私は畿内某漁師町の育ちで実家も漁師でした。
昭和最後の冬、23歳になった私の姉(佳子)の結婚が決まって、旦那さん(当時は彼氏)と一緒に実家に挨拶に来たときのことです。
両親が、地元の漁師の寄り合いにも二人を紹介しようと言い出し、急遽その日のうちに段取って、公民館で宴会を開くことになりました。
この寄り合いは『さくら会』といって、漁の仕事はもちろん、家族で一緒に旅行に行ったり忘年会をしたりするなど、いわゆる家族ぐるみの付き合いをしている漁師仲間の集まりでした。
私の親父はさくら会の幹事的な役割を担っていました。
さくら会の皆さんには、子供の頃から可愛がられていました。
特に姉はメンバーの子供の中で年長であり、また容姿も良かったため、大人からは最も可愛がられていたと思います。
色白で背も高く、元モーニング娘の吉澤ひとみのような感じだと思います。
5つ離れていましたが、私からしても自慢の姉でした。
その娘が結婚するとなれば、みんな自然と集まってくれたのでした。
4家族21人の大宴会になりました。
宴会で姉は、子供の頃からよく知っているおじさんやおかみさんたちにチヤホヤされ上機嫌でした。
彼氏さんも「都会の子はかっこええなあー大学出てんやて?賢いわぁ」などと酒を勧められ、いい気分になっているようでした。
漁師の連中っていうのは言葉が乱暴で見た目もいかついけど純朴で気風がよく、彼氏さんもすぐに打ち解け、ついつい飲みすぎてしまったようです。
漁師たちも、長期間の遠洋漁から今朝帰ってきたばかりで、めでたい知らせと重なって、「久しぶりの酒がいつもより美味いわ」と気分がよかったみたいです。
宴もたけなわになり、気がついたらいつものように宴会部屋の横の布団が敷き詰められた大部屋に、みんなで寝ていました。
ところが・・・、まだ宴会の部屋に残って話をしている人が数人いました。
耳を澄ますと、話をしているのは姉と2人のおじさんだというのが分かりました。
ただ、さっきまでの和やかな雰囲気ではなくて、少し強い口調で何かを言い合っているようでした。
「・・・おっちゃんら呑み過ぎ、寝る、寝る、もういいって」
「まぁーだ早いわぁほれ、佳子が全然呑んでへんだけやぞぅ」
「やっもう、あかんて・・・あっいや」
ちょっと、普通じゃない雰囲気に怖くなりました。
襖を開けて覗いてみると、姉が立ち上がろうとするのを、なんと背後からおじさん(佐々木さん)が羽交い絞めにして防いでいました。
あまりの光景にあっと思い、助けるため飛び出そうと思いましたが、なぜか(本当になぜか判りませんが・・・)体を動かせずに、襖の手前で固まってしまいました。
そうこうしているうちに、もう一人のおじさん(川田さん)が手拭いの真ん中に結び目を作って、その部分を姉の口の中に押し込んで猿轡にしました。
姉は逃れようと暴れましたが、羽交い絞めの状態から仰向けに倒されて、押え付けられ、身動きが出来ません。
川田さんは猿轡の結び目に日本酒を注ぎ始めました。
1杯・・・2杯・・・3杯・・・。
姉は咳き込んでいましたが、どんどん日本酒を口内に染み込まされていきます。
コップ5杯ほど猿轡に注がれた頃には、姉の抵抗は力の無いものになっていました。
いつもはピンク色の頬が、真っ赤になっています。
川田さんは姉のスカートを捲り、黒の厚手のパンストを真ん中からビリビリと破りました。
黄色いパンツが露わになりました。
川田さんはパンツの左右の紐をほどき、自分もズボンを脱ぐと、ほとんど間を置かず姉の上に覆いかぶさりました。
「んんーー、んうーー、ううーーーっ」
「静かにナ・・・。旦那とみんながそこで、ほら隣で、寝てるさかいな、佳子」
優しい口調とは反対に、姉の股間に激しく腰をぶつけていました。
佐々木さんのほうは片手で姉の両手を畳に押さえつけながら、もう片方の手で日本酒を猿轡に垂らし続けていました。
何杯も、何杯も。
「ンー、ンン、ング、ンフ、ンフーーー、フンッッ」
「佳子、可愛いで、佳子!んぬんんん!」
川田さんの激しい腰振りが止まり、尻の筋肉をゆっくりと窄める動きに変わりました。
時間を掛けて、何度も何度も姉の上で尻を窄めていました。
やっと川田さんが離れると、川田さんは姉のセーターとブラジャーとスカートを取り、猿轡を外しました。
その間に全裸になっていた佐々木さんが、あられもない姿になった姉に、乗りかかります。
背の低い佐々木さんは姉の首筋やワキをべろべろと舐めていました。
日焼けした筋骨隆々の背中にたくさんの汗をかき体中から湯気を立たせていました。
「ええのんやろ、ええのんやろ?佳子?なぁ?フウフウフウ」
「ンー、いや・・・いややってもう、おっちゃん・・・ハー、ハー、ハア・・・」
「あんな旦那なんか屁ぇやろがッフウフウ、ハアハア、チュッ」
「ハア、ハア、豪ちゃん(彼氏)のほうがいい・・・!アハン、でんき・・・消して・・ハアン」
「可愛いなあ、可愛ゆなったなぁ、佳子ええわぁ佳子」
川田さんがそう言うと、蛍光灯を消し豆電球にしました。
「フウ、フウ、佳子、佳子、ンンン、チュッチュッ」
「チュッ・・・チュッ、おっちゃん、アン、豪ちゃん、ハア、ハア・・・、チュッ・・」
「フウフウ、佳子、チュッ・・・、豪ちゃんちゃうで、チュッ、チュッチュッ」
「ハアおっちゃん、アハン・・硬い、おっちゃぁん、アアー、おっちゃん、おっちゃん、アッアッアッ」
佐々木さんの腰振りが、一段と激しくなってきました。
姉のアッアッという声が佐々木さんの腰振りと完全に同調してきました。
姉は両手で佐々木さんの頭を抱き締めました。
パンストに包まれた長い足が佐々木さんの腰に絡みつきました。
そして姉が一際大きな叫び声をあげて、佐々木さんを抱き締めました。
ほとんど同時に、佐々木さんもうめき声を上げ、腰の動きが止まりました。
佐々木さんは全身で息をしながら覆いかぶさったまま、お尻を長い間くいくいと動かし続けていました。
姉はその間中、両手両足を佐々木さんの背中の後ろで交差させてしがみつき、佐々木さんの唇やおでこを夢中でチュッチュッと吸っていました。
事が済んで服を着た姉が、私と彼氏さんの間の布団へ眠りに来たとき、ものすごく強くお酒の匂いがしました。
姉は彼氏さんには背を向け、私のほうを向いてすぐそばで、寝息を立てて寝入ってしまいました。
私は姉の寝顔をまともに見ることができず、反対側を向いて布団に潜りました。
次の日起きたら、二人を祝うための大きなケーキが用意してありました。
「昨日慌てて注文したんやでぇ~。朝からケーキゆうのもなんやし、みんな昼過ぎ食べてや」
佐々木さんがそう言うと、みんなドッと笑って、姉と彼氏さんは少し照れていました。
佐々木さんも川田さんも姉も、ほかのみんなもいつもと何も変わりませんでした。
私も努めて普通に振舞うようにし、あれは夢だったんだと自分に言い聞かせました。
それでもやはり、記憶が消せるわけではありません。
あれから時は流れ、21年が経ちました。
私も一端の漁師となり、当時の川田さん佐々木さんぐらいの年齢になりました。
その川田さんと佐々木さんはもちろん引退し、還暦を過ぎたおじいさんになりましたが、今でもさくら会は健在で、さらに孫の代まで集まる大集会になっています。
姉は40代半ばになりましたが、今も美人で、娘(姪)が今年成人します。
姪は、姉とは違って色白ではないし背も低いですが、顔立ちは姉そっくりの美人です。
里帰りで姉に連れられてくるその姪を見るたびに、あの夜、佐々木さんと川田さんに犯されていた美しく若い姉の姿と、ついつい重ねてしまうのです。