初体験なのに発射できなかった俺って・・・

モテないから恋人はいない。
店員とかと話すのが恥ずかしいから風俗も行けない。
だから適当な掲示板で割り切り募集してる人を見つけて会うことになった。

相手は30くらいの人妻。
とりあえず待ち合わせ場所と時間が決まったので、俺は胸をときめかせて家を出た。
予定より早く着いたので、待ち合わせ場所のコンビニの前でウロウロしてた。
相手は黒のワンピースっぽい服を着ているそうで、俺は必死に黒のワンピースを探した。
何人もそれっぽい服の人が目の前を通った。

(ああ、可愛かったのに、この人じゃないのか・・・)
(うわっ、この人じゃなくて良かった)

とか思ってたら・・・。

『今、コンビニの前にいる人?』ってメールが来た。

振り向くと立ち読みしてる女性がそうらしかった。
化粧のせいもあるのだろうけど、なかなか綺麗な人だった。
俺は心の中でガッツポーズした。
もう頭の中はエッチなことでいっぱいで半勃ちになってた。

さっそく近場のホテルへ向かう(俺は当然初ホテル)
なかなかテンションが高い人で、人妻のせいか、「こんな若い人といいのかしらw」とか言ってた。
ちなみに俺は20歳。

繰り返すが、もう俺の頭の中はエッチなことでいっぱいだった。

(どんな世界が待っているんだろう?)と浮かれていた。

だから当然、何回戦もするんだろうと思い、「ゴム、買わなくてもいいですかね・・・?」とオドオドした感じで尋ねた。
(ホテルには1~2個しかゴムがないことを知ってたから)
すると女性は、「な~に?そんなに大きいの?ww」とか相変わらずのテンションだった。

そしてホテルに入り部屋へ。
今までネットでしか見たことのなかったその光景に俺は見惚れた。
白いシーツのダブルベッドが俺にはアダルトグッツのようにいやらしく見えた。

まずはソファーに座り落ち着く。
女性はタバコを吸いはじめ、俺は心を落ち着かせた。
しばらくして女性はタバコを終え、「お風呂入ろうか?」と言った。
俺のちんこは完全に勃起していた。
そこで服を脱ぎ始める俺と女性。
俺は初めて女性の前で裸になり、同時に初めて女性の裸を見た。
肌が綺麗で下は毛でハッキリとは見えなかった。

そのまま風呂へ。
俺は一緒に湯舟に浸かるのかと思ってたけど、どうやらシャワーで済ますらしかった。
ちょっと残念だったが我慢した。

「じゃあ洗うね」

女性は膝立ちになって俺のちんこを洗い始めた。
初めての他人の手の感触はとても気持ちよかった。
馴れた手つきで半ば手コキのように洗う女性。
ずっとずっと洗われたいと思ってたけど案外早く終わってしまった。
俺も早くまんこを触ったり舐めたりしたいなんてことを考えてた。

そしてベッドへ。
まずは2人並んで横になる。
女性の身体のいい匂いで俺はもう頭がおかしくなりそうだった。

(今まで妄想でしかできなかったことが現実になるんだ!!!)と歓喜乱舞していた。

「じゃあしよっか?」

そのまま手コキが始まった。
かと思ったら、早速俺の股下の位置へ移動した。
(※以下、女性の名前を『彩』にする)

彩はフェラを始めた。
初めての手コキにも興奮したが、初めてのフェラはその何倍も興奮した。
そして彩の口の中の感触はもうなんとも言い難いものだった。
もう最初から全力のでフェラだった。
ジュポジュポと音を立てて彩の顔が俺の股間で上下していた。

彩が「気持ちいい?」と聞いてきたので、素直に「気持ちいいです」と答えた。
そんな彩のジュポジュポフェラが終わったかと思うと、「入れよっか?」と言ってきた。

(え、もう?もっと身体を舐めあったりしないの?)と疑問に思った。

まだまんこも触ってないしクンニもしてないし、そもそもまともに見てないのに・・・。
でもそんなのは後でもいいと思い、俺は指示に従った。

彩はゴムを出すと、これまた馴れた手つきで俺に装着した。
ビンビンに勃起していた。
すると彩は俺に跨がり、さっそく挿入する体勢になった。
いきなりの騎乗位だった。
俺はMだし、騎乗位に慣れていないのでよりいっそう興奮した。

彩はちんこを掴みながらゆっくりと腰を下ろし、俺のちんこは初めてその花園に侵入した。
初めてのまんこ・・・にゅぷという初めての感触・・・。
オナホよりもいやしくて気持ち良かった。
予想よりもまんこの中があったかくてビックリした。

彩は先程のフェラの激しさそのままに激しく腰を動かした。
まるでAVのような騎乗位だった。

「あんっあんっ」と声をあげ、とにかくズポズポと腰を振る彩。

日頃のオナホ特訓おかげか、すぐにイクことだけは避けられた。
まさにそれは夢に見ていたセックスだった。



しばらく騎乗位が続いた。
確かにそれは気持ち良くて最高だったが、坦々と腰を振っていたせいか、どこか限界があった。
(なんの限界なのかはよくわからない)
そのまま変化がないので、俺は体を上げて正常位の体勢になった。
そこで初めて自ら腰を振った。
意外と辛くて足がつる寸前までいったがギリギリで耐える。
相変わらず彩は、「あんっあんっ」といやらしく喘いでいた。

当然、目の前にはおっぱいが・・・。
俺はがむしゃらに腰を振りつつ、彩のおっぱいを揉みんだり吸ったりした。
ちなみにおっぱいを揉んだり吸ったりしたのは初めてじゃない。

俺は彩に、「キスしてもいい?」とオドオドしながら聞いた。
彩は頷き、正常位のままキスをした。
初キスにしては刺激的で、彩はいやらしく舌を絡ませてきた。
そのまま腰を振り続ける俺・・・。
ちなみに、初めておっぱい揉んだり吸ったりしたのはもっと昔で、寝てる妹にやった。

そして俺はバックで突きたいと申し出た。
彩は「わかった」と言い、四つん這いになって尻を突き出してきた。
今思えば、この時もっとよくまんこを見たり手で触っておけば良かった。

案外すっと入り、そのままバックへ。
俺はなおも腰を振り続ける・・・。
AVのようにパンパンとはいかなかったが、とにかく腰を振り続けた。
勃起したちんこが彩のまんこにズボズボと突き刺さるのが実感できた。

しばらく腰を振り続ける・・・。
さっきから言ってるように、確かにそれは気持ちのいいことだったが、さすがに疲れてきた。
そもそも興奮してるとは言っても、なんというか・・・オナニーしてて抜く間際の興奮っていうのか・・・そこまでの興奮状態にはなってなかった。

部屋は熱く、俺も彩も汗だくだった。
俺はちんこを抜いた。
俺は何を思ったのか、「イッた」と嘘をついた。
なぜにそんなことを言ったのかはわからない。
そしてそのまま俺はゴムを外した。

彩は、「そしたら休憩しよっか」と言い、「熱すぎww」と部屋を涼しくした。

俺も休憩したいと思っていたので、そのままソファーでくつろぐことにした。

さて、ここまで俺は色々書いてきたが、フェラが始まってから休憩に入るまで10~15分である。
文字に起こしてるからいやらしいセックスに思えるかもしれないが、実際は“挿入”という行為に興奮して、とにかく腰を振っていただけである。
ちなみに今回俺が払うのは、ホテル代込みで1万7000円。
シャワーの時間を含めても、プレイ時間は約20分。
確かにフェラや挿入は気持ちよかったが、それ以外のことはあまりしていない。
俺はまだまんこも触ってないし、割れ目すら見えてない。
おっぱいを揉んだのも猿のように腰振ってる最中でのことだったし、ペッティング的なこともしてない。
まあ休憩の後で、またやるのだろうと俺は悠長にくつろいでた。
彩はまたタバコを吸っている。

・・・。

しばらく時間が経つ。
彩はまだタバコを吸っていて、俺はのちんこは萎み始めていた。
そこで俺はやっと気付いた。

(えっ?これでおしまい・・・?)

もちろんAVみたいなことを期待していたわけじゃない。
ただ一つ言っておきたいのは、その15分は激しく動いてただけで文章よりずっと淡泊なものだった。
しかも、俺はまだイッてない。

俺が弱々しい声で、「そろそろしませんか・・・?」と言うと、彩は「・・・ごめん、そろそろ帰らなきゃ」と言った。

俺は愕然とした。
シャワーへスタスタと向かう彩。
小心者の俺は文句も言えずに同じくシャワーへ向かった。

「ちんこ洗って」

その一言が精一杯だった。
そして風呂を出る。
だが、俺はまだ諦めていなかった。
しかし、彩は化粧を直していた。
化粧を終えた彩は服を着始めた。

俺は枯れるような声で、「もっとしたいです・・・」と言った。

すると彩は、「もう時間だし・・・夫からメールも来たし」と言う。

俺は何も言い返せない。
ちなみにこの時、俺はまだ裸である。
こんなもんって思うかもしれないが、あまりにショックだった。

補足するが、メールの段階では『1~2時間は大丈夫』と言っていた。
これで1万7000円だと釣り合わないだろうと俺は思っていた。
繰り返すが、俺はまだ射精もしていない。
まだ快楽の頂点に達していない。

俺はだんだんイライラしてきた。
俺は勇気を振り絞り、値引き交渉をした。
割り切りでやった後にするのは無謀だと思ったが、このまま1万7000円も払うなんて俺のイライラが収まらなかった。

「短すぎます・・・これじゃ・・・。そのぉ・・・あの・・・1万7000円も払えないです・・・」

俺は声を振り絞った。
ちなみにまだ裸だった。

彩「でも最初に1万7000円って言ったじゃん。私も信用したから後払いにしたんだよ?ちゃんと払ってもらわなきゃ困るよ」

俺「・・・」

結局、1万5000円で済むことになり、俺は金を払い、服を着て彩とホテルを出た。
そして彩と別れ、焦燥感を抱きつつ帰路に就いた。
家に着き、俺はネットで無修正AVを観ながら抜いた。
気持ち良かった。

終わり。