駅に着く直前に、彼女の下着を剥ぎ取っていったらしい。
そう言われて思わずキャミを捲ると、彼女は何も履いていなかった・・・。