大好きな兄を独り占めにしたい超ブラコンの私

私には6つ年上のお兄ちゃんがいます。
仲がいい止まりの関係で、それが普通なんだと思いますが・・・。
私はお兄ちゃんのことが大好きで、結構告白されたりする方なのですがいつも断っています。
一度、友達と兄ついてどう思うか話したことがあります。

友1「兄とかマジでキモいって!どっか行って欲しい!」

友2「毎朝、顔を見るだけ嫌になる!」

私「そうなんだ・・・」

友達1「美羽はいいよね。お兄さん、めっちゃイケメンやん。前に話したけど優しそうな人だったし、私の兄貴と交換して欲しいわ(笑)」

普通はどこの家も兄弟はあまり仲がいい印象ではありませんでした。
私の家の場合は仲がいいと言うより、お兄ちゃんが優しいからだと思います。
近親相姦みたいな関係とはいきませんが、私も頑張って前よりお兄ちゃんと親密になりました。

お兄ちゃんは大学生で、ほぼ毎日バイトで帰ってくるのが遅いから、あまり一緒にいれる時間がありません。
ある日、父は仕事で帰れない、母は友達と遊びに行くという事で、お兄ちゃんと2人きりでお留守番になりました。
その日、お兄ちゃんはバイトが早あがりで8時頃に帰宅してきました。

私「お兄ちゃん、おかえりなさい♪」

兄「ただいま。あれ?お父さんは?」

私「仕事で今日は帰れないんだって」

兄「そっか!みうは飯食べた?」

私「まだ食べてない」

兄「外、雨降ってきたしなぁ・・なんか作るか」

お兄ちゃんにオムライス作ってもらって食べました。
美味しかった♪

雨はだんだん強くなっていきました。
居間で2人でテレビを観ていると雷が鳴り始めました。
恥ずかしながら私は雷が大っ嫌いで1人でいるのが怖いです。

兄「みうは風呂入った?」

私「うん。今日は部活だったから早めに入ったよ」

兄「じゃあ俺も入ってくるわ」

少しして・・・、ゴロゴロ~ドン!

怖くなって風呂場に行きました。

「お兄ちゃん、早くあがってきて」



兄「もう少ししたらあがるから」

お兄ちゃんがお風呂からあがって少しすると時間も11時過ぎに。

兄「疲れたし、寝るか?」

私「・・・ぅん」

2人とも部屋に行って、私は明日が早いからベッドに。
隣のお兄ちゃんの部屋からは音楽が聞こえてました。
すると、雷がホントに近くに落ちて停電しました。
私は思わず「きゃっ」と叫び、布団を被りました。
そのあとも雷が何回も鳴って、私は怖くて「お兄ちゃん」と呼びながら半泣きになりました。

兄「停電かよ・・みう寝た?」

私「お兄ちゃん、怖いよ~」

部屋に来たお兄ちゃんに布団から出てくっつきました。

兄「怖かったんか?一緒に寝るか?」

私「うん!」

お兄ちゃんの部屋に行ってベッドに。
少しすると停電は直りましたが、雷はやみませんでした。
するとお兄ちゃんが私の隣に。

兄「一緒に寝るとか久しぶりやな。ほんと雷、苦手やなぁ?」

私「怖いんだもん・・・。お兄ちゃん、腕枕して?」

兄「ん?甘えん坊さんやな」

私「へへへ。寒いのに毛布なしでよく寒くないね」

兄「ホットカーペットつけてるし、そこまでまだ寒くないしな。寒いか?」

私「少し」

そう言うとお兄ちゃんが私を抱き寄せてくれました。

私「・・・////」

兄「寒いか?」

私「んーん、温い♪」

お兄ちゃんの体温といい匂いがしてドキドキしました。

兄「おやすみ」

私「おやすみなさい」

朝の6時30分に起床。
お兄ちゃんはまだ寝てました。

(寝ている男の人って可愛いですね♪)

部活に行く準備をして行く前にお兄ちゃんのとこに行くと、半起きで寝ぼけているのか倒されて、「可愛いなぁ、行ってらっしゃい!」の後に軽くキスされました。
そしてお兄ちゃんはすぐにまた寝ました。
寝ぼけていたのだと思いますが、嬉しかったです♪

雷は嫌いですが、初めて天候に感謝しました。
休みだったらもっとお兄ちゃんと話したかったなぁ。