記憶がはっきりとしているわけではないけど、当時住んでたマンションは14階建ての14階の角部屋だった。
親と同居してた頃の話なんだが、親父はハム無線に凝ってて、ベランダに長いアンテナを立てていた。
遠くの、普通じゃあ拾えないような電波を拾って、ヘッドホンでふむふむと聞いたりするのが趣味だったらしい・・・。
消防無線とか、北朝鮮放送とかアメリカ軍基地のFM局とか。
詳しくない俺からするとそこまでしか説明できないけどw
ある日、親父たちは旅行に行き、家に俺1人。
いつも親父から「弄るな!」と言われてたけど、興味本位でヘッドホンつけてこそこそと聞いてみた。
そこは俺の知らない世界だった。
情報量は凄まじく、色々な音楽が聞こえて、何語か理解できない色々な言葉が飛び交い、俺は一瞬にして魅了された。
トラック同士の無線やタクシーの配車手配、かと思えばどっかの国の外国語が聞こえてくる。
一通り聞いて喉が渇いたのでヘッドフォンを外そうとすると、「さぁ、あなたのいやらしいちんちんを・・・」と聞こえた。
“エロい声”には敏感に反応する年頃だったw
俺はボリュームみたいな微調整するやつをピタリと止めた。
そして聞き入ってしまった。
「そうですよ、大きくなったあなたのちんぽ!そう、ちんぽをしごきなさい」
女が誰かに命令している。
まるで電話みたいな感覚。
立て続けに・・・。
「もっと早く!いやらしいお汁が出てるわよ」
「何を考えてしごいているのかしら?」
「ほら、もうパンパンにちんぽが膨れてるわよ」
この、わざと連呼してるとしか思えない「ちんぽ」にいやらしさが滲み出てて、つい相手を想像してしまう。
「イキそう?ダメよ!我慢なさい!」
ヘッドフォンを耳にぎゅっと押し当てて聞き入ってしまう。
当然、エロ声に自分のはムクムクと成長する。
ズポンから出してしごきたい気持ちにさせられる。
けれど、こんなエロ放送を流してたら話題にもなるし、有料放送な訳ないし、どんなカラクリがあるのか知りたくなる。
その女は誰かに話し掛けるようにしゃべってる。
「私のおまんこ見たいの?見ながらちんぽしごくの?」
「贅沢な子ね、なら見せてあげるわ、ぐちゅぐちゅに濡れた私のおまんこ」
「どう?濡れて綺麗でしょ?ちんぽ入れたい?」
「ダメよ!あなたには自分の手がお似合いよ、フフフ」
ヘッドフォン越しに、「もしも~し!」と言いたくなる。
おかしい、相手がいないのに話してるなんておかしい!
もしかしたらオナニー電話か何かなのだろうか?
そう思った瞬間、男の人らしき声が聞こえた。
「んぐっ」
なにか低く曇ってて声にならない声。
何を言ったかは聞き取れないほどの短時間、一瞬だけの出来事。
俺は、(うはっ!これは!オナニー電話だ!)と思った。
エロ本の後ろとかに出てる◯◯ダイヤルみたいな類だと直感した。
俺は聞き入った。
男と、その偉そうな口調の女の会話に。
「精液が出そうなら我慢しなさい!」
「あら?何も答えられないくらい気持ちいいのかしら?」
「裸でしごいてる姿を見たら私も興奮してきたわ」
「私もこの大きくなったクリトリス・・・濡れてびちゃびちゃのおまんこを擦るわよ」
「あぁ!あぁ~!」
俺はもうフル勃起。
「ちんぽ、あなたのちんぽ、いやらしいお汁がいっぱい、ヌルヌルね」
「しごきなさい、私のおまんこ見ながらしごきなさい!」
「あなたのいやらしいちんぽから出る精液を私に掛けていいのよ」
もう「ちんぽ」「ちんぽ」の連発で吹いてしまうwwww
当時人気だったAV女優の黒木香みたいな言い方。
「う・・・あぁ」
これまた小さい声で男の人らしき人が囁く。
イッたのか?
わからない、どうなってんだ?
「今、いやらしい声が聞こえたわ、精液が出たのかしら?」
ピー!
いきなり耳の中に入ってくるデジタル音。
何かボタンを押しているようだった。
「あら、出しちゃったのね、お仕置きね!横になりなさい!」
出たのがピー音でわかるものなのだろうか?
不思議だった。
「次は私の中でいっぱい我慢した後、『よし』と言ったら出すのよ」
「そのいやらしいビクビクしてるちんぽからいっぱい出しなさい」
俺もボタンを押したい・・・。
でも俺は人の会話を盗み聞いているだけなんだ。
いけないことしてる・・・やばいんじゃないか?
その秘密っぽい感じが堪らなくなってた。
「ほら、入れなさい!あなたのびくんびくんのちんぽを早く!」
しばらく無言が続くが・・・。
「そうよ!そう!いやらしいびくびくちんぽが私の中に来たわ」
「お、奥まで・・・あぁそうよ!もっと突いて!」
「あぁいい!こんなエロちんぽに私、犯されてる!」
なんて言うのかな、想像力を掻き立てよう掻き立てようとする話し方。
実際かなり上手だと思った。
「イキそうなのがわかるわよ、大きく膨らんできたわ」
「だめよ!まだ!クリトリスも摘んで!こねくり回して!」
「そう!いいわ!もっとよ!私を気持ちよくしなさい!」
「あぁ、激しいわ!イクわ、先にイクわよ!」
「あぁイクイク!」
「あなたも出していいのよ!いっぱい出しなさい!」
「中に、私の穴の中にいっぱいいやらしい精液を注ぎなさい!」
まるでエロ漫画を脳内で再生している気分だ。
「あぁ!ちんぽいいの!凄いわ!」
「中に出しなさい!搾り取ってあげるわよ!」
「そう、突いて!一番奥で出しなさい!いやらしい精液で犯して!」
すると男の人らしき声が小さく、「ッッァ!」と言った。
「出てる!出てるわよ!いやらしいちんぽがびくんびくんしてる!」
「いっぱいね!偉いわ、私のおまんこから溢れてるのわかる?」
「こんなにいっぱいのいやらしいお汁が・・・」
「満足したかしら?私のおまんこに出した感想はどう?」
もうこの時点で俺はハァハァしてた。
するとまた、ピーという電子音。
「もう帰るのかしら?」
「じゃお掃除フェラしてあげるわ、座ってじっとしてなさい」
何かを咥えるような音がじゅるじゅるとヘッドフォンから聞こえる。
しばらくして無音になり・・・。
「またいやらしい精液を溜めて、私のおまんこに吐き出しにきなさい」
「それまで自分でしごいちゃダメよ!」
「いつでもいいのよ、私のおまんこは濡れてぐじゅぐじゅよ」
「フフフ、恥ずかしがりやのエッチな子ね、またいらっ」
ピーーー。
電子音がまた鳴り、今度は無言になった。
しばらくすると雑音に切り替わり、何も聞こえなくなった。
(オナニーじゃ満足できない!)
俺は、年上の女の人が相手をしてくれる風俗店へ出かけた。
そして、あのプレイそのままに、「ちんぽちんぽ」を連呼してもらい、「おまんこ」と言わせて似たようなプレイをした。
当時の俺にとっては衝撃的な出来事だった。
その後、父親には内緒で何度か試したけど、あれ一度きりで、引越しするまで二度と聞けなかった。
俺が年上好きのM男になってしまったのも、この事があってからだと思う。
思い出すと今でもゾクゾクする。