私のはじめては全部お兄ちゃん

お兄ちゃんとの関係は、私が小学生の頃から続いています。

と言っても、私が小学校6年生になった年、お兄ちゃんは東京の大学に行ってしまったので、私が昨年の春に大学に入るまで、お兄ちゃんが東京から帰省してくる時にしか会う事ができませんでした。
お兄ちゃんとは小さい頃からとても仲が良くて、勉強を見てもらったり縁日に連れて行ってもらったり、スキーに連れて行ってもらっていました。
それというのも、私達の父は、私が小学校に上がる前に事故で亡くなり、幸いにも保険や賠償金のおかげで、母の仕事だけでも普通の生活ができていました。
お兄ちゃんとは年が7つも離れていて、母の仕事が遅くなる時などは私の面倒を見てくれて、学校の話や友達との話に耳を傾けてくれていました。

そしていつからか、私とお風呂に入るのが日課になっていました。
お兄ちゃんは石鹸をよく泡立てて、私の体の隅々を洗ってくれました。
小学校の3年生の頃でしょうか。
お兄ちゃんの手が私の股を洗う度に、腰がジンジンすることに気がついたのです。

「お兄ちゃん、腰がじんじんする・・・」

私がそう言うと、お兄ちゃんは、「ゆっこもそんな年になったんだね」と優しく笑って言ったので、それだけで安心してしまいました。

それからはお兄ちゃんとお風呂に入る度に、腰のジンジンは続きましたが、ある日、私は頭の中が真っ白になり、お風呂で気を失ってしまいました。
気がつくと私は自分のベッドに横たわり、お兄ちゃんが団扇でゆっくりと扇いでくれていました。

「ゆっこ、大丈夫か?」

「うん、何だか気持ちよかった・・・」

「そう・・・そうだったんだね」

お兄ちゃんはいつもの笑顔を見せると、私を優しく抱き起してそっと唇を合わせてきました。
それが私とお兄ちゃんのファーストキスでした。

「ゆっこ、舌を出してみて」

私がお兄ちゃんに言われるがままに舌を伸ばすと、お兄ちゃんは私の舌を口に含み、ちゅうちゅうと優しく吸ってくれました。
私の体に電流が走ったのは、その時でした。
胸の先がもぞもぞするのと、あそこが熱くなるのを感じました。
お兄ちゃんは私の服をそっと脱がせると、もぞもぞする胸の突起に唇を寄せました。

「お兄ちゃん、何だかヘン・・・、ヘンだけど、・・・、気持ちいい・・・」

そう言って、熱い溜息をついた時、お兄ちゃんの指が、私の小さな割れ目をなぞり始めたのでした。
また、あのジンジンです。
胸を吸われるのとあそこを撫でられるのとで、私はあっという間に達していました。
そう、私はお兄ちゃんの唇と指で、初めて女の喜びを覚えたのです。

それからお兄ちゃんの大学進学が決るまで、週に一度はお兄ちゃんの指でイカされていました。
恥じらいを覚えたり罪悪感を感じる間もなく、私はお兄ちゃんの虜になっていました。
お兄ちゃんが東京に行くと知った日、私は訳も分からず布団を被って泣きました。

私が部屋で拗ねているところへ、お兄ちゃんがやってくると・・・。

「ゆっこ、ゴメンな。いきなりでびっくりしたよね」

私を後ろから抱き締めてくれたのでした。

「お兄ちゃん、じんじんして」

私が抱きついてそうせがむと、お兄ちゃんはいつもの通り優しく私を一糸纏わぬ姿にし、体中の性感帯に刺激を与え、何度も何度も私を絶頂に導いたのでした。

「ゆっこ、お前も勉強して東京に来い。一緒に暮らそう」

そう言ってもらった時、私は天にも昇る気持ちで、とても嬉しかったのを覚えています。

お兄ちゃんを東京に見送った日から、私の猛勉強は始まりました。
元々お兄ちゃんが勉強を教えてくれていたので、成績は悪くありませんでした。
そして、高校では県下指折りの進学校へ進み、東京の大学に進む大義名分もできました。
それまでの7年間、お兄ちゃんはお盆とお正月の2回は帰ってきてくれました。
その時だけは私は勉強を忘れて、お兄ちゃんとの時間を最優先にしていました。

お兄ちゃんが東京に行ってから3度目の夏、私達はやっと結ばれました。
もう、家で一緒にお風呂に入る事は出来なくなっていたので、お兄ちゃんの車で隣町のラブホテルまで行きました。

「お兄ちゃん・・・、私、不安で不安で、仕方がなかった・・・」

お兄ちゃんの愛撫を受けながら、そう甘えると・・・。

「ゆっこが中学を卒業するまでは、我慢しようと思っていたんだけど・・・」

そう、それまで私とお兄ちゃんとは、まだ一度も繋がっていなかったのです。
その頃には、私は大人の男の人と女の人が何をするのか一通り知っていました。
お兄ちゃんにクリトリスを吸われ、絶頂を迎えていても、お兄ちゃんを口に含んで少し苦い液体を飲み込んでいても、お兄ちゃんは最後の一線を越えてはいなかったのでした。

お兄ちゃんは全てを察してくれていて、私をベッドに横たえると、私の全身を舐めてくれました。
その時、初めてお尻の穴も舌でペロペロされて、私は気持ち良すぎて何度も痙攣し、頭がぼぅっとしている時に、お兄ちゃんは私の中に入ってきました。
何の痛みもなく、出血もありませんでした。
ただ、私は嬉しすぎて、十分にお兄ちゃんを味わえなかったのが、今でも悔やまれます。
お兄ちゃんは、私のお腹の上に白い液を吐き出しました。

お兄ちゃんには、初めてだという事を分かっておいて欲しくて・・・。

「お兄ちゃん、血は出てないけど、ゆっこ、初めてだよ」



お兄ちゃんは、優しく私の髪を撫でて、「分かってるよ。全部分かってるよ」と言ってくれたので、私は嬉しくて涙が出てきました。

それから私は、お兄ちゃんの2度目の虜になりました。
お兄ちゃんの舌も唇も指も大好きですが、お兄ちゃんが奥深く入ってきた時とは、比べものにならないのです。

「お兄ちゃん、お兄ちゃん・・・、イッ、イキそう・・・、あ、あ、あ・・・、イク、イク、イクっ!」

大学生になった今、色々な人の話を聞いて、私とお兄ちゃんとがこれほど長くお互いを必要としていられるのは、年に2回か3回だけ密度の濃い時間を過ごしてきたからかもしれない、と思うようになりました。

私は、お兄ちゃんの喜ぶ事なら何でもできます。
お兄ちゃんを喉の奥まで含んで、出してもらって、ごっくんするのも平気ですし、お兄ちゃんも私を知り尽くしていて、失神させられる事も珍しくありません。
ただ、私は、お兄ちゃんとの事が、決して人に知られないように、全身全霊を尽くして注意を払ってきました。
お兄ちゃんは私達の事を口止めした事がありませんが、私は幼い頃から決して口外してはならない事だと本能のように理解していました。
当然、母にもお兄ちゃんの話をしませんでしたし、学校の親友にもお兄ちゃんとの事を打ち明けた事はありません。
それでいて年頃の娘が浮いた話の1つもないと、母が心配したり友達にも不審がられると思い、グループ交際には付き合うようにしていました。
けれども、同年代の男の子の話は退屈で中身のない事が多く、それを悟られないようにするために、一層気を使って疲れるだけでした。

お兄ちゃんとの約束通り、東京に出る時も母は何も疑う様子はなく、「何か困った事があったら、お兄ちゃんに連絡するのよ」と言っていました。

東京に出てきてからは、お兄ちゃんと夫婦のように暮らしています。
母に心配をかけてはいけないので、勿体ないですが私のアパートはそのままにして、朝から晩までお兄ちゃんのところに入り浸っています。
昔と同じように2人で一緒にお風呂に入り、お兄ちゃんは今でも私を優しく洗ってくれます。
私は、もうお兄ちゃん無しでは生きられない“心と体”になってしまっているのだと思います。
お兄ちゃんにイカされる瞬間に最も強く愛されていると感じ、お兄ちゃんが私の中で弾ける瞬間に何もかも忘れて、安心出来るのです。

私が念願の大学に合格して上京した時、お兄ちゃんは本当に喜んでくれて、「ご褒美だよ」と言って、夜景の綺麗なホテルのスイートをとってくれました。
ルームサービスでは、今まで食べた事もないような美味しいコース料理を注文してくれていて、お腹いっぱいになった後、2人でお風呂に入って洗いっこして、広いベッドで抱き合いました。
お兄ちゃんの愛撫は優しくて、今では自慢の私のおっぱいを、赤ちゃんのようにちゅうちゅうと吸った後、全身にキスをしてくれました。
お兄ちゃんの舌がクリを包んだ皮を押し上げて、中のお豆に触れただけで私は軽くイッてしまいました。

「お兄ちゃん、もう入れて・・・」

私は甘えた声で言ってみましたが、お兄ちゃんは優しく微笑むと、続けて私の脚の間に顔を埋めました。
お兄ちゃんの舌が私の中を出たり入ったりしているのが分かります。

「あ、お兄ちゃん、もう少し、強くして・・・」

お兄ちゃんの唇が私の突起を吸って、指が中に入ってきた時、私はそれまでに感じた事のない強い快感を感じ、我を忘れて身悶えしました。

「お兄ちゃん・・・、私、おかしくなる・・・。ん、ん、ん、ん・・・、あっ、ダメ・・・、いっ、いく、イッちゃう、イクッ、あぁぁぁっ!」

パァーッと頭の中が白くなって、次に気がついた時には、シーツに包まれてお兄ちゃんの腕の中にいました。
気がつくとお尻の下が濡れていて、冷たかったのでバスタオルをベッドに敷きました。

「お兄ちゃん・・・私、お漏らししちゃった?」

お兄ちゃんは優しく私の頭を抱きながら、「きっと潮を吹いたんだと思う」と言いましたが、お兄ちゃんも私しか知らないので、実際に女の人が潮を吹くのは見た事がないそうで、「よく分からない」と続けました。
私は、お兄ちゃんが東京で遊んでいても仕方がないと思っていましたので、それを聞いて嬉しくて涙が出てきました。

「どうしたんだ?」

心配そうに顔を覗き込むお兄ちゃんに返事もしないで、私はお兄ちゃんのペニスを口いっぱいに頬張りました。
お兄ちゃんが私にくれたエクスタシー以上のものをお兄ちゃんに感じてもらいたくて、いつまでもいつまでも奉仕を続けましたが、お兄ちゃんに組み敷かれて、私の中に入ってきた時には、私の方が先にイッてしまいました。
次は絶対にお兄ちゃんに出してもらいたいと思って、気持ちいいのを我慢していたら、お漏らしした時と同じくらいの快感が襲ってきて、また何も分からなくなってしまいました。

お兄ちゃんはもう働いているので、エッチは大抵金曜日の夜です。
そして、土曜日はお昼まで抱き合って眠ります。
最近ではほとんど毎回お漏らしをしてしまうので、最初からバスタオルを二枚重ねにするか、お風呂でしてからベッドに移るようにしています。

「ゆっこは、最高だよ」

お兄ちゃんは終わった後、必ずそうやって褒めてくれますが、本当は私の方がお兄ちゃんなしで生きていけなくなっているのだと思います。
いつまでも続くとは思っていませんが、一日でも長くお兄ちゃんのそばにいられるよう、自分を磨いていくしかないのだと思っています。