『口は災いの元』とはよく言ったもんで・・・

3連休に、付き合い始めたばかりの彼女(大学3年生)が来た。
ドライブしたり、ショッピングしたり、メシを作ってもらったり、すげー楽しい3日間だった。
彼女は、キーマカレーやら麻婆茄子やら、サラダのドレッシングを自作したり、味噌汁やスープを違うパターンの材料で作り分けるし。

「味噌ある?じゃがいもある?どこ?」

とか聞きながら、冷蔵庫のあり合わせの物で美味い料理を何品も作ってくれた。
惚れた!

月曜日の海の日の夜・・・。
ああ、もうすぐプチ同棲が終わってしまう。
彼女の裸を見るまではなんとかしようとムードのありそうな音楽を流したり、ベッドで横に座って髪を撫でたり。
しかし!
『女は頭を撫でられるとウットリする』なんていうネットの情報を信じた俺がバカだった。

「あ、ごめん。私、頭触られるの嫌なんだ」

眉間に縦じわを寄せて、手を振り払われてしまった。
しかし、なんか申し訳なさそうな顔をして、俺の脇腹をくすぐってきた。
俺はくすぐり攻撃に異常に弱い。
ベッドに逃げた。
しばらくやられ放題だったが、彼女の片方の手首を掴まえて、なんとか反撃を開始。
彼女もくすぐりには弱いようで形勢逆転。
Tシャツの裾が捲れて素肌の脇腹が目の前に現れる!
直に生肌をくすぐると、彼女が仰け反ってブラジャーが露出。

(こ、この流れはイケるかもしれん!!!)

なけなしの運動神経の全てを出しきって、彼女をくすぐりで攻めた。
Tシャツを肩まで捲り上げ、邪魔なブラを捲り上げた。

横乳!
ナマ乳!
初めて見た!
なんと痛々しく、なんと生々しいんだ!
女子って素晴らしい!!!
あの感動は忘れない。
数秒の景色を網膜にコピーした。
永遠に忘れないだろう。
これまでの地味だった人生を俺はついに覆した。
生まれてきた元を取ったどー。

突然エロモードになった。
全く抵抗しなくなった。
女って不思議だな。
強烈に抵抗されて、「痴漢!」「訴える!」「みんなに言う!」とかって叫ばれたときは、半分観念したりもしたのに。
首筋や耳を唇でモフモフしたら、「そこはくすぐったい。ダメ」と首をひねって避けられた。
なんで生の乳首を唇でスリスリした。
思いきって咥えて吸ってみた。
乳首はフニョッと柔らかい。
咥えつつ、舌をヘビみたいにピロピロとさせて舐める。
だんだん硬く尖ってきた!
たまらん!
味はしないけど、乳首って美味しい!!!
全身の細胞が、年末にはまだ早い歓喜の歌を大合唱!!



不肖のムスコが『なんとかしろ!』モゾモゾと訴えてくる。
彼女のお腹を唇でフヨフヨしながらだんだん下に向かい、隙をついてパンツの中に指先を潜り込ませて下ろそうとした。
一瞬、毛がちょっと見えた。
うおお!!!
瞬間、彼女の手が超高速で下りてきて防御された。

「そこはダメ!!」

ダメかと諦め、またお腹やおっぱいを撫でたり唇でフヨフヨした。
パンツ越しにクリの辺り辺りを指先で擦ったら、また手で防御された。

「くすぐったい!そこはやめて」

それからまたおっぱいやお腹に柔らかい愛撫を繰り返して終わった。
我慢汁のみで射精はなし。
でも、おっぱいは素晴らしい。
お腹は柔らかい。
お肌すべすべで気持ちいい。
それで十分だった。

しばらく添い寝して、ボーッとしていた。
ベッドでくっついて座りながらテレビを観た。

「なんか怒ってる?まだあれはちょっとね・・・」

彼女がクシャッとした笑顔で言った。

「い、いや、ありがとう。大丈夫。すごく綺麗だよね」

彼女の手に自分の手を重ねて答えた。
そうしたら彼女は気持ちが軽くなったのか、「私のピンクの乳首を見たんだぞ!ありがたいと思え!」と笑った。
なぜか俺は、それはなんか違うと思ってしまった。
PCを起動させてエロフォルダーを掘る。

「ピンクの乳首ってのはこんなんだぞ!滅多に無いんだぞ!特別天然記念物級だぞ!」

言わなくてもいいことを言ってしまったと瞬間に思ったが、遅かった。
軽い冗談みたいな平手打ちをされた。
手加減をする冷静さに、かえって申し訳ない気持ちになった。
彼女が俯き気味に睨んでくる。

「うぅー・・・ピンクだもん」

ついに怒り出した。

「ごめんごめん」と肩に触れようとすると、「触るな!」とハリネズミのように防御されてしまった。

本当に俺はバカだ。
色々謝った。
結局、面倒臭くて却下していたディズニーランドに行かねばならないことになった。
奥さんの尻に敷かれるダメ旦那の立場に飛び級で行ってしまったような気がする・・・。