私は保育士をしている男性です。
今からウン十年前に20歳で仕事を始めたのですが、当時男性の保育士は
非常に珍しく、マスコミから取材を受けたりして注目の的でした。
新任の私は、毎日子ども達と体を目一杯動かしてあそんでいました。
というか、力量のない私はそれしかできませんでした。
保護者は当然僕より年上で、きっと私のことを「頼りない若い男」
くらいにしか見ていないと思ったのですが、それなりにがんばっている
私を認めてくれ、少しづつ子どもの話や悩み事などを相談してくれるように
なりました。
秋の親子遠足の時、担任クラスのお母さん(裕美さん)が僕にこう話しかけて
きました。
裕美「先生、遅くなったんですけど、暑中見舞いのハガキ出していいですか?」
私「ええ、いいですけど…、僕の住所知らないですよね?」
裕美「あっ、実は知ってるんです…」
私「あれ?教えましたっけ?」
裕美「いえ…、とりあえず送りますから…」
裕美さんは28歳でした。4歳と2歳の子どもの母です。
20代前半に見える若々しさと、笑うとえくぼの可愛い人でした。
結婚前に銀行に勤めていたときには、わざわざ裕美さんを指名して
預金をしていく人がいたそうです。
数日後、ハガキが来て、留守電に裕美さんからメッセージがありました。
「もうそろそろハガキは着きましたか?
電話番号と住所は電話帳で調べてしまいました。
突然こんな事をしてしまい、先生もビックリしたと思いますが、
自分でもこんなに大胆な行動にでたことを驚いています。
決して迷惑をかけるつもりはありませんので、あまり気にしないで
下さいね。ごめんなさい」
僕はとてもドキドキしました。
こんな経験はもちろん初めてだし、どうしていいか分かりませんでした。
当時遠距離でつきあっていた彼女もいたし…。
でも次の瞬間、僕は電話を手にしていました。
これが禁断の恋の始まりだったのです。
裕美さんが出ました。
僕はハガキが着いたことを伝えました。
裕美さんはあっけらかんとして
「ホントにごめんなさい。でもたまに電話かけてもいいですか?」
「ええ、いいですよ」
そんなやりとりをして電話を切りました。
それから半年ほどは、職場で顔を会わせるときは、
普通の園児の母と先生、電話では他愛のない話しをする
友達、そんな関係が続いていました。
どうやら裕美さんと旦那さんはあまりいい関係ではない様子。
愚痴ることはないのですが、言葉の端端に寂しい様子がうかがえます。
年度が替わって、5月にこんな電話がありました。
「今週末に夫が職場の慰安旅行に出かけるから
晩ご飯でも食べに来ませんか?」
悩みました。
生きたい気持ちは山々だけど、新年度も引き続き担任になり、
ここで家に行ってしまうと公私混同になってしまう
(電話してる時点でもう公私混同なんだけどね…)。
もしこの関係が誰かに知れたら「園児の母と不倫」なんてことになり
シャレにもならない。
「予定がはっきりしないからまた連絡します」
そういって、電話を切りました。
「もし行ったら、ご飯を食べてそのあとはもしかして…、」
そんな妄想に頭も股間も膨らんでしまいました。
散々悩んだあげく、次の日に電話をしました。
「行っていいですか?」と。
その日は夜の7時に行くことになっていました。
朝からソワソワと落ち着かないのは、言うまでもありません。
朝から2度もシャワーを浴びて、念入りに体を洗いました。
花屋に行って、バラの花束を買いました。
ビールも買いました。カッコつけようとして
バドワイザーのボトルを買ったりして…。
そして8時ちょうど、心臓の高鳴りを押さえて玄関のチャイムを押しました。
「ハーイ」
近所を気にしてか、小さい声で出迎えてくれました。
玄関に入り花束を差し出すと、裕美さんはとっても驚いていましたが、
「どうもありがとう!」と嬉しそうに受け取ってくれました。
おそるおそる家の中にはいると、二人の子どもはもう眠っていました。
「今日は頑張って日中外で遊ばせて、早く寝せちゃった」
と笑う裕美さん。
やばい!嬉しすぎ!!
今すぐにでも抱きつきたい衝動にかられながらも、
我慢して、晩ご飯をごちそうになりました。
もう、めちゃくちゃうまい!!
当時遠距離で付き合っていた彼女の料理なんて
問題外のうまさでした。
食べたあとはビールを飲みながら、互いの子どもの頃の
話しをして盛りあがりました。
時計はもう10時近くになっていました。
話題はだんだん裕美さん夫婦の話しになりました。
田舎で銀行に勤めていた裕美さんは、取引先の人だった
夫と知り合いました。
当時若かった裕美さんは、男性とつきあった経験もなく、
最初の相手だったそうです。
そして夫は会社を辞めてお店を開業。
しかしうまくいかずに間もなく閉店。
その後生まれた子どもは障害を抱えていました。
田舎にいては充分は教育を受けさせられない、と思い、
今のところに引っ越しし、夫は宝石会社に就職しました。
しかしそこもうまくいかず、転々と職を変え、今に至っています。
裕美さんはそんな夫に不満を持っていました。
家族は大切にしてくれる人だったのですが、物足りない思いがあった
ようです。
話しが途切れ途切れになり、沈黙の時間も増えてきました。
自分は裕美さんを好きになっていましたが、子どものの担任でもあります。
自分はどうしたらいいのか、分からなくなっていました。
裕美さんは私に何を求めているのだろう。
話し相手?それとも頼りたいの?
頭をぐるぐると思いが駆けめぐります。
そして時計が11時を回った頃、裕美さんはこう言いました。
「遅いからそろそろ寝ましょう」
奥の部屋に行き、パジャマに着替えた裕美さんがでてきました。
その姿を見た瞬間、僕の中で何かが弾けてしまったのです。
手を引かれ、私と裕美さんは奥の寝室に行きました。
そこはいつも旦那さんが寝ている部屋だそうです。
布団はひとつだけ敷いてありました。
布団の上に二人で立つと、裕美さんは電気を消しました。
それと同時に私たちは強く、強く抱きしめ合いました。
そこに言葉はありませんでした。
でも互いの気持ちはとてもよくわかっていました。
どちらからともなく、腕の力を抜くと
少し離れ、今度は唇を重ね合わせます。
長い、長いキスでした。時に激しく、時に優しく。
初めて触れる裕美さんはとてもスレンダーでした。
でもお尻や胸は肉付きがよく、今までつきあっていた
同年代の女性とはあきらかに違っていました。
「これが大人の女性なんだ…」
そう思いました。
裕美さんは先に私の服を脱がせてくれました。
私のあそこはもう押さえきれないほど固くなっていました。
全裸になった私は、裕美さんのパジャマのボタンを
一つづつ外していきました。
真っ暗でしたが、月明かりでかすかに裕美さんの胸や
体が見えました。
「胸が小さいから恥ずかしい…」
そういって裕美さんは恥ずかしがっていましたが、
私には裕美さんがとてもキレイで素敵に見えました。
全裸になった二人は熱く抱きしめ合いながら
布団の上に倒れ込んでいったのです。
裕美さんは見かけによらず、積極的でした。
私の上にのり、唇から首、耳、体、と愛撫してくれます。
時々漏らすため息のような声に、私はますます興奮しました。
フェラもすごく上手で、激しく首を振りながらしてくれます。
まるで全てを忘れるかのように、ただひたすら激しく…。
次に私が上になりました。
裕美さんはとても感度が良く、耳や乳頭、背中が感じるようでした。
あえぎ声はいつも聞く可愛らしい声ではなく、
ちょっと低音の大人の声でした。徐々に下の方に唇を這わせ、
ついに裕美さんのあそこに到達しました。
触る前に既にぐしょぐしょに濡れていました。
子どもを二人産んでいるせいか、きつい感じはありませんでした。
指を入れると激しくのけぞりながら、裕美さんは感じていました。
天井にぶつぶつがいっぱいあり、そこを指でこすると
いっそうよがり声をあげました。
指を1本から2本、3本と増やしていくとますます感じてしまい、
裕美さんはまもなくイッてしまいました。
私の指は愛液でぐっしょり濡れていました。
放心状態の裕美さんを私は強く抱きしめました。
そうしたら裕美さんは固くなっている私のあそこを手にすると
自分のあそこに招き入れてくれたのです。
一応ゴムは持っていったのですが、出す余裕もなく、
僕と裕美さんはひとつになりました。
裕美さんは何度イッたかわからないくらい感じていました。
私もこんなに気持ちいいSEXは初めてでした。
どのくらい一緒だったかはわかりません。
長い長い時間愛し合った私たちは、私が裕美さんのお腹に
射精して、営みを終えました。
「このままずっとこうしていたい」
心の底からそう思いました。
抱き合ったままいつの間にか私は眠りについていました。
朝起きると、隣に裕美さんはいませんでした。
隣の部屋で子ども達の添い寝をしていました。
そんな姿を見て、私はますます裕美さんのことが好きになりました。
その日以降、私と裕美さんは時間を作っては愛し合いました。
子どもが帰った後、休み時間になると、私は車で10分ほどの
裕美さんの家に向かいました。
ベランダが見える場所に車を止めて待っています。
裕美さんは黄色いハンカチを物干しにつけたら、子どもが昼寝をした
から入っていいよという合図なのです。
家にいられる時間はおよそ30分くらいでした。
それでも週に3-4日は行って、愛し合いました。
裕美さんが生理中は口でしてくれました。
「口の中に出していいよ」
そういわれたのも初めての出来事でした。
安全日には中だしもさせてくれました。
つきあっている彼女はそんなことはさせてくれません。
裕美さんの大人の魅力と相性の良いSEXに私はすっかり
のめり込んでしまいました。
旦那さんは朝5時30分には仕事に出るので、
その時間に待っていて、朝の6時から愛し合うこともありました。
私が平日に年休を取り、子どもを園に預けている間、
デートをしたりもしました。
夜に友達と飲みに行くと嘘をついて、ふたりで近郊の街に
ドライブに行ったこともありました。
今思うと、よく誰かに発見されなかったモノだと思います。
そんなスリリングな関係は1年以上も続きました。
私は自分のアパートの合い鍵を裕美さんに渡していました。
時々私の家に来て、片付けをしてくれたり、晩ご飯を作っておいてくれたり、
通い妻のようなこともしてくれました。
ある日、休日に裕美さんの家に行き愛し合っていると、
仕事に行っているはずのだんなさんが突然帰ってきたではありませんか。
「あー、もう終わりだ…」
私は頭が真っ白になりました。
あわてふためく私をよそに裕美さんは靴を玄関から持ってきて、
ベランダに隠れるように言いました。
私は片手でベルトをしめ、片手に靴を持ち、ベランダへ。
裕美さんは玄関を開け、何やら旦那さんと話しています。
私はドキドキしながら待っていました。
数分してからベランダの窓が開き、裕美さんが手まねきをしました。
旦那さんはトイレに入っているからその隙に外に出て、ということでした。
そのまま会話もなく、家に帰りました、
数日して裕美さんと話しをすると、
旦那さんは帰ってくる時は鍵を自分で開けないし、家にはいるとまず
トイレに入るので大丈夫だと思ったというのです。
うーん、さすが裕美さん。しっかりものだからそうなんだろうけど、
裕美さんにわかってもらえる旦那さんにちょっとジェラシーを感じたりする
自分もいました。
なんとか事なきを得た私たちでしたが、それから数ヶ月後、今度は
私のアパートで事件は起こりました。
そしてそれは私たちの関係に終止符を打つ結果になってしまうのです。
平日の昼間、私のアパートに掃除に来てくれた裕美さんは、
机の上にあるカレンダーに彼女と会う予定を書いていたのを見つけて
しまいました。
彼女がいることは話してなかったのです。
その時はそのまま私に言わずにいた裕美さんでしたが、
別の日に僕の家に彼女から電話がかかってきた時に裕美さんが家にいて、
その電話をとってしまったようなのです。
そしてふたりで私のことを話し、なんと私がいないときに会ったと
言うのです。
どんな話しをしたのかはどちらにも聞いていません。
ただその日を境に彼女とも裕美さんとも会うことはなくなりました。
最後に裕美さんに会って、その事実を聞かされた時は愕然としました。
裕美さんは泣きながら私の頬をぶち、僕は何も言葉を返せないまま帰りました。
貰った手紙には「もうこんな風に女の人を悲しませることはしないで」
と書かれていました。
最後まで裕美さんは大人でした。
それから今の妻と付き合い、結婚をし現在に至るわけですが、
今思っても裕美さんは僕の中で最高の女性でした。
もう少し早く、お互い独身の時に会えていたら…、
そう思うと本当に切ない気持ちになります。
その後しばらく音信不通でしたが、数年前からは年に数回メールをやりとり
をすることがあります。「会いたいなぁ」と思ってメールでかまをかけても、
裕美さんはいつも大人の対応をしてくれます。
「私は本当にいい女性と出会えたなぁ」
それだけでも満足しなくちゃいけないなぁと思っています。
以上で裕美さんとの恋の話しは終わりです。
さいごまで見てくださってありがとうございました。