ちょうど中学1年になった4月の終わり頃に、田舎の温泉に両親と一緒に遊びに行った時、水着着用の温泉でとても恥ずかしい思いをしました。
メチャクチャ恥ずかしかったので、思い切って書きます。
そこは川一帯が温泉のようになっていて水着着用のところでした。
でも水着を着ないと入れないのではなく、水着の親たちに混じって子供たち(園児や小学生)は全裸で河原などで遊んでいました。
自分も早く温泉で遊びたかったので、さっそく近くの貸水着屋に水着を借りに入ったのですが、大人用のしかありませんでした。
この温泉は、子供は裸で入るのが当然みたいで、しかも当時の私は体が小さく、精神的にも幼稚だったので、外見的には小学校4、5年の女の子くらいに見えてもおかしくない感じでした。
お母さんにも「せっかく来たから入ろう。子供はみんな裸だよ」と説得されました。
というか、自分も裸になるのはほとんど抵抗がなかったので、まーいいやって感じで服を脱いですっぽんぽんになり、水着のお父さんとお母さんと一緒に脱衣所から河原に下りて行きました。
そのとき、少しでも自分が小学生に見られるように、お母さんとお父さんの間に入り、両手を繋いでもらって歩きました。
その時、とんでもないことが起こりました。
少し離れた別の脱衣所から中学生と思われる男女の集団が出てきたのです。
当然、彼らは全員水着着用です。
どうやら地元の中学の子たちで、授業かレクリエーションか何かで、先生同伴でこの温泉に来ていたらしいのです。
この子たちの水着には『◯◯中学1年』という文字が書いてあるのが見えたので、中学1年生だと分かりました。
彼らは男女2列に並んで、私たちの方へ歩いてきました。
私は両親に手を繋いでもらい歩いている途中でした。
(どーしよう・・・)
心の中で焦りました。
同学年の水着を着た子たちと、同じ中学1年のすっぽんぽんの自分。
しかも女の子・・・。
それが同じ場所にいたからです(涙)
もう逃げるに逃げられなくなり、結局、恥ずかしい態度を表に出したり、あそこを手で隠したりすると余計に変な目で見られると思い、一切隠さず、丸出しの状態で、(全然恥ずかしくないよー)っていう感じで(大ウソ!)両親と歩き、温泉に入りました。
恥ずかしいのをお母さんたちにも気づかれたくなかったので、とにかく頑張って平然を装っていました。
それからも、少しでも恥ずかしい態度を示したら収拾がつかなくなると思い、お母さんたちにも私が“楽しんでいる”と思わせるため、河原で遊んでいた裸の小学生たちに混じって一緒にボールで遊んだり、追いかけっこなどをしました。
(自分はこの子達の姉妹の1人で、まだ小学生で、だから恥ずかしいとか全く感じてないの)
そう、近くにいた中学生たちに思わせようと、私は楽しいフリをしていました。
本当は心臓がバクバクでしたが・・・。
必死で、楽しいフリと、全然恥ずかしくない態度をとり続けました。
少しでも手で隠したりすると怪しまれると思い、すっぽんぽんの小さな子供達と同じように無邪気に、そしてややおヘソを突き出したような、“まだ幼稚な子供”っていう姿勢でいました。
でも実際は、同学年の中学生の子たちに、私の胸や下が丸見え状態・・・。
帰るまでの約1時間、とても長かったです。
このときの体験は、今でもすごく心に残っています(色んな意味で)。
今でも思い出すと恥ずかしくなります。
その時いた中学生達がすっぽんぽんの自分を見て、“あの子は小学校4、5年の子だから裸でいるんだ”って思ってくれていたと信じたいです。
じゃないと、とても・・・(涙)