私は結婚8年になる主婦です。
夫と子供1人の平凡と言えば平凡な家庭の主婦です。
子供は今度小学校2年生になる7歳の女の子です。
夫とは、これまた平凡ですが、同じ職場で知り合い社内結婚でした。
結婚当初は感じませんでしたが、ここ最近、(これでいいんだろうか?)と思ってしまうこともあります。
結婚して子供を作り、子供が増え、成長してくるとどうしてもローンを組み、家やマンションを購入し、そのローンと教育費に追われる人生・・・。
半年前に大学時代のゼミの同期会が開催されて出席したのですが、まだ独身を謳歌している男性が何人かいました。
彼らは、けっして女性に縁がないのではなく、それなりに付き合っている女性がいても、あくまでも恋愛の範囲でとどめているようです。
年齢的に男性はほぼ管理職になっていますが、家庭持ちの人たちは、収入は増えても支出も多く、ちょっとくたびれた感じで、見た目だけで言えば独身男性の方がはるかに若く見えました。
既婚者の人たち、「独身は気軽でいいよなぁ」って、半分羨ましそうにしています。
私も日々の生活に追われ、子供が小学校に上がった時からパートに出始め、スーパーでレジ打ちをしています。
時給も安く、ほんの足しにしかなりませんが、それ以上に外に出たかったという部分もあるんです。
結婚生活も8年になれば夫への愛情などもすっかり摩滅し、ときめきなど皆無の状態です。
夫とは付き合って1年半で結婚しましたが、恋愛時代はそれなりに楽しかったです。
結婚生活と恋愛関係の決定的な違いは生活臭が皆無だということです。
恋愛時代は互いのいい部分しか見てないわけで、泥臭い実生活を見るわけでもなく、結婚して初めて互いの嫌なところが見えてきたりします。
例えば、独身女性が部屋にどかっと座ってムダ毛を剃ったり、オナラをしたり、大胆にマスターベーションをしたりするのも、自分1人の世界だからできることです。
私はそれでも新婚当初は夫にあちこちに連れてってもらい、幸福感はありました。
でも子供が出来てから、育児で忙しかった一時期はイライラが募り、性欲もなくなり、私の方から夜の生活を拒んだりしたものです。
しばらく経って性欲も以前ぐらいに戻ってきた頃には、夫も仕事の責任が重くなり、疲れていて、ベッドに入るとすぐに寝てしまうことが多くなり、セックスもどんどんなくなってきました。
子供が幼稚園に通っていた頃は送り迎えもあり、私は専業主婦をしていましたが、その頃は性的にかなり飢えた状態になっていました。
午前中、掃除や洗濯をする合間に、スカパーのアダルト番組を観たりしたものです。
その頃は恥ずかしい話ですが、午前中からマスターベーションに耽ったことも何度もあります。
主婦のマスターベーションなど、それこそアダルトに出てきそうなテーマですが、私は実際に耽っていたんです。
お風呂で洗いながらしたりとか色々です。
ベッドはツインなので、寝るときは夫とは別々なので、夫が夜熟睡している時にいやらしい妄想をかきたててマスターベーションすることもあります。
やはりステキな男性と恋に落ちてセックスするという設定です。
そんな中、先程申しました大学のゼミの同窓会で再会した同期の独身男性と2人で会うことが出来ました。
昨年の年末のことです。
彼は学生の頃からちっとも変わらず若々しくて、スリムな引き締まった体型をしていて、トドのように太ってしまった夫とは段違いでした。
実は学生の時、密かに彼のことが好きだったんです。
彼は私が主婦で子持ちだというのを百も承知で、あくまでも昔の仲間という感覚で会ってくれたのかもしれませんが、私の方は彼とバーで飲んでいる頃から、(もうどうなってもいい・・・)と思ってしまいました。
彼は私の家庭のことも色々と聞いてきましたが、私はサラリと答えてはぐらかしたり、話題を変えたりしました。
今は彼には特定の恋人もいないようで、またの再会を約束してその日は別れました。
そして数日後、都内のシティホテルのラウンジで待ち合わせ、食事をして軽く飲んで、部屋に入りました。
彼が事前に予約を入れておいたんです。
私の期待通りに事が進みました。
夫は出張中でしたし、口実を作って、子供は私の実家で預かってもらいました。
週末でしたし、孫が可愛くて仕方のない両親からすれば、願ってもない嬉しいことのようでした。
彼はけっして、「いいの?」なんて野暮なことは聞いてきませんでしたし、私も黙って彼に従いました。
お互いに余計なことは一切言わず、ごく普通に接してました。
割り切った大人の恋。
そう自分に言い聞かせ、私は彼に身を委ねることにしたんです。
部屋に入ると順番にシャワーをしました。
彼はとても優しく全身を愛撫してくれて、キスにも時間をかけてくれました。
こんなにムードのあるセックスは初めてでした。
子供を産んで少しふっくらとしてしまいましたが、私は元々痩せていたので、脂の乗り加減はちょうど良いのではないかと思います。
彼は指先で私の股間にタッチし、局部全体をゆっくりと弄ってきました。
勃起したクリトリスが擦れ、それがすごく良くて、声を上げて彼の腕を掴んでしまいました。
指1本がヴァギナの中に入り、ヴァギナの上壁を擦られると今にも昇天してしまいそうな快感が走り、恥ずかしいぐらい腰が動いてしまいました。
愛液が溢れ出て、彼の指を濡らしました。
彼のモノが欲しくてたまらなくなった私は、彼の愛撫を遮るように彼のモノを咥えました。
想像していたよりも、それはずっと大きくて立派でした。
(これで突かれたら・・・)
すごく硬い彼のモノが口の中でますます硬さを増していくようでした。
私は彼の腰に腕を回し、お尻を掴んでいました。
やがて彼は体勢を替えて仰向けになり、私は彼を跨いでお尻を向け、シックスナインの体位でお互いの性器を舐めあいました。
「キミのここ、美味しいよ・・・」
彼の舌は私の局部を這い、私の中から改めて蜜が噴き出てきました。
そして、その体位のまま、彼は私の両脇に腕を回し、私は彼に背を向ける格好に。
つまり彼にぴったりくっついて仰向けになる格好にさせられ、さらに彼は私の太ももを掴んで両脚を拡げると彼のモノが私の中についに入ってきました。
「あぁっ!」
私は大声を上げてしまいました。
そんな恥ずかしい格好が私を余計感じさせました。
彼は突きながら私の乳房を揉み、乳首を指先で転がしました。
5分ぐらいはその体位だったと思いますが、それからバックの体位になり、後ろからゆっくりと、時には激しく突いてきました。
私はもうどうなってもいいと思いました。
「すごくいいっ!こんなの初めてっ!!」
なんて口走ってしまったほどです。
もう今にもアクメが来そうでした。
それを見越してか彼は正常位に体位を変え、私の上にのしかかるようにして私の股を大きく広げると、スピードに緩急をつけて突いてきました。
ペニスの付け根がクリトリスに当たるたびにイキそうでした。
ついに私は耐え切れず、彼の後頭部の髪の毛を掴んで大声を上げて、激しくイッてしまいました。
彼は最初からコンドームは付けてくれていて、私がイッた後、しばらくして果てました。
「僕もすごくよかったよ・・・」と言って、セックスの余韻の中、私を抱き締めてくれました。
そうしている間、私は少しだけ良心がチクリと傷みました。
彼とは再会の約束もせず、それきりになってしまいましたが、私としては忘れえぬ思い出となりました。