相変わらずおっぱい出したままのお母さん

日曜日の朝、コンビニに行った。
買い物を済ませて車に戻ると、隣にランクルが停まっていた。
俺が車に乗り込もうとした時、助手席の窓が開き、赤ちゃんを抱いた女性が話し掛けてきた。
後ろの座席の若い男性と地図を見ながら、道を尋ねてきたのだ。
説明しようと車の中に目を向けた時、気が付いた。

(え?!おっぱい・・・)

そう。
赤ちゃんにおっぱいを飲ませている。
セーターを胸まで捲りあげて、赤ちゃんに乳首を含ませている。

(普通、そんな格好で他人に話し掛けるかぁ?)

ただし、後ろに旦那さん(らしい人)がいるので、あからさまに見ることもできない。
赤ちゃんの頭があるので乳首がモロに見えているわけではないが、柔らかそうな乳房はほぼ全容が見えている。
大きめの乳輪は赤ちゃんの小さな口では隠しきれず、端っこがチラチラと覗いている。
そればかりか、息継ぎでもするのか、赤ちゃんは時々乳首を離してしまうので・・・。
授乳期にしては小さめの乳首がプルンと飛び出す。
お母さんは、さして気にする様子もなく、指先で乳首の付け根辺りを押さえながら、赤ちゃんの口に含ませる。

嫁さんのおっぱいを他人に見られて平気なんだろうか?
ジロジロ見て、旦那が怒り出したら大変。
もしかしてこの夫婦、露出趣味で、俺はカモにされてるのか?



色々と考えながらも、やはり目はおっぱいに向いてしまう。
それにしても、お母さんも後ろの旦那さん(らしい人)も、全然気にしているようには見えない。

ほぼ道順の説明が終わった頃、店からもう一人、男性が出て来た。
こちらはガッチリした体格で、サングラスを掛けていて凄みがある。
ハッキリ言って怖そう。
どんどん近付いてきて、俺は少しビビっていた。
その男は運転席に乗り込んだ。
どうも、こっちが旦那さんぽい。

「こちらの方に道を教えてもらったから。大体わかったよ」

相変わらずおっぱい出したままのお母さん。
男に道順を簡単に説明する。
運転席の旦那さん(たぶんこっちがそう)は、「あぁ、そう。すんません、おおきに」と、意外と愛想よく俺に礼を言うと、何事もなかったかのように、おっぱいに吸い付いている赤ちゃんに見入っている。
俺は、おっぱいには大いに未練があったが、早々に自分の車に逃げ込んだ。

その後も2人の男性は、おっぱい出したお母さんを間にして普通に会話をしている。

なんなんだ?!コイツら。
全然平気みたいだし・・・。
にしても、この3人(赤ちゃんを入れると4人)は、どういう関係なんだろう?